冒頭は、北ベトナム軍の襲撃にあい壊滅した米軍基地から始まる。
兵士の累々たる死体が映し出され、上空を偵察しにきたヘリの『基地壊滅』の交信がバックに流れる。生存者は皆無に見えた。
が、しかし生き延びている者がいた。
戦闘のケガがもとで視力を失った《ニック(ルトガー・ハウアー)》であった。
ニックは川に半身を浸かりつつ、戦友の名を呼びながら徘徊する。
『目が…目が見えない……《フランク》…どこにいるんだ……』
目の見えぬまま川を歩き、そして現地住民の仕掛けたワナに掛かってしまう。
…目が覚めると、そこは現地住民の村だった。
『戦争』という狂気から懸け離れた村で、手厚い看護と《生きる為の術》を住民から学ぶニック。
《生きる為の術》…ニックは彼等から『居合剣の極意』を学ぶのだった。
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