■2023年4月号

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バイオジャーナル

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●企業動向
●ユーグレナ社がバイオ燃料の大規模製造プラント建設へ

 東大発のベンチャー企業ユーグレナ社は、2月17日、マレーシアでバイオ燃料の大規模な製造プラントを建設すると発表した。同社は、理化学研究所、環境資源科学研究センターなどと共同で、ゲノム編集技術を用いて遊泳しないユーグレナを開発し、生産効率がアップしたという。それを用いたバイオ燃料工場の建設が考えられる。〔日経バイオテク2023/2/20ほか〕
●カルタヘナ法
●東工大元学生らがGMメダカを無断で学外持ち出し

 文科省は3月8日、東京工業大学に対してGMメダカが学外に持ち出されるなど不適切な取り扱いがあったとして、厳重注意を行った。このメダカの種類はミナミメダカ(学名Oryzias latipes)で、持ち出したのはGM淡水魚を扱う研究室に在籍していた元学生。文科省は同大学に対し、生物多様性条約のカルタヘナ法への理解が欠けていたとして、指導を徹底するよう求めた。また警視庁は3月6日、被疑者5人を逮捕し、さらに4人を書類送致した。9人はいずれも、無許可でこのGMメダカの飼育、運搬、販売、一般河川への廃棄をしたカルタヘナ法違反に問われた。カルタヘナ法違反での逮捕者は今回が初めてである。