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[3]英文の目的語(O)になる不定詞

 I want
to go to Disney Land
.
 S  V
O(名詞句)
私は ほしい
ディズニーランドへ行くことを
----->私は、ディズニーランドに行きたい。

“to go”が【不定詞の名詞的用法】なのですが、“to Disney Land”という〔旧副詞句〕は〔旧動詞(V')〕の go を修飾しています。“to go to Disney Land”全体で、動詞(V)である want の目的語(O)となっているので、【不定詞に導かれる名詞句】といえるのです。


He began to study French.
 S  V
O(名詞句)
彼は 始めたフランス語を勉強することを
----->彼は、フランス語を勉強し始めた。

〔不定詞に導かれる名詞句〕は、ほとんどの他動詞(Vt)の目的語(O)に成ることができるのですが、「“enjoy, finish, stop”の目的語(O)になることはできない」と覚えておきましょう。中学生の方は、この3つでじゅうぶんだと思います。

(×)I enjoyed to play tennis.
(○)I enjoyed playing tennis.

次に紹介する【動名詞】を目的語(O)としてとるんです。

逆に、「“want, hope, wish”のOは、【不定詞】」なのです。〔動名詞〕はだめです。

(×)I hope helping poor people.
(○)I hope to help poor people.


He told
meto open the window.
  S  V
IO
DO(名詞句)
彼は 告げた私に窓を開けることを
----->彼は、私に窓を開けなさいと言いました。

〔不定詞の名詞的用法〕、正しくは、【不定詞に導かれる名詞句】が、第4文型の直接目的語(DO)になっている例文です。一般的には、第5文型の目的格補語(oC)とみられています。

中学校では、第4文型の文を「Sは人に物をVする」と教えることも多く、この「人に物を」を機械的に覚えている生徒には、この第4文型の直接目的語説は、都合がいいのです。上の例文でも「私に窓を開けることを」と考えてもらうとすんなり理解してもらえます。ただ、“me to open the window”の部分に“I (will) open the window.”という主語と述語の関係があることを考えると、O=Cの第5文型の目的格補語(oC)説は大いに有力となります。

例文は、
  =He said to me,“Open the window.”  と書きかえても、同じ内容です。


She asked
meto lend her some money.
  S   V
IO
DO(名詞句)
彼女は 頼んだ私に彼女にいくらかのお金を貸すことを
--->彼女は、私にいくらかお金を貸してくれと頼んできました。

これも、第4文型の直接目的語(DO)説、第5文型の目的格補語(oC)説、いずれにも解釈できます。目的語は〔名詞〕が基本なので、DOとなる場合は、〔不定詞に導かれる名詞句〕になります。また、この句を oCと見たとき、やはり〔名詞句〕とみることが多いのですが、〔形容詞句〕の可能性も浮上します。このあたりの説明は、高校の英文法で〔知覚(感覚)動詞〕という事項を習った後では説明しやすいのですが、ここでは止めておきます。

 よく試験で出題されるので、2つ例文を出しておきましたが、中学生の方には、下に記す3つの動詞(V)について、説明することにしています。文型はどちらでもいいので、この型は確実に理解しておいてください。


tell
S(主語)ask
O(目的語)
to V原形 〜.
want
するように言う。
SはOに
V原形 〜
するように頼む。
してほしい。

もう1つ、重要な表現に、“疑問詞+to不定詞”があります。もちろん〔不定詞の名詞的用法〕の1種類なので、主語(S)になることもできますが、そこでは紹介しませんでした。目的語(O)として使われる英文は、よく出題されるので、確実に理解してください。


疑問詞+to不定詞の 種類と意味は、下記の通りです
how to V原形Vのしかた どのようにVするか
what to V原形何をVするか 何をVしたらいいか
which(〜)to V原形どちら(の〜)をVしたらいいか
when to V原形いつVしたらいいか
where to V原形どこで[へ]Vしたらいいか

それぞれの疑問詞の意味を、考えてもらえば、理解できますよね。"why to V原形"は、まずありません。


I don't know
how to drive a car
.
S 助+副 V
O(名詞句)
私は 知らないどのように車を運転したらよいかを
----->私は、車の運転のしかたを知りません。

Please tell me
what to do
.
  副詞  V  IO
DO(名詞句)
どうぞ 告げて 私に何をしたらよいかを
--->どうか私に、どうしたらいいか教えてください。

  “what to do”は、「どうしたらいいか」と訳すことが多いので、注意してほしい。逆に、日本語で、「どうしたらいいか」と書かれていても、“how to do”とは限りません。上の例を見て、自分でよく考えてください。

〔不定詞が導く名詞句〕が主語(S)になる場合、“It…(for−)to〜”の構文を使いました。it を形式主語と呼んでいました。
 実は、形式目的語の it というのもありますが、やや高度なので、紹介するのはやめておきます。

英語─上達しないのは努力不足が原因ではなかった!


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