■2008年3月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(1月11日〜2月10日) 報道媒体発表時



11日・昨年中国でH5N1型鳥インフルエンザ感染死者の父が発症したのは、ヒトからヒトへの感染と確認。中国で初。
13日 ・EUの欧州食品安全庁、クローン家畜食品容認の報告書を公表、5月に最終決定の予定。
14日 ・韓国、亜洲大学医学部の郭秉周教授らチーム、開発の脳卒中新薬、FDA臨床試験で安全性立証。
15日 ・国立遺伝学研究所、魚の特定の神経回路を生きたまま可視化・制御に成功。
・インフルエンザ治療薬タミフル服用と異常行動に関する厚労省研究班の解析が誤りだった可能性が明らかに。服用者の異常行動は半減したのではなく、重い異常行動は1.7倍に。
16日 ・米FDA、クローン家畜に関する最終報告。事実上の「安全宣言」。
18日 ・米のベンチャー企業「ステマジェン」社、ヒトクローン胚作成に成功と発表。
・中国広西チワン族自治区、メスのクローン水牛が誕生。
・日本学術会議、代理出産全面禁止を求める報告書案まとめる。
・英政府のヒト受精・胚機構は、核を除いた動物の卵子にヒトの細胞核を注入する「ヒト性融合胚」の作成実験を2件正式承認。
22日 ・東大チーム、エボラウイルスの無害化に成功。
・京大と阪大、iPS細胞で心筋再生目指し、共同研究。
23日 ・日本赤十字社の調査開始以来初めて、HIV感染者の献血、年100件突破。
・遺伝子情報サービスのベンチャー企業米23andMe、米国に続きカナダと欧州でも遺伝子情報サービス開始と発表。
・京大、「iPS細胞研究センター」設置、山中教授を責任者に。
・文科省専門委、ヒトクローン胚研究解禁に向け報告書まとめる。
25日 ・理研、生きたマウスの特定の神経回路を遮断したり回復したりする技術の開発に成功と発表。 
・米民間チーム、細菌「マイコプラズマ・ジェニタリウム」のゲノムDNAの化学合成に成功。
31日 ・東京工業大らチーム、ヒトゲノムに存在する二万数千個の遺伝子が、相互に干渉せず秩序を維持して働く遺伝子制御の仕組みを解明。
・インドネシアのH5N1型鳥インフルエンザ感染死101人に。
・中国製餃子から有機リン系殺虫剤「メタミドホス」検出。餃子を食べた人の7名が一時重症、女児1名が重体。
2月2日 ・中国餃子の「メタミドホス」混入は、基準の100倍。
・東京小平の国立病院、ノロウイルスで19人発症、1人死亡。
・文科省生命倫理・安全部会、iPS細胞や体性幹細胞から精子や卵子などの生殖細胞を作成する研究を当面禁止の方針。
3日 ・サントリー、1月31日に農水、環境両省の承認を受け、遺伝子組み換え「青いバラ」を2009年に切り花として発売へ。
4日 ・京大と理研ほかチーム、ヒトES細胞から視細胞作成に成功。
・理研ほかチーム、「筋委縮性側索硬化症」の進行速度を左右する細胞発見。
6日 ・理研チーム、マウスのES細胞から赤血球のもとになる細胞株作成に成功。
・英ニューカッスル大チーム、体外受精の過程で、卵子の核を第三者の卵子に入れ、3人の親のDNAからヒトの胚を作成。