The Oxford Kids' Club Tour 2007
Teaching Children more Effectively
3月11日(日) 今年もキッズクラブツアーの最終日となった新潟ですが晴れたり曇ったり吹雪いたりと
冬に逆戻りしたような北風の強い1日でしたが80人以上の人の熱気に包まれていました。
最初のプレゼンターは小口真澄さん。(英語芸術学校マーブルズのサイトはこちら)
小口真澄先生の熱い熱いWSの様子はHelen Hirokoさんのブログで伺っていたので
とっても楽しみにしていました。(OUPに感謝!)
Oxford Reading Tree の
フォニックスに焦点をあてた新シリーズ Songbirds
CD付きパック"Stage1+"と"Stage2"が既刊。
日本語ガイドを小口先生が書いておられます。
warm-up
体を動かすいくつかの動きを体験したのですが、正確に覚えているかどうかは自信ありませんが、、、。
肩の運動:両肩に力を入れて上に持ち上げ、手の平を正面に向け "I don't know."
両肩の力を抜いて両手を下へぶらっと "Gee whiz."(←がっかり、という感じらしいです)
両膝を少し曲げ、両手を交差させて太腿あたりに "I'm embarrassed."
ポパイのように両腕で元気もりもりポーズで "I'm great!"
腰の運動:hipを右・左・前・後ろ (この時の掛け声忘れてしまいました。”ブン・ブン・アッ・ハッ”みたいな感じだったかと)
顔の運動:両頬・鼻の下・口の下を伸ばしながらシェービングクリームをつけてから髭を剃る真似
片手を上に思いっきり伸ばして踵も上げたら(Up, up, up. だったかな)
"Pick the apple."で捥いで、"Eat it."でムシャムシャ食べて、"Throw
it."で後ろに放り投げる。
何を捥いで食べるか子どもたちに言ってもらっても良い。
pre-reading 絵本「Dig, Dig, Dig!」
"Walk, walk, walk."で歩く。 "Dig."で掘る真似をする。
"Walk, walk, walk."で歩く。 "Dug."で掘る真似をしてから半歩下がって両腕を後ろに組み
「掘った。」と日本語で言う。 "Walk, walk, walk. Dig. Walk, walk, walk. Dug."を繰り返す。
phonics
文字の音を言う時、文字の形のジェスチャーも入ってました。よくは覚えていないのですが、指だけでなく
他の体の部分も使うのは楽しいと思いました。
ボードに1文字カードが貼られていました。 d, b, u, o, i, g
1文字ずつ音を確かめながらカードが3枚並べられました。続けて発音すると、、、、読める!
”読めた!”という自信を子どもたちが持てるようにしてあげると良いようです。
phonicsのアクティビティ
良く覚えていないのですが、多分こんな感じだったかと、、、。
音のグループに分ける:b, d, o, i, u, g
先生に指された各グループは文字のジェスチャーをしながらその音を言う。
b, i, gのグループに立ってもらい、先生が"Big."と言ったら、自分の音を言いながら他の2人を見つけて
3人グループになる。グループ作りが終わったら発表。3人でほとんど一斉に自分の音を言う。
1つの単語のように言うのは結構難しいかもしれません。
reading
子どもたちに本を読んでもらう。【納豆English】にならないように工夫がされていました。
*花一匁(はないちもんめ)ヴァージョン
2グループが横1列になって向かい合ってお互いの目の前に立つ。
1ページごとグループ交代で読むのですが、読むグループは前進。もう片方のグループは後退。
前進する時は自然と元気が出て大きな声が出そうです。
*ペアで読む
2人が向かい合って順番に読むのですが、好きな所で止まっていい。(文章の途中でもどこでも)
もう片方の人はその続きから読み始める。
アイコンタクトなど、相手との関わりが必要。
performance
先生がdirectorになり子どもたちはその指示に従って行う。
reading group、act group 各3人ずつ前に出る。
reading groupが1ページずつ読み、act groupが演技をする。この時、reading groupは
act groupの動きに注意を払いながら読み進めないといけない。
PG 1 Dig, dig, dig.! Tim and his dog had fun.
Tim役の人と犬役の人ともう1人のみんなで掘る演技をして fun のところで、楽しそうに振舞う。
PG 2 Dig, dig, dig! Tim dug up a lot of mud.
3人で掘ってから泥がいっぱいかかる演技。
このように1ページごとに演技指導を受けながら最後の8ページまでいきます。
どびっきりのdirectorさんですから、あっという間に進みます。
最後に通して発表。
見ている私達もとっても楽しくて楽しくて!
(しかし、自分にdirectorが出来るかどうか、、、、)
絵本「The Odd Pet」でperformance
reading group と act group が出ますが、reading group の人もネコやイヌやゾグの1部として参加。
directorさんの指示はもちろん全て英語なのですが、外国語とは感じないほど直接心に入って
くるのです。すごいですよね。
orchestration 絵本「Dig, Dig, Dig!」
先生がconductorとなります。
参加者を3つのグループに分けます。
conductorに指されたグループが1ページずつ読みます。
大きい振りの時は大きな声で、小さい振りの時は小さな声で。
両手を使って全てのグループが指されることもあります。ソロもありです。
4人のグループを作って、全員で体験。
1人がconductorになって3人を指揮します。楽しかったです。
コツは、PG 7 "And in it ..." は静かに言って
PG 8 "Lots of bugs!" を元気良く言って、ジャーン!で終わると気持ち良いとのことでした。
ほんとにあっという間にプリゼンが終了しました。
お二人目のプレゼンターはIIEECの酒井美紀さん。
"LET'S GO"シリーズの新しいテキスト「Let's Begin」を使ったプリゼンです。
対象年令は、4才から7才位です。
"Young learners are like sponges."
"They are good at imitating, repeating and playing."
オックスフォード・キッズクラブご存知でしょうか。
キッズクラブ会員登録は無料で、年数回ニュースレターや
ワークショップの案内を頂けます。
Greeting Activity: 全員立ち上がって、2人の人と "Hello." と挨拶をしたら席に戻る。
握手しながら "Hello." と挨拶をしたら席に戻る。
人差し指同士を合わせて "Hello." と挨拶をしたら席に戻る。
膝同士を合わせて "Hello." と挨拶をしたら席に戻る。
腰同士をドンとして "Hello." と挨拶をしたら席に戻る。
ABC Song: A B C D E F G
H I J K L M N O P
Q R S T U V
W X Y Z
赤字のアルファベットは文字の形を作りながら歌いました。
Drill: 自然な速さとリズムで繰り返す。 カードのめくり方は速いですよね。
単数と複数の両方のカードで単語を練習した後に、Listening Game をしました。
先生の言った単語を聞いてすぐ反応します。じゃんけんんの(ぐー)か(ぱー)を出します。
単数だったら(ぐー)。複数だったら(ぱー)。
Song: "Count Song" を歌いました。
One cat. Two cats. One cat. Two cats. They're two blue cats. のような歌だったかと、、。
What is the MAT METHOD?
M = MODEL 先生がやり方を見せることによって子どもたちはどのようにやるのかが分かる
A = ACTION 右脳を使う
T = TALK 左脳を使う
(同時に右脳、左脳を使うことで記憶することを助ける)
MAT Key Words
80% Speaking Time
Student Centerd Lesson
MAT 6-second DRILL Games
Teach Step by Step
Use the Language
MAT 3 STEPS
1. Vocabulary
2. Sentence
3. Question
例:1. カードで単語導入 ・先生の後にリピート→同じ単語を3回ずつ言う×2→アトランダムに1回ずつ言う
2. カードを見ながら文を言う。 "It's(指を1本立てる) a ---."
3. 2チームに分かれる。先生は答える方のチームにカードを見せる。
"What is is?"と質問するチームが尋ねる。答えるチームが答える。 質問、答えを交代しながら続ける。
ペアになってテキストの絵を指しながら質問したり答えたりする。
じゃんけん:覚えにくい単語を言う練習 (Thursday を練習したい場合)
曜日の画面でSundayからSaturdayまでそれぞれ1~7の数字が書かれています。
ペアになってじゃんけん。"Thusday, Thursday. 1, 2, 3!" 3の時にじゃんけんします。
勝った人が1~7までの中から好きな数字を言います。負けた人はその数字の曜日を言います。
Song: ♪オクラホマミキサーのメロディで、I can touch my nose. I can touch my shoulders.
I can touch my toes. I can touch my knees. と歌いました。
酒井美紀さんのプリゼンを思い出しながら頂いた資料等を読みながら書き出していろいろ気付きました。
子どもたち同士で話す。質問も言えるようにする。など私に足りないものが見えてきました。
午後のプレゼンターはオックスフォードのELTセールス
マネージャーの Oliver Bayley さん。
Potato Palsを使ったプリゼンでした。
上記のページのリーディングボキャブラリーの
セクションからどうぞ。
お昼の後で眠くなる時間ですが、Oliverさんの元気一杯のWSで眠らずにすみました。(というか最前列に
座らせてもらったので居眠りなんてできませんが、、、)
しかし眠気はあったようで、メモった紙を見ていて思い出せない部分もあります。
Twinkle, Twinkle, Little Spud(=potato) ←これ何だったのか思い出せません。
warm up activity として「Name Swap」をしました。
全員立ち上がり次々にお互い挨拶をしていきます。"Hi, my name is ----. I like ----."
これで入れ替わったことになり、挨拶を交わした人になり次の人と会います。
終了の合図で、今自分は誰かを言えるか。
小さい子どもの場合は、カードを交換するとか名前だけとかトピックを絞ってやるとかすると良いとのこと。
「子どもたちがレッスンで1番欲しいものは?」 何でしょう? それは ICE CREAM!
みんなで大笑い。 しかし、それが Key Word。
ICE CREAM Identity
「Potato Pals」の登場人物をジェスチャーをつけて覚えます。
Buddy: 帽子をかぶっているので両手を頭の上に。
Daisy: お花を持っているポーズ。持っているポーズで両手を胸の前から前に突き出す。
Chip: ヴァイオリンを弾く。
Dean: メガネの形を両指で作って目の前に。手を逆さにする?高度な技は覚えられませんでした。
Nina: お買い物カート(片手で押せるハンディカート)を押して歩く。
Joy: 縄跳び。出来る人は2重跳びでも何でも。
♪Good Friends をジェスチャーしながら歌いました。
Teaching Songs and Chants effectivity ということでした。
歌が好きでない子にはカードをもってもらうなど他に参加できることをやってもらう。
それでも聞いていることはできるのでOK。
The Great Potato Race
長~いヒモの両端をボランティアさんに持ってもらい高い位置でヒモを張る。
洗濯バサミで6キャラクターのカードを右側に並べて吊るす。2チームに分かれる。
それぞれのチームの人がキャラクターの名前を使って文を言う。例:Buddy plays soccer.
Dean is smart. などなど。 先生は文に応じて、そのキャラクターカードを左の方に移動させる。
左端にゴールさせることができたチームにポイント。
ICE CREAM Creative Play
♪On a Camping Trip をジェスチャーしながら歌いました。
ICE CREAM Emotion
ICE CREAM Create
ICE CREAM Repetition
ICE CREAM Entertainment
ICE CREAM At Home
ICE CREAM Movement
「Potato Pals」の著者Patrick Jacksonさんには、PENフォーラムへプレゼンターとして去年、一昨年と
きていただいていたので、PENメンバーの方がOliverさんより歌を良く覚えていたという笑い話が
おまけにつきました。
最後のプレゼンターは地元新潟の外山節子さん。
節子さんのブログはこちら
←手に持っているのは愛淋(めりん)ちゃん作 牛乳パックで
作った”くじらぐも”。プリゼン最後のくじで誰かにプレゼント。
節子さんのチャンツを使ったプリゼンです。
ハンドアウトの文章から紹介します。
[ Making Stories into Chants ] ~お話をチャンツにする~
1. Familiar storylines make it easier to learn new language.
子どもがよく知っているお話を英語にすることでハードルを低くします。
2. Focus on a sentence and make it into a simple chant.
お話の一部分を取り出して、短いチャンツにします。
(1つのチャンツにたくさんのことを盛り込まないようにしましょう。)
3. Rewrite the whole story in simple English that children have already
learned.
お話の流れを活かして、ストーリー全体をチャンツにします。(既習英語を多く使いましょう。)
4. Don't forget the purpose is to input natural English.
目的は自然な英語のインプットです。(チャンツのためのチャンツにならないようにしましょう。)
チャンツの形式のお話から始まりました。 A format for a chant
Question
Answer
Question
Answer
Question
Question
Question
Answer
頭文字をとって、qua qua qu qu qua (crazy duck だそうです)
an egg, a caterpillar, a cocoon, a butterfly のカードを節子さんが持ちながら指差して
"What's this?"と尋ねます。私達が"It's an egg."と答えます。それをもう1度繰り返します。
"What's This?"を全員で3回言ってから(節子さん指を1本ずつ立てて1,2,3と見せます)
"It's an egg."と言います。
【デフテックの"Catch The Wave"の曲に乗せ、a butterfly まで心地良くできました】
こちらも参考にしてください。節子さんの The Morph Chant
節子さんのチャンツは「Songs and Chants Room」にあります。うまくリンクできない時はトップページから入ってみてくださいませ。
次は「くじらぐもチャンツ」を♪Georgia On My Mind の曲にのせて身体を動かしながらチャンツしました。
原作は小学校1年生の国語の教科書にのっている(教科書会社によってはのっていない場合もある)
なかがわ りえこ作 『くじらぐも』
四じかんめのことです
一年二くみの子どもたちが
たいそうを して いると、空に、
大きな くじらが あらわれました。
まっしろい くもの くじらです。
clapの入るスペリングチャンツ「Is a Whale a Fish」もしました。
ハンドアウトの「Is a Whale a Fish?」の下に、円の中にいろいろな動物がいて、円を区切る線が3本あります。
ほ乳類とほ乳類でない動物を分ける線はどれかペアになって考えました。
その後、「せきつい動物集めゲーム」のやり方が前のボード上で実際にやりながら説明されました。
ほ乳類:a dolphin, a cat 鳥類:a penguin, a pigeon はちゅう類:a tortoise, a lizard
両生類:a frog, a newt 魚類:a shark, a catfish
実際にする時は上記のカード×3で30枚用意。全て裏にして広げておく。1人ずつ順番に1枚ずつめくる。
同じ類が出たら裏返しに戻す。5種類出たらセットでもらえる。
"ENGLISH TIME4" Conversation Time を使ったアクティビティ
CDを使ってリピートとする時、最初は声に出さずに頭の中でリピートすると
じっくり聞くことができる。
Unit7 At the Aquarium の親子の会話のハンドアウトが配られました。
父親と娘の会話です。上半分が父親が話す文が書かれています。娘の部分は The girl と書かれている
だけです。下半分は娘の話す文で、父親の部分は The father とだけ書かれています。
ペアになります。紙を半分に折って、父親と娘の役を決めます。自分の役の方のセリフを見ます。
セリフを覚える時だけ紙を見ます。どちらかが話す時はお互いの目を見ます。
相手のセリフが終わったら自分の番です。思い出せない時は紙を見ていいですが、話す時は相手の
目を見て話すこと。それがこのアクティビティのルールです。
このユニットのチャンツ "The Whale Is Bigger Than the Dolphin" をしました。
カラオケバージョンを使って単語を入れ替えて出来るとのことでした。
例えば、The elephant is bigger than the monkey. や The cheetah is faster than
the turtle.
ハンドアウトに綴じてありました
The Three Little Pigsは(Songs and Chants Roomにあります)
今回でのプリゼンではできませんでしたが、
PENフォーラムで100人を超える参加者全員で
やった感動は覚えています。
39人学級で1人1人にセリフがあって、
全員で声を合わせて繰り返す。
1つのことを全員で達成したという喜びが
生まれるチャンツではないでしょうか。
以上でツアーレポート終了いたします。