JOURNAL 2005.aout
〜東京幻想旅行記〜



☆2005年8月6日(土)晴れ

下北沢440にて黒葛原りつワンマンライブ。





☆2005年8月7日(日)晴れ

谷保かけこみ亭にて花&フェノミナン、ハウス・オブ・グリーンライブ





☆2005年8月8日(月)晴れ

参院にて郵政民営化法案否決。
衆議院解散。
イラクに派兵し、国内での反戦活動を弾圧してきた
小泉政権が倒れることを望む。
いまよりも良くなる、という保障はどこにもないけれど。





☆2005年8月9日(火)曇り

父、肺気胸のため入院。





☆2005年8月10日(水)曇り

会社を休んで父が入院した病院に行く。





☆2005年8月11日(木)曇り

会社の帰り、ラヂオキッチンでビールを一杯。
アルバイトの女の子が来月インドのマドラスに行って、
2ヶ月間日本語の教師をしてくるという話を聞く。





☆2005年8月12日(金)雨

夏風邪をひく。





☆2005年8月13日(土)曇り

一日中寝ていた。
風邪が身体からぬけていった。





☆2005年8月14日(日)晴れ

国分寺の旅行代理店に行き、
来月の沖縄旅行の代金の残額を払う。
『沖縄ナンクル読本』(講談社文庫)を
読み始める。東京に暮らす人々が
何故にかくも沖縄に憧れるのか?
“テーゲー”という一言に、その答えはきっとある。





☆2005年8月15日(月)激しい雨

子供の頃の母がツトム兄さんと呼んでいた
母の叔父にあたる人は、子供に優しい医学生だった。
学徒出陣でフィリピンに行って、それっきり帰ってこなかった。
祖母は73歳で亡くなるまで、弟のツトムはいつか帰ってくると
心のどこかで思っていたようだ。ツトム兄さんが
どこかに帰ってくるとすれば、それは彼の故郷であって、
あの戦争を美化し、正当化する靖国ではないはずだと
僕は思っている。死後の魂にまで、国家に干渉して欲しくはない。
死んでまで東條さんと一緒? ああ、いやだ。





☆2005年8月16日(火)激しい雨

ほんやら洞にてカレーライスの昼食。
カウンターの窓際の席から外の雨を眺めながら。
アルバイトのCちゃんと花&フェノミナンの話やら
沖縄の話やら、彼女が友達と作っている
写真とテキスタイルの本の話などする。

父、退院。





☆2005年8月17日(水)晴れ

夕方、国立・猪口菜で飲む。
帰りにラヂオキッチンに寄り、
マレーシアンヤキソバの食事。





☆2005年8月19日(金)晴れ

仕事の帰り、高井戸の琉球居酒屋“ちゃんぷる亭”に寄る。
ちゃんぷる亭のお母さんと久しぶりの再会。
注文もしないで30分ほどよもやま話。
沖縄出身の元プロボクサー、ひとりで10歳の男の子を
育てているお母さん、劇団の製作スタッフの女性、
返還前の沖縄の米軍キャンプで8年間働いていたというトラック・ドライバー、
そして10年前にたまたまこの店のすぐ近くで働いていた僕。
それぞれの人生が交錯した真夏の夜の環八沿いの店。
共通項は沖縄を愛しているということ。
来月、沖縄から帰ったら、おみやげ話を携えて、
また、みなさんに会いに来ますと再会の約束。





☆2005年8月20日(土)晴れ

今月の26日の国立での花&フェノミナンライブには
行けそうもないので、次に彼等に会えるのは
来月の10日と11日の沖縄ということになる・・・
と考えたら、なんだか花フェノ欠乏症のようになってきて
自宅で花フェノライブDVDを観た。
2003年に谷保かけこみ亭で行われた“塩の邑”ライブ。
かけこみ亭という特別な場所でのライブ映像。
よくぞ遺してくれたというべき貴重な記録・・・。

夕方、鷹の台駅の裏のほうの床屋に行く。
昼間の猛暑が嘘のように涼しい風が吹いている。
このあたりはヒートアイランド・エリアのはるか外側なんだなあと思う。





☆2005年8月21日(日)晴れ

友人Sとラヂオキッチンにて夕食。





☆2005年8月23日(火)雨

仕事の後、市ヶ谷駅近くの中華料理屋でひとりで夕食。
砂肝の唐揚げでビールを一杯。
深夜帰宅。





☆2005年8月27日(土)晴れ

休日出勤。深夜帰宅。





☆2005年8月28日(日)晴れ

休日出勤。
仕事の帰りに下北沢BIGMOUTHにて
黒葛原りつライブ。
久しぶりに聴いた「ふたりだけのルール」は圧巻。
山崎ハコさんや中山ラビさんがライブのときに
超えてゆくある水準を、今夜、黒葛原りつもまた
見事に超えてみせてくれた。





☆2005年8月29日(月)晴れ

なんとはなしに淋しい一日。
仕事を休んでいないので情緒不安定なのか・・・。





☆2005年8月30日(火)晴れ/雨

CDで高田渡さんの“コーヒーブルース”を繰り返し聴く。

“さんじょ〜へ行かなくちゃっ♪ 
三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね♪
あの娘に逢いに・・・♪”

いいんだよなあ・・渡さんのメロデイー。
好きな女の子がいる店に行く、
ちょっとわくわくする気分を
ほんのり切なく歌っていて。

イノダのロゴの入った100円ライターを
見せてもらったっけ・・ほんやら洞で。
ラビさん、行って来たんだな、イノダに。
京都ライブの時に。





☆2005年8月31日(水)晴れ

代休。国分寺駅北口の整体に行く。
ついでにHISに寄って沖縄行き航空チケットを受け取る。

鷹の台まで戻ると、駅前の交番の前で
十代の男の子二人と女の子ひとりが
なにやらもめている。 どうやら恋愛沙汰のようで、
若い警察官が困った顔で立ち会っていた。