●ユーノス・ロードスター4『オープンカーを知らない日本人・2』

 


ぶっちゃけ…《雨漏りはどうなのよ?》と聞かれると、胸を張って『しません!』とは言えない。新車当時ならいざ知らず?サスガに10年も乗ってると《多少》の雨漏りはあるものだ。(サスガにボタボタとは来ないけど)
それは《オープンカー》という車体構造上、有効な雨漏り対策が取れないのが理由なのである。

ソフトトップ式(幌式のオープン構造)は『幌を折りたたむ』という過程の中で、車体との接点である《ゴムパッキン》にかかる負担が大きく、年月の劣化などもあって雨漏りがしやすくなってしまうのは否めない事実だと思う。
最近、多くなってきたハードトップ式(堅いシッカリとした屋根のオープン構造)は割合と劣化にも強く、また雨漏りや積雪にも強いようだ。

『そんじゃあ《ハードトップ式》のオープンカーがイイじゃん♪』

と思われると思いますが、それは一長一短です。
ハードトップ式のオープンカーだと、その《屋根》の収納の為にトランクルームのスペースを取られてしまったりする場合もあるようです。
また電動ハードトップ式(モーターの力で自動的にオープンになる)の場合も、その複雑な構造上、万が一の故障の場合は対処のしようが無いのがツライ!

次にソフトトップ式のメリット、デメリットはと言うと。
幌の収納構造が単純なのでトランクスペースの犠牲や、故障が少ない事。
また車両重量に関しても有利な場合が多いという事です。
デメリットは前述の通り、雨漏りや雪(豪雪地帯なら尚更)に弱い事、決定的にイタズラに弱い事です。

『幌をイタズラされて破けてしまった!』
という話は読んだり聞いたりしますが、これが意外と厄介。
幌の値段が高いので、ほぼ確実に《10万円以上コース》になります。(ノへ<。)
ホントにこれだけはカンベンしてもらいたいです。