●ユーノス・ロードスター2『《人馬一体》が開発コンセプト!』  


前ページで『ロードスター』の事を《本格オープンスポーツカー》と表現した。
しかし、この車は驚くほどのスピードが出るわけではナイ。
もちろんカスタム次第ではスピード重視の車が出来ると思うが、この車の一番の醍醐味は『取り回しのよさ』なのである。
猛スピードで駆ける事を楽しみにするのではなく、道を《気持ち良く走る》事に重点が置かれた作りになっているのだ。

時には輝く海岸線を、時には新緑の山間部を!!(o^∇^o)ノ
この車は自然に近い場所でこそ、その《走る楽しみ》の真価を発揮します。
《オープンカー》という特性を生かし、本当に気分良くドライブが出来るのだ♪
大自然の風を受け、その柔らかさや香りを楽しめるのはオープンカーならではの楽しみ♪雨の日も《幌に落ちる雨音》がイイ雰囲気を醸し出してくれます。

メカニズムにも『気持ち良く走る』為の工夫は随所にあった。
例えばそれは『前後50:50』の《重量配分》であったり《4輪ディスクブレーキ》《4輪ダブルウィッシュボーン・サスペンション》などのスペックであったりする。
『操作する楽しみ』を感じさせてくれる《FR駆動》もそのひとつであると言える。
車両重量1トンを切る《ライトウェイ》さも重要なポイントだ。

操作系のフィーリングの良さ、FR駆動によるナチュラルなハンドリング…
開発コンセプトである『人馬一体』は見事に達成されているのであった。
   

●ユーノス・ロードスター3『オープンカーを知らない日本人・1』

今でこそ《オープンカー》は一般に浸透してきたが、『ロードスター』発売当時はまだまだ物珍しかったのかもしれない。
駐車場に停めれば自然と視線を感じたものだし?興味を示す人も多かった。
しかぁ〜しッ!!Σヽ(`□´)
シミズヒデキの妹のように『開けて走るのは恥ずかしい!』とか言って、一緒に乗ってくれない事もあった。(苦笑)

『ロードスター』に乗る前は『フィアットX1/9(タルガトップ式のオープンカー)』を乗っていたので、シミズヒデキ的には『開ける』事には何の抵抗も無かった。
むしろ完全なオープン(フルオープン)の開放感を求めたから『ロードスター』を購入したとも言える。

『自己顕示欲のカタマリ!?』

…そうなのかもしれないヽ(´〜`;
だけど!《フルオープン》時の開放感は何物にも替え難い魅力があるのだ。
   
 
『ロードスター』が発売されて10年以上の月日が流れた。
その間、多くの人達が何かしらのカタチで《オープンカー》にふれ、ようやく日本でも『オープンカー』というジャンルが市民権を得たような気がする。
けど、必ず人に聞かれる質問がある…それは『幌って雨漏りしないの?』だ。