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ニュース
●遺伝子ドライブ
●カナダ政府専門委員会が遺伝子ドライブ技術に警告
カナダ保健省は、遺伝子ドライブ技術を用いて遺伝子操作した昆虫の野外放出に関するカナダ学術評議会の報告書を公表した。この報告は環境保護団体の求めにより検討されたもので、「遺伝子ドライブ技術を用いた昆虫の野外放出は生態系に重大な影響をもたらしかねない」と結論付けた。これを受けて環境保護団体は、この報告に沿って真摯に対応するようカナダ政府に求めた。〔CBAN 2023/11/8〕
●企業動向
●バイエル社が農業関連部門の分離を検討
独バイエル社の新しい最高経営責任者(CEO)は、同社の農業関連部門を分離する方向で検討している、と述べた。これは旧経営陣による米モンサント社買収が失敗したことを如実に物語っている。最も打撃を被ったのは、除草剤ラウンドアップの価格下落と、米国で進行しているPCBやラウンドアップの被害者による訴訟である。新経営陣は、製薬、消費者向け健康事業、農業部門の3部門に分離することを提案するという。〔Bloomberg 2023/11/9〕
●ユーグレナが本格的な製造プラント建設へ
微細藻類ユーグレナから抽出される油脂を用いてジェット燃料、バイオディーゼル燃料、バイオナフサづくりを進める東大発のベンチャー企業ユーグレナ社が、横浜市にある実証プラントを閉鎖し、マレーシア、イタリアの企業と共同で、マレーシアに本格的な製造プラントを建設する。〔日経バイオテク・オンライン版 2023/11/2〕
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