序章


BIOHAZARD
DEEPOCEAN




アメリカ南西部の島々の一つ「モールアイランド」
1年中暖かく海も綺麗なところからアメリカ有数のリゾート地で有名で島にはホテル、ビーチ、商店街、住宅地区、工業地帯、学校、病院何でもそろっている。
しかも、島の中心に位置する山をロープウェイで登り頂上で見る夕焼け最高である。元々そんなに発展していた島ではなかったが製薬会社アンブレラの資金援助もありここ数年で急激的に発展したのである。
そのためか島の10分の3がアンブレラの従業員であり工業地帯のほとんどもアンブレラのものだ。そればかりかモールアイランドの近くの海上にはアンブレラ社が所有する研究所もあのだ。
だが、この夢と希望があふれる島がもうすぐ絶望と恐怖に埋め尽くされる事を誰も予想はできなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


序章


この島の西側に位置している島唯一の高校コープス。
その校内ある食堂で男女がなにやら話をしていた。
すると机の真ん中の椅子に座っている少年、アレン・ノットが席に座っている少年少女に問いかけた。

「なあ、明日学校休みだから今夜俺んちに泊まりにこねぇか?」
するとアレンの向かいの席に座っていた少年マイク・ハントが頭を抱え考え込みしばらくするとその答えを出した。

「・・・いいぜ。どうせ親もなにも言わないだろうし」

するとマイクの隣にいた少女エミリー・カーターは彼女の隣にいた少年をチラッと見ながら答えた。

「私はジャックが行くって言うなら・・・・」

そう言うと彼女の隣の席で座っていた赤髪が特徴の少年ジャック・ネボルトを見るとジャックを見つめる。するといき詰ったジャックが降参したようにため息をつき口をあけた。

「わかったよ、行けばいいんでしょ行けば」

するとジャックとエミリーはお互い見つめあうとエミリーはジャックの肩に寄り添い笑みを浮かべる。アレンとマイク、アレンの隣にいた黒人の
少年ダン・ホールドは呆れ気にそれを見ていた。
元々ジャックとエミリーは恋人同士で校内でも有名なカップルである。と言ってもジャックはクールな性格と抜群の運動神経でラグビー部のキャプテンを務めて女子からの人気は高かった。
完全に2人の世界モードに入ったジャックとエミリーを置いといて3人だけで話し合うと今度はダンがアレンに問いかけた。

「俺は行くけど、何時ぐらいにお前んちに行けばいいんだ?」
「そうだな・・・・7時くらいでいいんじゃないのか?」
「7時か・・・みたいテレビとかぶるけどまあいいや。録画しよ」
「おい!聞いてるのか2人とも!」

ダンがイチャついている2人に声をかけると2人はこちらを見るや否や頭に疑問符を浮かべながらアレンを見る。
アレンは呆れてため息をつくとマイクがしゃべりかけてくる。

「アレン、こいつらには俺から言っておくからお前とダンは先に帰っていいぞ」
「そうか・・・・じゃあ後は頼んだ」
「それじゃあ、俺も帰って準備をするか」

アレンとダンは立ち上がるとカバンを持ち食堂を出て真っ先に校門に向かう。
校門の前で2人は手を振り別れるとアレンはゆっくりと自分の家に向から歩き出す。するとアレンが歩いている道の向かいからサイレンを鳴らしながら猛スピードで1台のパトカーが通り過ぎていきアレンはその様子を目で追いながら見つめる。

(なんだ?事件か?)

パトカーは普通車を追い抜きどこかへ行ってしまうと疑問を浮かべながらアレンはさほど気にもせず自宅へ向かった。

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