JOURNAL 2007.jan.
〜東京幻想旅行記〜

☆2007年1月3日(水)晴れ☆

かけこみ亭での新年会にお邪魔する。
幸福なひととき。
ありがとう、みんな。





☆2007年1月7日(日)晴れ☆

休日出勤。
夜、国立の猪口菜にて黒葛原りつライブ。
「私の家に皆さんを招待したような・・・」(りつ)、という
リラックスした、和やかなりつライブ。
この場所こそは彼女の“ホーム”なんだ。
久しぶりに会う黒葛原りつ、う〜ん、やっぱり可愛い。





☆2007年1月8日(月)晴れ☆

週末に一時帰宅していた母を父と共に病院まで送る。
帰り道で父がぽつりと「かわいそうだなあ・・・」と言う。
立川の駅で父と別れ、国立の猪口菜に寄る。
ミワコさんという女性サックス奏者の演奏を聴く。
駅前の古本屋でサリンジャーの伝記、
「サリンジャーをつかまえて」を購入する。

脳梗塞のリハビリによる回復期間は三ヶ月から四ヶ月。
六ヶ月を過ぎると、それ以上の回復は見込めない。
そのことを知っている母は、なんとかこの期間中に
元のように回復したいと思っている。
もどってほしいと僕も祈っている。





☆2007年1月16日(火)晴れ☆

今朝、母退院。

立川の災害医療センターと武蔵村山の村山医療センターの
ドクターと看護師のみなさん、
ご心配くださった皆様に深く感謝しています。
ありがとうございました。





☆2007年1月17日(水)雨☆

広尾にて会社の新年会。

帰りにラヂキチに寄る。
会津出身のアルバイト、Cちゃんが今夜で最後なので
お別れを言いに。
おつかれさまでした。
そしてありがとう。
君の成功と幸福を祈っています。





☆2007年1月18日(木)晴れ☆

水上勉氏のエッセイ『生きるということ』(講談社現代新書)を読む。
七十年代初頭に書かれたこのエッセイのなかで、
学生運動には冷ややかな水上氏が
ヒッピーに対しては熱い共感を寄せ、
腐敗堕落した禅宗教団には期待しないが、
ヒッピーコミューンの若者たちの中にこそ
良寛さまや白隠さんの卵がいると言っていることに胸打たれてしまった。





☆2007年1月20日(土)晴れ☆

国立・猪口菜での二回目の葉子&シラス&ユーキトリオ
のすばらしいブルースライブ。
同じメンバーで今月中に横浜でもう一本予定が入っている。
この新しいバンドの今後がとても楽しみ。
春さんにも会えて、シアワセだった。
ライブの後でかけこみ亭に寄って飲む。
帰り際にフミさんに母の退院のことを言うと、とてもよろこんでくれた。
フミさんや薫さんをはじめとして、ここのみんなには
感謝してもしきれない。





☆2007年1月21日(日)曇り☆

水上勉氏の自伝的小説『冬の光景』読了。
柏木五丁目、東中野、日本閣、神田川・・・が舞台。
窪島誠一郎さんを他家に養子に出す顛末が描かれている。





☆2007年1月27日(土)晴れ☆

休日出勤。
夜、国立・地球屋にて花&フェノミナンワンマンライブ。





☆2007年1月28日(日)曇り☆

休日。午前中、花フェノの新しいライブDVDを見る。
昨年の北陸での野外ライブ映像。
午後、鷹の台の街で買い物。
玉川上水の橋の近くの古本屋さんで
映画「青春の門・自立篇」のパンフレット購入。百円なり。





☆2007年1月29日(月)晴れ☆

少々気を使う仕事。
気が重かったが無事乗り切る。
疲れた。





☆2007年1月30日(火)快晴☆

土曜日の代休。
美しい青空を日がな一日眺めていた。





☆2007年1月31日(水)快晴☆

「うちらァの村は、貧乏な家が多うて、女ごにうまれると、
みんな京や大阪ィ奉公に出んなりません。
その奉公先から、みんな友だちにハガキしますね
うちは正順さんに、五番町へきたいうことしらせるの
ほんとうは悲しおした。せやけど、あては会いたかったどす。
ほれで、まっ先にしらせたどすねン」
(水上勉「五番町夕霧桜」)