JOURNAL 2005.sept.
〜東京幻想旅行記〜



☆2005年9月3日(土)晴れ☆

ほんやら洞にて花&フェノミナンのジャンベ奏者で
シンガーソングライターのさっちゃんとカレーライスのランチ。
その後、さっちゃんとともに国分寺労政会館で開かれた立川反戦ビラ事件の集会へ。
専修大の小田中聰樹教授の記念講演「ビラ配り弾圧の先にあるもの」を聞く。
どんなときに国家は言論を弾圧するのか?
1.権力が危機的状況にあるとき
2.戦争をするとき
その先にあるのは戦争だ。
この講演の中で、マスメデイアの報道姿勢も
問題とされた。例えば9条の会が1万人規模の集会を開いても
全く報道されない。市民の側に残されたコミュニケーションの手段として
ビラ配りは重要だ、という論旨に共感。
立川反戦ビラ事件の控訴審第1回公判が今月14日。
勝たなくては、絶対に。これは僕たちの闘いだ。

集会の後、夕食にラヂオキッチンに寄ると、
9月11日の青山能楽堂でのラビライブ、
来られないなら早めにキャンセルして欲しいとラビさんが言っていたと
きよみさんから聞く。11日は沖縄に行っているので
ラビライブには行けないということを
僕はラビさんに言っていなかったのだ。
あわててほんやら洞に行ってドアを開けると
ラビさんが入り口近くの椅子の上に立ってなにやらやっている。
「ラビさん、なにやってるんですか?」と見上げると、
「ああちょうどよかった、ちょっと肩貸して」と
店に入った僕の肩に手を置いて
バランスをとりながらドアの上にあるエアコンの水漏れを修理。
「ラビさん、すみません。11日、行けなくなってしまって・・・。」
「うん、わかった、いいよ」とにっこりしてくれた。
ラビさんの微笑みは明るくてキレイでやさしい。

夜9時から下北沢のシネマアートンにて
ドキュメンタリー映画「マンゴと黒砂糖」。
りつライブ仲間のSさんのお誘いだ。
戦前のサイパン・テニアンなどの南洋諸島への移民。
そこで亡くなった人々の慰霊の旅。
Sさんの友人の鯨エマ監督にご挨拶。
とても素敵な人。





☆2005年9月4日(日)晴れ/激しい雨☆

午後、国分寺で整体。
どしゃぶりの雨の中、国分寺市役所にて期日前投票。
帰りに鷹の台駅前の松明堂書店地下のギャラリーにて
中津川浩章個展“「見ること」と「在ること」”を観る。
ちょうどオープニングパーテイーをやっていて、
赤ワインを一杯、ごちそうになる。





☆2005年9月7日(水)曇り☆

六本木morphにて黒葛原りつライブ。





☆2005年9月8日(木)曇り☆

画家・大塚ゆかこさんから久しぶりに個展案内の
ハガキをいただいていた。
行くとすれば今日しかなかったのだけれど
仕事が遅くなり断念。残念だ。
明日から夏休みで沖縄へ。





☆2005年9月9日(金)曇り/雨☆

午後、沖縄着。那覇市内で沖縄の友人S君と再会。
桜坂界隈の古い飲み屋街の店でヒージャー汁など
つつきながら泡盛を飲む。ゴールデン街を思わせる
レトロで温かな雰囲気の場所。
見知らぬお客さんからナイチャーの僕へ月下美人の差し入れ。







☆2005年9月10日(土)曇り/雨☆

那覇市内のライブハウス“乱波堂”にてライブ。
東京からの花&フェノミナン、色町劇場、
沖縄からちえみ・ジョーンズ(ソロ)、やまねまき、マルチーズロック。





☆2005年9月11日(日)晴れ☆

午前中、ある目的のため那覇市内を散歩。
夜、友人S君と共に宜野湾市内のライブハウスK−MINDへ。
花&フェノミナン、色町劇場、ちえみ・ジョーンズ・バンド、
知念詩導さんのライブ。
ライブ終了後、ライブハウスの近くの居酒屋での
打ち上げにS君とともに参加。
素晴らしい夜。





☆2005年9月12日(月)晴れ☆

同宿の花&フェノミナンたちに別れを告げて
ひとり東京に戻る。僕の夏休みは今日で終わり。
国分寺に戻ると虫の音がにぎやかで、
涼しく吹き抜ける風はもう秋。
ほんやら洞にてビールを一杯飲んでから帰宅。

小選挙区制とはいえ自民党圧勝のニュース。
マス・メデイアはこの政権の危険性をほとんど伝えない。
反戦活動への弾圧は小泉政権下で起きているのだ。
次に起きることはなんだろう・・・。





☆2005年9月14日(水)晴れ☆

某国際組織の会議。





☆2005年9月15日(木)晴れ☆

ある美しい小さな島国の大使館主催のセミナー。
優雅で静かで温かな人々。
行ってみたいな、いつか。この国へ。
仕事中、2階のパーテイー会場への階段を
駆け上りながら階下のロビーを見ると
1階の専門図書館に調べものに来たであろうSさんが
佇んでいるのが目に入る。
いつもラヂオキッチンで会う人だ。
Sさん!いまちょっと忙しいのでまた後で!
と声をかけると、Sさんは「またね〜」っと優しく手を振った。
職場でSさんと会えて、なんだかうれしかった。





☆2005年9月16日(金)晴れ☆

沖縄から帰ってから、次に沖縄に行けるのはいつだろう・・・
という考えが頭の中に住み着いている。
昼休みに職場近くのコンビニに弁当を買いに行った
ついでに、沖縄旅行のパンフレットをもらってくる。
クリスマス前の12月あたりが安そうだ・・・・・。
今度はちえみ・ジョーンズの歌を聴いて、
そして沖縄の海をゆっくりとながめて、そして・・・。





☆2005年9月17日(土)晴れ☆

叔父一家が遊びに来る。
午後、皆で玉川上水を散歩。
途中、鷹の台駅前のケーキ屋さん“ドリアン”で休憩。
僕は抹茶金時のかき氷を食べる。





☆2005年9月18日(日)晴れ☆

友人から問い合わせのあった映画「吉祥寺発赤い電車」。
僕も知らなかったのだけれど、1972年の
高田渡さんのドキュメンタリー映画とのこと。
ビデオやDVDにもなっていないようだ。
どうにかして観る方法はないものだろうか・・・・・。
どこかでフィルムを借りてきて自主上映会みたいな
ことをすればよいのだろうか・・・・。





☆2005年9月19日(月)晴れ☆

鷹の台の松明堂ギャラリーにて木下晋展
木下晋さんを初めて知ったのは10年ほど前に読んだ
洲之内徹さんのエッセイ「気まぐれ美術館」によってだ。
老女(彼の実母)を描いた細密な鉛筆画から強い印象を受けたので、
彼の作品というと老人の絵という気がしていたが、今日の個展では
幼子や若い女性を描いた作品も見ることができた。
それぞれにあたたかな絵。
人間の美しさをやさしい眼差しで輝かせる彼の作風。
いいなあ、と思う。
久しぶりに、“絵”を観た、という満足感をもらった。

* * * * * * *

立川反戦ビラ事件の控訴審をめぐって
被告側になされる陰湿なイヤガラセという話を
さっちゃんのブログで読む。
権力側のやっていることのレベルの低さに
怒りを通り越してあきれ果てる。





☆2005年9月22日(木)曇り☆

国立・地球屋にて花&フェノミナンによる
超一級のロックライブ。





☆2005年9月25日(日)雨/晴れ☆


休日出勤。

夜、谷保・かけこみ亭にて三多摩のロックバンドの競演ライブ。
渋味、 The Rolling MAD Shinobu Band 、  
花&フェノミナン、YARZ 、KARAMI。
幸福な空間。





☆2005年9月26日(月)晴れ☆

仕事から帰宅して熱を測ると39℃の高熱。
風邪をひいたらしい。





☆2005年9月27日(火)曇り☆

午後2時ごろ出社。





☆2005年9月29日(木)晴れ☆

午前中、病院に立ち寄り。
午後、出社。