Why not, I said; but will he come?
He will be sure to come, he replied.
He came as he was bidden, and sat down between Critias and me. Great amusement was occasioned by every one pushing with might and main at his neighbour in order to make a place for him next to themselves, until at the two ends of the row one had to get up and the other was rolled over sideways.
Why not, I said; but will he come?
「『もちろん教えてあげるよ。でも来るかな?』と私は言った」
He will be sure to come, he replied.
“be sure to不定詞”は「必ず〜する」。
「『彼はきっと来ます』と彼は返した」
He came as he was bidden, and sat down between Critias and me.
bid は「命ずる」「招く」。う〜ん、おじさんだから、「命ぜられて」か。
as は〔理由〕としておこう。
これは言うまでもないが、念のため。“between A and B”「AとBの間」。
「彼は命令されたのでやってきた。そしてクリチアスと私の間に座った」
Great amusement was occasioned by every one pushing with might and main at his neighbour in order to make a place for him next to themselves, until at the two ends of the row one had to get up and the other was rolled over sideways.
「大きな楽しみが起こった」
この by は「何だろう」。〔受動態〕だから動作主を表すのか。by の〔目的語〕は、every one ではなく、pushing であろう。そうすれば、pushing が〔動名詞〕。every one は、pushing の意味上の主語ならば都合がよい。
「みんなが押すことによって」
そうなると〔原因・理由〕を表す by とも考えられる。
それとも、one pushing で「一押し」と考えて、every で「一押しごと」という意味で、by をつけて「一押しごとに」となるのだろうか。
前者を取りたいが、ここはあやふやにしておこう。
with might and main は、pushing がどんなものかを修飾している。might は、force や power の意味と同じ「力」。main は英和辞典によると「(水道・ガスの)本管」「(電気の)幹線」「下水本管」とあるが、これでは訳ができない。同じ辞書に「力mightが原義」とある。これは、might を別の言葉で言い直しているのだ。ここでは「大変な力」としておこう。
at his neighbour は、neighbor と同じだが、力の起こった場所を示しているのだろう。訳さなくても日本人には分かる気がする。
“in order to不定詞”は〔目的〕を明確に表す〔副詞的用法〕。「〜するために」
「彼ら自身の隣に彼の場所を作るために」
until は、“A until B”で、(1)BまでA、(2)AしてB の2通りの訳を選択できる。一般に until の前にコンマがあるときは、(2)を採用する。この文は、コンマが多いのであまり当てにできないが、Aが長いことは確か。Aが長い場合も、(2)型がしっくり来る。
one...the other... は、「一人は〜もう一人は…」「一つは〜もう一つは…」。
「その結果、列の両端では、一人は立ち上がらなければならなかったし、もう一人は通路に転がり落ちた」
ソクラテス:もちろん教えてあげるよ。でも来るかな?
クリチアス:彼はきっと来ます。
ナレーター(ソクラテス):彼は命ぜられてやって来た。そして、クリチアスと私の間に座った。
自分の隣に彼を座らせようとして、みんなが大変な力で人を押すごとに、大変な歓声が湧き起こった。その結果、列の両端の一人は立ち上がらなければならなかったし、もう一人は通路に転がり落ちた。