■2007年7月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(5月11日〜6月10日)報道媒体発表時



5月11日・ケンブリッジ大学とアングリア・ラスキン大学研究チーム、DNA解析により、アフリカから渡ってきた新人がアボリジニの直接の祖先と確認されたと発表。人類はすべてアフリカ誕生の新人を共通の祖先としていることが裏付けられた。
12日・自然科学研究機構基礎生物学研究所グループ、受精後の卵において組織細胞が心臓や骨格筋などの器官を作るための正しい位置に動く仕組みを解明。
16日・北大遺伝子病制御研究所チーム、ピロリ菌が、胃がんなどの病を引き起こすことに関与するタンパク質「PAR1」を特定。
・海洋研究開発機構、深海貝(シマイシロウリガイ)の共生細菌ゲノムを解読。
17日・米ペンシルベニア大のグループ、傷跡から毛髪再生に成功。
18日・農業環境技術研究所は今年度の栽培計画を発表、3年計画のGM大豆とツルマメの交雑調査の最終試験を行う予定。
19日・遺伝子組み換えウイルスを無届けで使用していた、千葉県がんセンター、広島大、シゲタ動物薬品工業(富山県)に文科省が厳重注意。
27日・体外受精で生まれた女性、2003年に自然妊娠で男児出産。
28日 ・ニュージーランドの乳業大手が「低脂肪乳を出す牛」を研究。商品化されるまでには5〜10年の見通し。
・理研、シンガポール国立大学病院と共同で、肺がん治療薬「イレッサ」有効性確認の臨床研究を実施。
・理研・再生科学総合研究センターの研究チーム、ES細胞を大量培養し、効率よく大脳の細胞にすることに成功。
29日 ・国立感染症研究所、5月21日から27日までに約450の医療機関から報告された15歳以上のはしか患者は82人となり、1999年の調査開始以来過去最多の前週を上回ったと発表。
30日 ・京大と米カリフォルニア大サンディエゴ校などの研究グループ、細胞間でイオンや低分子物質などをやりとりする筒状の通路「ギャップ結合」の立体構造の1つを解明。
・東大大学院研究グループ、イネのバイオ燃料産業化プロジェクト発足。
31日 ・中外製薬、異常行動や突然死との関連が指摘されているインフルエンザ治療薬「タミフル」を服用後も、外国人約800人の心電図に異常が見られなかったとの調査結果を、厚労省の専門家作業部会に報告。
6月1日 ・インドネシアでH5N1型鳥インフルエンザ死者78人に。
3日 ・ベトナムで1年ぶりにH5N1型鳥インフルエンザによる死者。
5日 ・国の特別天然記念物タンチョウ(絶滅危惧種)約100羽の死がいから、一般の野生鳥類の約300倍に相当する、最高340ppmの水銀が検出され、深刻な水銀汚染が進んでいることが判明。
・厚労省発表、4月1日から5月26日までのはしかによる休校・学級閉鎖103校、閉鎖直前の患者数1264人。
6日 ・厚労省研究班、末期がん患者の終末期を、複数の医師が繰り返し診察するなどした結果「余命3週間以内と判定されたとき」と定義。指針の目的を「終末期の患者が、尊厳ある死に至るプロセスを選択すること」とする試案発表。
7日 ・国立遺伝学研究所と東大など、ニホンメダカのゲノム解読。8割がヒトゲノムと類似。
8日・韓国、体細胞クローン牛に孫、第3世代出産に成功。
・農業生物資源研、GM大豆、トウモロコシの栽培試験スタート。一般の人にGM技術を考えてもらうため、研究員との意見交換を予定。