ハンブラビ
    
永野護氏デザインMS大全    
  
機動戦士ガンダム 1985−1986放送
永野氏デザインによるティターンズ専用可変モビルスーツで、おもにヤザン隊の乗機として登場した。
エイのような形状の青いカラーリングの機体で、足を背中のほうに折り曲げることでMA状態に変形し、顔部には半月状の二対のモノアイが上下にあり、非常に異彩を放つデザインであった。
 
この機体には特にバリエーションが多い。
  
 
 
 ハンブラビ
 
永野氏デザインによるティターンズ専用可変モビルスーツ。
TVでも、おもにヤザン隊の乗機として登場した。エイのような形状の青いカラーリングの機体で、足を背中のほうに折り曲げることでMA状態に変形する。
顔には半月状の二対のモノアイが上下にあり、当時の多彩なMS群の中でもかなり異彩を放っていた。
 
永野氏は、リックディアスとガルバルディβのデザインを上げた時点で、(おそらく)スポンサーサイドと揉めて制作から離れているが、富野監督から依頼があり、2体のMSをデザインしている。その1体がハンブラビである(もう1体はキュベレイ)。
その際に富野監督による要望は特になく、永野氏の好きなようにデザインしてほしいとのことであったそう。ただし、エゥーゴのMSではなく、敵方(ティターンズ・アクシズ)のMSをデザインしてほしいとのオーダーはあったらしい。
「今年(1985年)の4月に富野さんから電話があって、”やっぱりあと2体くらい作ってほしいなぁ”といわれまして、僕は”監督の頼みだから、仕方がないですね”という感じで引き受けたんです。」 [アニメック1985年10月号]
「すでにZガンダムから半年くらい離れていたんですけど、当時のプロデューサーである内田さんから「デザインはいくつも上がっているんだけど、ちょっと困っている。富野さんももう一回やってみないかと言っているので、参加してくれないか」という話が来まして。「とにかく何をやってもいいから」という話で、とりあえずハンブラビとキュベレイを描いたんです。確かデザインは1日とか2日とかで上げているんじゃないかな。デザイン、本当にヒドイですよ。」 [Zガンダムエース]
「敵方のモビルスーツをデザインしてほしい」という話以外は、(富野さんからのオーダーは)特に何もなかったです。とにかく好きな形に描いてくれと言われました。ガルバルディβやリック・ディアスは、富野さんの意思も入っていますけど、ハンブラビとキュベレイに関しては全く入っていないですね。完全に注文なし無条件で、デザインを上げたのを使うからと言われていたので。」 [Zガンダムエース]
(旧シリーズ的な雰囲気を持つガルバルディβ・リックディアスをデザインした後に)今でもそうですけど、「『自分のガンダム』をやりたい」って人は多いですからね。しかし、最初からガンダムは富野さんのものだし、富野さんが「これはモビルスーツだ」って言ってオッケーしたら、それでいいじゃん、とは思うんです。で、富野さんも僕もちょっと不満が溜まったんで、最後にひとつ思いきったやつを、と思って出したのが、キュベレイとハンブラビだったわけです(苦笑)。」 [Zガンダムヒストリカ09]
  
しかし、このハンブラビは当初メタスというMSとして登場する予定だったとのことである。
これがクラックス(ハンブラビの初期稿)であり、このデザインがあまりに特異なものであったために急遽31話に登場予定のティターンズのMS「ハンブラビ」としてデザインされたのであるが、ここで敵方のMSというオーダーであったという永野氏のコメントと矛盾してくる。
おそらく、想像であるがこの経緯がややこしいために、Zガンダムエースのインタビューでは敵方のMSのデザインの依頼を受けたと答えているのではないかと思われる。
まぁ、永野氏のことなので単に勘違いということも容易に想像できるが、もしくはメタスが当初敵方のMSという設定であったという可能性も一応考えられるが・・・。
「それで21話に登場するメタスを作って欲しいという事だったので、そんじゃ作りましょうとか言って、スーパーエイ型メカというか、クー・クラックス・クランというか、ヒトデというか・・・・・・訳のわからんメカを作ってしまったんだけど、それが作画直前になって31話に回されてしまって、メタスになるはずだったメカは、ハンブラビという名前で出ることになったんです」 [アニメック1985年10月号]
「メタスは、もとメタス(永野メタス)というのがあって、永野メタスが決定稿で作画インして、その直後に現行のメタスがいきなりポンと来まして、メタスこれでいきますという風になってしまったんです」 [アニメック1985年10月号藤田一巳氏コメント]
  
特筆すべき点として、マイアニメ1985年5月号模型情報1985年8月号パプテマス・シロッコと共にハンブラビが描かれているのであるが、これはこのMSが、当初永野氏にとってのメッサーラだったためであるとのこと。
経緯としては、元々メッサーラとしてデザインしたラフデザインをクリンナップしてハンブラビとなったという事である。
「ハンブラビは僕なりのメッサーラだったんです。シロッコとメッサーラは、企画段階ではもっと重要存在になるはずだったので、メッサーラのデザインはデザイナーがみんな狙っていたんですよ」 [ZガンダムメモリアルLD-BOX1封入ブックレット]
「もともとは、可変モビルスーツのメッサーラとしてデザインラフを書いていたものをもとに新たにクリンナップしている。」 [Zガンダムエース]
 
このMSがデザインされた流れをおおまかにまとめてみると、

永野版メッサーラとして表紙イラストを描く(ただしシルエットだけでほとんどデザインしていない)永野氏がZガンダムの制作から降板21話のメタスとして富野監督から依頼クラックス(永野版メタス)という(ラフ)デザインを提出正式なデザインを上げるデザインが・・・なので、31話に登場するティターンズ側のMS(ハンブラビ)に変更という流れであったと思われる。
 
永野氏はこのMSのコンセプトは戦艦へのピンポイント攻撃を主体に考え、自身このMSを「船落し」のニックネームをつけていたが、あまりTV制作陣はそのような使い方をしておらず、新兵器海蛇を使って戦うという演出をされていたのが個人的には残念。
「ハンブラビはその異名"船落とし"の基本設計のとおり、船の動力にすれ違いざま2発浴びせる」 [Newtype1994年1月号]
「モビルスーツって本当は空母や軍艦をたたくために生まれた機械なのにそれを忘れてしまっているわけだから。機械には、なぜその機械が生まれたのかという背景が必ずある。それを考えながら描かれたメカかどうかは見る人が見れば一発でわかるんだ」 [マモルマニア]
 
デザインを発表した際、当時のNewtypeに、「実はハンブラビーではひとつの挑戦をしているんです。僕の設定書というと、やたらといろんな文字が書き込んであるので有名だけど、最近やたらとこの類の書き方がマネされてきましてね。それが嫌なので、余分なことは一切書かない。デザインだけを見てください。今回はモビル・スーツの原点に帰って、フォルムの美しさと、誰が見ても一度見たら忘れないような形を作ることに終始しました。続いて出てくるハマーン・カーンのキュプレイはサメ、このハンブラビーはエイ・・・とてもわかりやすいでしょ?本来、モビル・スーツは形の面白さが魅力だと思うんです」 (Newtype1985年10月号)というコメントを寄せている。

 
コメント通り、設定画にはほとんど永野氏の書き込みは見られない。
また他にもBCLUBに作画担当者に当てたメモが掲載されている。
「初出の回、各演出、作画様、基本的に好きな所から武器、ノズル炎、ライト等出してください。どうぞ御自由に。モノアイ等としてもおもしろくできる所がたくさんありますので、自力でさがして下さい。その方がきっとおもしろくできると思います。このメカに関しては。」 (Bclub3号より)とのこと。
 
他にもハンブラビに関するコメントとして
「結局僕はポイントになるメカだけを作っているですよね(中略)後半では変形メカのハンブラビ」 [アニメック1985年10月号]
「リックディアスとガルバルディーは、ノリで作って、ハンブラビとキュベレーは開き直りで作った(笑)」 [Beep1988年1月号]
「Zからは離れたんだけど、後半用ののMSが欲しいよーといわれて、ハンブラビとキュベレーを提出しました」 [ZガンダムメモリアルLD-BOX1封入ブックレット]
「これは冗談ですから(笑)。リアルにつくればつくるほどこっけいになるかわいそうなメカ。MSの目にこだわりたくて、逆三日月のかっこいい目ができたんですよ。胸元に昔のMSの顔がちょっと残ってますけどね」 [ISSUE&OUTLINE]
(永野氏にとって敵MSとは兵器でなくキャラクターという意識が強く、ZGに登場する敵MSはキャラの個性が弱く感じていたので、ハンブラビのデザインイメージは)強いキャラクター性を持った、敵MSを考えた時に、「とにかく派手にやろう!」と思ったのがハンブラビとキュベレイなんですね。例えば、落書きをするにしても、ザクはちょっと難しいけどドムやゲルググなんかはモノアイの形だけで真似ができるようなデザインになっている。そういうのを意識した部分はあります。だから細部はほとんど描き込まないで、線をめちゃくちゃ減らしたデザインになっているんですよ。」 [Zガンダムエース]
(当時のハンブラビの周囲の反応は)全然支持されませんでした。ハンブラビは「イカ?」とか言われたし、キュベレイも「何これ?」って反応でしたね。当時は、アンチ永野ファンというのがすごく多かったので。よく、僕を使ってくれたなとは思いますよ。あれから20年経って、今のファンたちがリック・ディアスやガルバルディβ、百式はもちろん、キュベレイやハンブラビなんかのデザインを見ても、既成のものとして存在しているから何とも思っていないかもしれないし、当時文句を言った人たちもそんなことは忘れているんでしょうね。」 [Zガンダムエース]
などが掲載されている。
 
なお、このハンブラビは
1985.05
マイアニメ1985年5月号の永野氏の特集コーナーにシャア・シロッコと共にハンブラビが描かれたイラスト
1985.08
佐藤元氏のコミック「おやすみ!わたしのサイボーイ」の、とある1コマの背景の海の中に永野氏がちっちゃくイラストを寄せている。
1985.08
模型情報1985年8月号の表紙に、シロッコと共に描かれたイラスト
1985.11
マイアニメの綴じ込みポスターに、ヤザン・ゲーブルと共に描かれたイラスト
1986.01
アニメディアの1986Zガンダムカレンダーのプレゼント用色紙にバストアップイラスト
1986.03
川村万梨阿さんのファン会報誌に、凧としてレッシィにあげられようとしているイラスト
1990.07
Newtype1990年7月号のFSSの特集記事の扉イラストにてなぜかフロートテンプルの池に沈んでいるイラスト
1992.02
佐藤元氏のコミック「魂火」のゲストページに永野氏が2ページにわたってコメントやイラストを描いていて、そのなかにSD化されたMA状態のイラストも描かれている。
1993.06
FSSの連載扉の登場人物紹介の中に、なぜかディフォルメ化されたハンブラビのイラストが描かれている。
1998.06
Newtypeの付録「まるごと富野」にイラスト
2000.07
コスパに飾られている永野氏のサインイラスト色紙の美奈子ちゃんのほうの色紙にSD化されたイラスト
と非常に多くのイラストが描かれている。
 
他にも、フールフォーザシティのモブ(大衆)シーンに何故か登場していたり(P176)、プロドゥーサーのサイモンが読んでいる雑誌の表紙がハンブラビとヤザンだったり(P157)というネタもある。 (2006.01追記)
 

 
設定画
可変M.S.ハンブラビ(1) モビルスーツ形態前面図
全身像の前面画で1シート。
このシートは長らく不明であったため、MJマテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集に掲載されていた前面図と背面図で1シートではないかと考えていた。
→2005年に発行されたZガンダムエースに掲載された設定画により前面図だけで1シートであったことが判明した。
また、シートのタイトルやサイン、日付も同時に確認されている。なお、この設定画でした見ることが出来ない永野氏の書き込みも数点ある。

シートタイトルは「Zeta Gundum #31〜 可変M.S. ハンブラビ(1)」。またGUNDAMの綴り間違えていますね・・・。ここまでくると確信犯としか思えませんよねぇ。
サインと日付は「くりすだよ 85.5.18」。他にも「復活のくりす わはははは ぶわかやろー」とも書かれている。
  
また、この設定画を見たスタッフに対して「初出の回各演出.作画様基本的に好きな所から.武器、ノズル災(炎の間違い?).ライト.等出してください.どうぞ御自由に.モノ.アイ等とてもおもしろくできる所がたくさんありますので、自力でさがして下さい.その方がきっとおもしろくなると思います.このメカに関しては」という要望?が書かれている。
こんな事書くから、数年後に痛い目にあうんだよなぁ。勿論私は永野氏のこういった所にたまらなく轢かれて惹かれてしまうのですが(笑)。
全身像前面図
「モノアイ、両肩にもあります(飛行用)」「リニアシートはRディアスを」の書き込み有り。肩のモノアイは飛行時にのみ使用されるのね・・・・。
 
●モビルスーツ形態(背面図)

MJ マテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集に掲載されていた前面図と背面図で1シートではないかと考えていた。
→2005年に発行されたZガンダムエースより前面図で1シートであり、この背面図は別のシートに描かれた物である事が判明した。

 
なお、Zガンダムエースではモビルアーマー状態の前面図と一緒のシートに書かれているようにも見えるが、このシート自体もサンライズ制作スタッフによって2枚のシートが1枚のシートにされた可能性も考えられるため、現在のところは不明である。そのためタイトルやサインも不明

 
また、永野氏の書き込みも今のところ確認できていない。
 
●モビルアーマー形態(前面図)
この設定画もどのようなシートだったのか判明していない。
MJマテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集ではモビルアーマー形態背面図と1枚のシートであるかのように見えるし、Zガンダムエースではモビルスーツ形態背面図と1枚のシートのようにも見える。
 
ただし、サイン及び日付はZガンダムエースに掲載されている。書かれていたのは「MAMORU NAGANO 85.5.18」。名前すべてが大文字で書かれているのは非常に珍しい。シートタイトルは不明
全身像前面図
「[飛行形態]よーするに腰が曲がって背中に足がのるだけ!しっぽのびる」
腰部の装甲に対して「ココの所はBLでつぶすとラクであります」
変形時の手首に対して「手を裏にしまうこともできます」などの書き込みあり。
  
●モビルアーマー形態(背面図)
この設定画もどのようなシートだったのか判明していない。
MJマテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集ではモビルアーマー形態背面図と1枚のシートであるかのように見えるし、Zガンダムエースではその他コクピットや足のフィンと一緒のシートのようにも見える。
勿論、シートタイトルやサインも不明
全身像背面図
脛部の装甲版に変形時「ノズル出る」という書き込みあり。脛の装甲にある四角いパネル上のものはMA時の噴射ノズルだったのね。納得(笑)。
  
●その他
細部の詳細な設定が数点1シートに掲載されていたと思われる。MJマテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集に掲載されているのはコクピット・MA変形時の足収納図・海ヘビ・足の裏の4点
しかし海ヘビのみ明らかに永野氏のタッチと異なるように見え、書き込まれている字も明らかに永野氏の字とは異なる。
よって海ヘビのみ他の人によって後から書き込まれているのではないかと推測しているのだが果たして・・・・?。
 
またZガンダムエースでは海ヘビは掲載されてなく、MA形態背面図と一緒にこれらの設定画が掲載されている。
MJマテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集では確認できなかったがいやらしく(?)笑う永野氏の自画像イラストが描かれていたことがこの雑誌で判明した
なお、その顔イラストの横には「えへへへへへへへへねむたい・・・・」と書かれており、この自画像イラストはZガンダムノスタルジアでも確認できる。
 
なお、書かれていたサインの日付は「MamoruNagano85.5.18もってけドロボー」。ただし、シートタイトルは不明
コクピット
ハッチの開閉時の様子が描かれている。「リニアシートはリックディアス用」という書き込みアリ。
MA変形時の足収納図
変形する際のギミックが図解されている。甲板に着陸時の様子を説明するために地面が描かれているのだが、なぜかその着陸している地面に「アーガマ」というの書き込みアリ。上記したとおり当初エゥーゴ側のMSとしてデザインされたということを実証している点で非常に興味深い。
足裏
足の裏の様子が描かれているほか、スネ部分の羽(?)の穴について「足のフィンと足のウラ。穴3つは、ヌキ!!」という書き込みアリ
 

 

掲載雑誌
B−CLUB通巻3号(1985年12月) P58
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトルサイン
作画担当者にあてたメモもあり。 
MJマテリアル10 ZZ&Z保存版設定資料集 P94
  設定画完全一部書き込み完全一部 タイトル サイン
アニメック1985年10月号
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトルサイン
アニメディア1985年10月号 P13
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトルサイン
MS大全集 P20・57
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトルサイン
Z大辞典 P70
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトルサイン
Zガンダムエース
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
Zガンダムについての永野氏のインタビューが掲載され、ハンブラビについての話や設定画が掲載されている。  
Zガンダムノスタルジア P158
  設定画完全一部書き込み完全一部タイトル サイン
ハンブラビの設定画が数点掲載されている。永野氏の自画像イラストもちゃんと掲載されている。
 
イラスト

マイアニメ1985年5月号模型情報1985年8月号おやすみ!サイボーイマイアニメ1985年11/20号アニメディア1986ZガンダムカレンダーフールフォーザシティROUGE1Newtype1990年7月号魂火Newtype1993年6月号Newtype1994年1月号まるごと富野
 
コメント

Bclub3号アニメック1985年10月号Newtype1985年10月号Newtype1994年1月号ZガンダムメモリアルLD-BOX1封入ブックレットマモルマニアISSUEOUTLINEZガンダムエース
  
 
 
 クラックス
      (ハンブラビ初期稿)
 
永野氏による、ハンブラビの初期デザイン
 
ハンブラビのMA体型が若干違っている。正式デザインでは脚が背中側にそるようにして収容されるのに対して、こちらのクラックスは脚がMA型になっても収用されずにそのままである。つまりマクロスでいう、ガウォーク体型の様な感じである。
 

 
設定画
今のところプロジェクトZに掲載された前面からのラフ画のみしか確認されていない。もちろんサイン・書き込み・タイトル等は不明・
 

 

掲載雑誌
モデルグラフィックス1985年別冊GUNDAM WARS PROJECT Z
クラックスのラフ画が掲載されている。
 
 
 
 ハンブラビoriginal version
      (ラポートDX ZG大辞典オリジナルVer.)
 
ラポート発行の機動戦士Zガンダム大辞典に掲載された、永野氏による形状の異なる機体。
2005年に、Zガンダムヒストリカ09にも転載されている。
 
大型化された背中のフィンと、両腕に装備された大型のクロー(鈎爪)が特徴。全体的に怪物のような外観で、なぜか背中のフィンにミラージュマークが描かれている(笑)。
 
イラストに「X-185 HAMBLHABI Mamoru Nagano 86.4.18」のサイン有り。
 

 

掲載雑誌
ZG大辞典(復刻版でもOK)
このMSが描かれたモノクロイラストが掲載されている。
Zガンダムヒストリカ09 P29
このMSが描かれたモノクロイラストが掲載されている。
 
 
 
 ハンブラビ
       (小説オリジナルVer.)
 
講談社から発行された富野由悠季氏の小説機動戦士Zガンダム第五部-戻るべき処扉ページに掲載されたイラストに、オリジナルデザインのハンブラビがサイド1のコロニーと共に描かれている。
・・・のだがよくよく見てみると胸より上の
破壊された残骸のイラストである。
#ちなみにワタシは長いことMA状態のハンブラビだと勘違いしていた。肩のあたりが左右非対称でミョーだなとは思っていたが(笑)。
 
全体的に(とは言っても肩より上しか描かれていないが)デザインが変更されている。
特徴的なのは上下2対あるモノアイの下側の形状がよりシャープになっている事とそのすぐ上に
シャアザクと同形態のツノが付いていることである。
 
これはあくまで私論にすぎないが、この機体はカミーユに破壊されたヤザンの機体ではないだろうか?であればサイド1のコロニーが一緒に描かれていることも合点がいく。おそらくこのコロニーはサイド1のシャングリラではなかろうか。
そしてこの付近には、後にジュドーらに回収される脱出ポッドがヤザン・ゲーブルと共に・・・と。
非常にストーリーを感じずにはいられないイラストである。これだから永野考察はヤメラレナイ。嗚呼・・。

 

 

掲載雑誌
機動戦士Zガンダム 第五部戻るべき処
扉ページにオリジナルデザインのハンブラビのモノクロイラスト。またカバーイラスト等も永野氏によるもの。 
 
 
 
 ハンブラビ
      (1994Newtype Ver.)
 
ZガンダムのLD-BOX発売に際し、Newtype1994年1月号及び同LD-BOX1に封入されたブックレットに掲載された永野護氏のイラストに登場したハンブラビ。
デザイン及びカラーリングがリメイクされている。
 
TVに登場した機体との変更点は
腕部クロー2本→3本
フィン大型化
頭部モノアイ(上下2箇所の下部)スリット形状変更
背中に大型砲門×2
  
等。またカラーリングも青色から血のような紅色に変更された。
ちなみにMAの状態で描かれているが、この状態こそが永野氏にとってのハンブラビたるべき物なのであろう。
まさに戦艦攻撃に特化した形態である。なおこの機体もプルトンドライブを装備し、奇怪な脚部を装備しているとのことである。
「続いて、上方から巨大なモビルアーマーハンブラビが姿を現す。血で染まったように真っ赤な機体は笑っているようだ」 [Newtype1994年1月号]
「高速でジグザグにやってきたハンブラビはその異名"船落とし"の基本設計のとおり、船の動力にすれ違いざま2発あびせる。」 [Newtype1994年1月号]
「全機下半身はプルトンドライブ特有の奇怪な脚部をもっている」 [Newtype1994年1月号]
「モビルスーツって本当は空母や軍艦をたたくために生まれた機械なのにそれを忘れてしまっているわけだから。機械には、なぜその機械が生まれたのかという背景が必ずある。それを考えながら描かれたメカかどうかは見る人が見れば一発でわかるんだ」 [マモルマニア]
「ハンブラビはほとんどそのままですね」 [ISSUE&OUTLINE]
 
 

掲載雑誌
Newtype1994年1月号 P8〜9
イラスト及び解説文が掲載されている。
ZガンダムメモリアルLD-BOX1封入ブックレット P16
イラストが完全な形で掲載されている。
本誌ではコメントに隠れてよく見えなかった永野氏のサイン(「Mamoru Nagano 1993Dec」)も見ることが出来る

ISSUE(P102)&OUTLINE(P104)
イラストが小さく掲載されている
GUNDAMA 2002Spring No.004 P323
安彦氏との対談のなかにイラストがモノクロで掲載されている
ZガンダムエースNo.001 P86
永野氏のインタビューと共に、このイラストも転載されている。
機動戦士ガンダム30周年画集「天地創造」 P201
イラストが再録されている。
 
 
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