.ダンス&チャンツでノリノリ英会話授業:佐藤貴子さん
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(以下の文は Sato Takako さんのハンドアウトからの抜粋です。)
この模擬授業は、今担任している5年生と行った授業の一部を再現するものです。

                          本時の指導 (15時間目/全30時間)
学    習    活    動
1.あいさつをする。“Hello!” “How are you?”(1分)
2.数のフラッシュカード(2分)  
   @1〜40 (復習)  A41〜50 (新出)
3.単数の復習(3分)  What's this? It's a 〜.
4.“How many”チャンツをCDに合わせ歌う。(2分) 
   (体の数え方との復習と雰囲気作り)
5.ハロウィーンのカラーチャンツ(2分)
6.体のパーツ名と方向と Action を一緒に学習する。
                             (5分)
7.読み聞かせ(5分) 
  『Brown Bear, Brown Bear, What do you see?』
8.“Whose is this?” “It's mine.”という会話を学習する。
   (7分)     @デモンストレーションで手本を見る。(1分) 
    Aチャンツの方式で練習する。(2分) Bチャンツゲーム(4分)
9.ロールプレイをする。(7分)
  A:Whose is this? B:It's mine. A:Here you are.
  B:Thank you. A:You're welcome.
10.やまびこゲーム(1分) 
    教師が動物の名前を言い、子どもは鳴き声で返す。
11.ハロウィーンゲームをする。(3分) 
   今日の新出内容を組み合わせて学習する。
体のパーツと動きとを同時に
  学習する楽しさと有効性

チャンツの有効性
チャンツのテンポを速めていくことで変化
  のある繰り返しを作ることができること

有効な音源
活動4 : How Many チャンツを
      CDに合わせて歌う。(2分)
How many heads? One head.
How many neck? One neck.
How many shoulders? Two shoulders.
How many hands? Two hands.
How many fingers? Ten fingers.
How many legs? Two legs.
How many knees? Two knees.
How many eyes? Two eyes.
How many ears? Two ears.
How many mouths? One mouth.
How many noses? One nose.
How many backs? One back.
How many elbows? Two elbows.
A
B
を教師が言い
を子どもが答える形で言います。
反応の悪い所は2回繰り返し、
流れの中で定着させます。
活動6 : 体のパーツ名と方向と
       Action を一緒に学習する。
                   (5分)
Move your foot. Move your foot.
Move your knees. Move your knees.
Move your hips. Move your hips.
Move your arms. Move your arms.
Move your head. Move your head.
Move your shoulders. Move your shoulders. A:(Move then)
Up and down and all around. Up and down and all around.
Snap your fingers. Snap your fingers. A:(Move then)
Up and down and all around. Up and down and all around.
Front, Back, Side-si de-side Front, Back, Side-si de-side
教師の後について反復させます。(教師が、子どもが
A
B
2回目は “Are you ready to try it with music?” で音楽にのせて。(キーボードのデモ)
3回目は “Can you go faster?” で、リズムを速くしていく。(テンポ126)
とってもかっこいー Takako さん。リズム感がすばらしいんです。わんこはちょいとずれてしまいます。
ハンドアウトの授業案は事細かく書かれていて(ここでは紹介しきれませんでしたが)
いきあたりばったり案のわんこは見習わなければなりません。
.学級担任が教える英会話授業:井口昭夫さん
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(以下の文は Iguchi Akio さんのハンドアウトからです)
使える英語の習得を目指して  〜学級担任が毎日教室でできる5分間英語ゲーム〜
 ねらい  自分たちで楽しくゲームをすることにより、使える英語の習得を目指す。
 


 指導の流れ      第1段階)教師が司会をしてゲームを行う(日本語)
                             ↓
                   第2段階)児童が司会をしてゲームを行う(日本語)
                             ↓
                   第3段階)教師が司会をしてゲームを行う(英語)
                             ↓
                   第4段階)生徒が司会をしてゲームを行う(英語)


 ゲームについて    ゲームの条件として次の5つを考えた。
                     @おもしろい。
                     A教室でできる。
                     B時間がかからない。
                     C日本語でもゲームできる。
                     D英語のいろいろな表現が学べる。
児童はレクレーションが大好きである。そこで「ショートレクタイム」としてレクレーションをする。
それを自分たちで、しかも英語で楽しもうという実践である。
数あるゲームの中から今回は2種類のじゃんけんゲームを紹介してくださいました。
Math Janken
児 童 の 活 動 留 意 点
Let's play Math Janken!
Stand up, please. Are you ready?
Here we go!

[First, you go rock. Rock, scissors, paper!]
       
rock 0 point, scissors 2 points, paper 5 points

Thank you, everybody. The game is over.
・ジャンケンの後、出した数を足して
 先に言った方が勝ちというゲーム。

・あいこの時も、足して言う。
Janken High Touch
児 童 の 活 動 留 意 点
Let's play Janken High Touch!
Stand up, please. Are you ready?
Here we go!

[First, you go rock. Rock, scissors, paper!]









Thank you, everybody. The game is over.
・お互いに両手でジャンケンのように
 数字を出す。(どんな数字でもよい。
 両手で合わせて0〜10になる)

・素早く自分の数字を言う。
 それを相手と足してある数(たとえば
 11とか13とか)になったら二人で両手
 ハイタッチ。
 ハイタッチできたら終わり。
 イスに座ることができる。

・続けて同じ人とやらない。

・足し算バージョンと引き算バージョン
 (引いて5とか6)がある。
 
ジャンケンハイタッチ参加しました。グーの形が0なので、両手グーなら0。両手パーなら10。というように
0〜10が出せます。両手出すってことがとってもおもしろかったです。決めた数にならなかったら“Bye!”と
言って別れて違う人を探しました。計算にまごついたりしながらも楽しみましたよー。
.テレビ『スーパーえいごリアン』を使った楽しい授業: Tom Merner さん
(以下の文は、PENの会会員でもありますトム・マーナーさんのハンドアウトの一部です)
○「スーパーえいごリアン」を利用した様々な単元/授業の形態    (      ←以下番組視聴)
ロングアクティビティー(1‐2時限)
 
 ‐サイモンコーナーの活動の再現(料理、図画工作、スポーツ、etc.)
 ‐学校独自の大きな単元へ含める
 ‐コンピューター・ルームを利用した活動の追加
  →スーパーえいごリアンウェブサイト(ゲーム、「こどものページ」を利用した番組の復習、etc.)
  →番組テーマに関するインターネットを利用した調べ活動 etc.
 ‐調べ活動への展開
番組視聴以外のアクティビティーのデザイン
 
○番組をとらえるいくつかの視点
   
    1)言語材料からのアプローチ (language-based, activity-based)
      単語レベル → 番組のテーマや内容から関連語句を抽出
              ex. 「動物の食べ物」 ‐ 動物
                「大人の仕事」 ‐ 職業
                「家の中を探検しよう」 ‐ 部屋や家具の名前
      表現/文章レベル → 主な表現や活動の中から使用表現を抽出
              ex. 「ポップコーン」「ぎょうざ」 ‐ 料理に使う様々な表現
                「ボウリングで勝負」 ‐ 簡単な計算、 score keeping
                「国際電話をかけよう」 ‐ 時間や電話番号をたずねる  

    2)活動からのアプローチ
      サイモンの展開する活動の再現 (task-based)
         → スポーツ (ゲーム)、図画工作、料理、etc.

    3)番組テーマから教科横断的なアプローチ (content-based)
      ex. 「動物の食べ物」 → 動物の生態 (理科)
        「北はどっちだ?」 → わたしたちの町、世界の国々 (社会科)
        「測ってみよう」 → 計測と単位の換算 (算数)
    
    4)国際理解・交流活動からのアプローチ
      番組のテーマ(サイモンコーナー・ゲストコーナー)からの国際理解的なトピック
       → ex. 世界の料理、世界のゲーム、世界の標識、時差、様々な生活習慣、etc.
      番組内容から交流活動のアイデア
       → ex. ゲストと一緒にゲームやパーティー、ゲストコーナーの再現、etc.


      注意)  ‐ 想像力を働かせて理解する機会 (話しかけのバランス)
            ‐ 聞いて理解するモチベーションとニーズの創出
            ‐ 子どもたちの無理な発話は目指さず
            ‐ それぞれの子どもたちが持つ興味を配慮 (内容のバランス)
            ‐ ALTが参加した場合のALTの役割 (model vs. communication partner)
超流暢な日本語をお話しになるマーナー先生。でも、子どもたちの前では日本語は話されないとか。
ビデオもいろいろ見せてくださいました。その中の子どもたちはみんな楽しそうに自分から英語を使おうとしていました。
「子どもたちの本当のコミュニケーション能力を育てるには"短期的な結果"を目指さず、長い目で見ていかないといけない。」
そうです。マーナー先生の公立小学校の英語活動に関してのコラムがお二つ「スーパーえいごリアン」のサイトに載っています
ので是非お読みになってみてくださいませ。スーパーえいごリアン:コラムセクション
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自作のチャンツ。
福山雅治の「虹」の
カラオケバージョンをかける。
←まとめとして
←コアとして
←ウォームアップ・
  導入として
    
    
    
  
  
  
  
1時限の授業
月曜日    水曜日   金曜日
[モジュール/ショートタイム]
[2‐3時限を利用した単元]
[1時限の授業]
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
←ゲストコーナー+国際理解活動
←サイモンコーナー+英語活動
←(国際理解活動)
←英語活動
day 3
day 1
  
  
  
  
  
  
  
  
モジュール/ショートタイムでの利用
2時限以上を利用した単元構成(1時限の形態+ロング・アクティビティー)

 小学校英語活動の位置づけ

 ・「総合的な学習の時間」
  国際理解、情報、環境、福祉、健康
 ・「国際理解」
  外国語会話、国際交流活動、調べ活動
 ・「外国語会話」
  英語・英会話でなく「英語活動」

 
 「小学校英語活動」を理解するキーワード
  (小学校学習指導要領・小学校英語活動実践の手引より)

 積極的にコミュニケーションを図ろうとする
                 意欲と態度を育てるには?

     ・児童の興味・関心に基づく学習
     ・問題解決的な学習
     ・体験的な学習
     ・音声を中心とした活動
     ・英語嫌いを作らない

 
 問題解決的な学習

 ★英語活動における「問題解決」とは?
   
「今なんて言ったのかな?」 → 「こう言ったのかな?」
    「どう伝えたらいいのかな?」 → 「こう言えばいいのかな?」
 
自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断する
                  ↓
 想像力を使いながら理解する努力をし、
     間違いを恐れずに英語で表現しようとする


  「総合的な学習の時間」のねらい
 「小学校指導要領」での「総合的な学習の時間」の取り扱い

  − 横断的・総合的な学習
  − 児童の興味・関心等に基づく学習
  − 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に
    判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てる
  − 問題解決や探求活動に主体的、創造的に取り組む
    態度を育てる

     →「生きる力」を育てる
 児童の興味・関心に基づく学習
 →「教師が教えたい英語」ではなく
         「子どもたちが英語で言ってみたい事柄」
  ・子どもたちが理解したい・反応したい内容
  ・子どもたちが聞きたい・表現したいと思う場面
  ・非現実的な場面設定と言語材料選定を避ける

 →子どもたちの日常生活に身近な話題
  ・子どもたちが普段お互いに交わす会話

 →子どもたちの発達段階に合った活動の選択と展開

 
子どもたちの興味・関心を十分に把握
 
体験的な学習

 ★英語活動における体験とは?

   単に機械的に英語を発話する体験ではなく
       ・英語を聞いて理解する体験
       ・英語で表現して理解してもらう体験
                ↓
 コミュニケーションの道具として
                英語を使う体験

「スーパーえいごリアン」を利用した授業案のデザイン