■2009年4月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(2月11日〜3月10日)報道媒体発表時



11日・農業生物資源研究所と中国西南大学共同研究チーム、蚕のゲノム(全遺伝情報)の塩基配列をほぼ解読。
12日 ・ドイツのバイエル・シェーリング・ファーマ社、特許出願中のiPS細胞(人工多能性幹細胞)に関する権利を、米バイオベンチャー「iZumi Bio(アイズミ・バイオ)」に譲渡。
13日 ・阪大医学系研究科チーム、iPS細胞を使い、マウスの心筋梗塞の病状の改善に世界で初めて成功。
・米メリーランド大やJ・クレイグ・ベンター研究所などの研究チーム、風邪をもたらすヒトライノウイルス(HRV)の、血清型の違いによるゲノムを解読し、進化系統を明らかに。
・東大医科学研究所チーム、エボラ出血熱のワクチンを開発し、マウス実験で効果を確認。
19日 ・厚労省、08年の国内の新規エイズウイルス(HIV)感染者1113人と発表。6年連続で過去最多。
20日 ・香川県立中央病院で昨秋、不妊治療中に体外受精をした20代女性の子宮に、間違って別人の受精卵を戻した可能性があり、妊娠9週目で人工妊娠中絶をした事実が判明。
・iPS細胞の増殖に、動物の細胞を用いず、ゲル状の化合物を使う作製法を首都大学東京などの研究チームが開発。
23日 ・ベトナムでH5N1型鳥インフルエンザ感染で女性が死亡。
24日 ・内閣府食品安全委員会・新開発食品専門調査会、体細胞クローン技術で生まれた牛や豚とその子孫について、「従来の繁殖技術による牛や豚と同様、食品として安全」とする評価書案了承。
・米ハーバード大などの研究チーム、H5N1亜型鳥インフルエンザや1918年のスペイン風邪の原因ウイルスの感染を防ぐ、ヒト抗体を特定。
25日 ・農水省、大豆加工食品の意識調査を発表、8割近くの消費者がGM大豆食品を拒否。
・国際アグリバイオ事業団発表、2008年に世界で栽培されたGM作物の栽培総面積、過去最高の1億2500万ha。
26日 ・熊本大などの国際研究チーム、変異により、人間の免疫が効きにくいエイズウイルスが増加していることを解明。
28日 ・花粉症緩和米、厚労省の医薬品としての開発指定を受け、研究が頓挫。2009年度は栽培一時休止。
・豊橋で84年ぶりにH7型鳥インフルエンザ感染を確認。後に、弱毒性H7N6亜型と判明。
3月2日 ・iPS細胞を、ウイルスを使わずに、英国とカナダの研究チームが人間の体細胞から作製。
・慶大チーム、マウスのiPS細胞から角膜の上皮細胞作製。
5日 ・東大医科学研究所の研究チーム、血液からのiPS細胞作製。
・インドネシアの鳥インフルエンザ感染死者、累計119人に。
6日 ・慶大チーム、iPS細胞を、神経細胞のもとになる人間の「神経幹細胞」に2種類の遺伝子を入れて作った。
・米国チーム、パーキンソン病患者の皮膚からiPS細胞を高品質で作製。
7日 ・がん関連遺伝子を含む4つの遺伝子でつくったiPS細胞をもとにして生まれたマウスの約6割が、約1年後にがんになったことを、京都大教授・山中伸弥が明らかにした。
・iPS細胞から止血作用がある血小板の作製に、東大のチームが世界で初めて成功。
9日 ・東大医科学研究所チーム、iPS細胞を用い、マウスの体内での腎臓を作製。
10日 ・オバマ米大統領、ES細胞(胚性幹細胞)研究への助成を解禁する大統領令に署名