グワンバン
    
永野護氏デザインMS大全    
  
機動戦士Zガンダム 1985−1986放送
Zの後半にデザインされたアクシズ側の戦艦でスワン型の美しいフォルムをしていた。
ハマーンの乗るグワダンの後継艦としてデザインされ、ZZでも登場する予定であったが残念ながら登場せず。
が、なぜか0083にアクシズ艦隊の旗艦として登場した。
  
 
 
 
 
 グワンバン
 
Zガンダムの後半にデザインされたアクシズ側の戦艦。
スワン型の美しいフォルムで、ハマーンの乗るグワダンの後継艦としてデザインされた。

ZZでも登場する予定であったが残念ながら登場せず。
後に、なぜか0083にアクシズ艦隊の戦艦として登場した。

 
 
1992年のNewtypeの付録永野護Q&AブックQUESTIONIAや2001年に発行されたISSUEでは、デザインしたのはZガンダム時代と発言している。
5年後のNewtype2007年1月号綴じ込みポスターハチカパイロットスーツと同時期にデザインしたとのコメントが新しく掲載されたが、それらの時期がZの頃かZZの頃か余り覚えていない旨のコメントをしている。
・・・まぁ、20年近く前のコトですからねぇ(笑)。
「0083にゃボクがZ時代にデザインしたひとつグワンバンもちらっと出てきましてもんのすごくカンドーしてしまいやしたっす」 [永野護Q&AブックQUESTIONIA]
「Z後半のどさくさにまぎれて、つくったのがこれ。ジオンの戦艦の中でもグワジンってけっこう変な形していて、好きだったんですよ。
ボクもジオンの船をつくりたかったので、ハマーン・カーンが乗っている船としてデザインしたんです。
その後ぜんぜんZガンダムの中では出てこなかったような気がするんですけど、0083に登場しているのをみてびっくりしました」 [ISSUE&OUTLINE]
(パイロットスーツは)ハチカと同時に描いたもの」 [Newtype2007年1月号綴じ込みポスター]
(パイロットスーツは)ZだかZZにかかわっているときに作っておいたものである。」 [Newtype2007年1月号綴じ込みポスター]
「そのとき(パイロットスーツのデザインを提出した際)一緒に出したのが「戦艦グワンバン」であったのだが」 [Newtype2007年1月号綴じ込みポスター]
  
 
このデザインは富野監督は気に入ったらしく、一発でOKがでたらしい。
一緒に提出したパイロットスーツの設定画は遭えなく没を食らったとのこと。
「そのとき(パイロットスーツのデザインを提出した際)一緒に出したのが「戦艦グワンバン」であったのだが、こっちは一発OKだったので」 [Newtype2007年1月号綴じ込みポスター]
 

 
設定画
設定画は斜め横・真横・斜め下の3点を確認。
斜め横からのものは各紙に掲載されているが、真横・斜め下の設定画はGUNDAMZZ&Z保存版設定資料集のみで確認。
書き込みもGUNDAMZZ&Z保存版設定資料集に掲載されている(永野氏の書き込みを写植で転載している)。
Zガンダムノスタルジアに全ての設定画が掲載されていた。 2006.2.7追記
Newtype2011年4月号に全ての設定画が掲載され、(1)のタイトル及び永野氏の書き込みを確認することが出来る。 2011.4.10追記
スタッフ配布用資料にて、2枚の設定画であること、タイトル・サインの詳細が判明した 2022.2.3追記

 
ジオン公国『グワンバン』タイプ(1)
全体像を見ることが出来る設定画。カラー稿も存在する。
サイン及び日付は確認できず・・。
Newtype2011年4月号にタイトル付きで掲載され、ジオン公国『グワンバン』タイプであったことが判明した。 2011.4.10追記
スタッフ配布用資料によりジオン公国『グワンバン』タイプの後に(1)、「M.N.85.」のサインが描かれていたことが判明した。 2022.2.3追記
艦先端頂部の円形ハッチ
「↓メガ粒子砲」
円形ハッチが開いてメガ粒子砲が出てくる。アーガマと同様のスタイル
頂部突起物
「指揮用長距離アンテナ→」
いかにもハマーンが搭乗する旗艦らしいコンセプトである
艦橋後部
「←コムサイ」
永野氏がデザインしたジオンの艦(他にはエンドラ)はいずれも艦橋後部にコムサイが収納されている
艦の底部
「MSデッキ↑」
「↑下砲塔×2」
「↑メガ粒子砲」
「↑長距離航行用タンク止め」
タンクが付くらしい。残念ながらタンク装備状態の設定画は確認できず。
Newtype2011年4月号に掲載された内容によると、木星〜地球間の航行を可能とする燃料タンクが装備出来るらしい。 2011.4.10追記
  
 
グワンバン(2)
斜め下から底部を見ることが出来る全身画と、真横からの視点の全身図の2点が1枚のシートに描かれている。
サイン及び日付は確認できず・・。
Zガンダムノスタルジアに掲載された設定画によりタイトルが「グワンバン(2)」であったことが判明した。 2006.2.7追記
スタッフ配布用資料により、サインが「MN85.」であったことが判明した。 2022.2.3追記
斜め視点全身図
「後方の広がりはうすい」
後部の円形をした部分に対してのコメント
スタッフ配布用資料により、全文が「後方の広がりはうすいですよ.ぴらぴら」であったことが判明した。 2022.2.3追記
横視点図
「MSは全てうつぶせで発進する」
 
 

 
掲載雑誌
Z大辞典(復刻版でもOK) P160
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
斜め横からの設定画のみ掲載。
GUNDAMZZ&Z保存版設定資料集 P180
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
3点の設定画が掲載。
永野護Q&Aブック QUESTIONIA P15
グワンバンについてのコメントが掲載されている。
ISSUE(P103)&OUTLINE(P105)
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
斜め横からの設定画及びコメントが掲載。
Zガンダムノスタルジア P167
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
すべての設定画が掲載されている。そのうち1枚のタイトルも確認できる。
ニュータイプ2007年1月号 綴じ込みポスター
この戦艦をデザインした経緯などのコメントが掲載されている。
ニュータイプ2011年1月号 P21
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
すべての設定画が掲載されている。そのうち1枚のタイトルも確認できる。
  
 
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