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「考え中」

庭先の枝に乗った

雀の子が1羽

こわごわと空を見上げ

飛ぼうか、どうしようか

まぁるいお目めで

考え中

 

頑張れ、頑張れ。

 

「悟られ」

世界が在って

現実が在って

毎日が在って

生まれてきたことに

大して意味などないのかもしれない

自然は定められた

循環を繰り返し

そこに生きる動物達は

人より遥かに

世界の在り様を

悟っているのかもしれない

 

なんとなくだけど・・・

 

「私」

太陽にかざした

私の手を縁取る

赤い輪郭

どくどくと脈打つ

力強い流れ

私の中で

生きている

私とは別の私

 

 
身体の生命力って強いな。

 

花を降らせましょう

ひび割れた地面に

乾いた枯れ枝に

凍りついたビル群に

色とりどりの

花を降らせましょう

何の役にも立たないけれど

窓から外を見た貴方が

ほんの一刻

忘れていた何かを

思い出してくれるかもしれないから

 

 
2005年の年賀状。花さか酉さんでした。

 

「ごった煮」

腹の底の

後悔も

憤懣も

やるせなさも

切なさも

そして暖かさえ

全部ごった煮にして

どうにもならない現実に

溜め息1つ

ゆっくりと吐き出す

 

煮詰まってぷすぷすと言ってます

 

「ことのは」

唇からこぼれた

一つの言葉

もう少しだよ

空っぽだった躰に

ゆっくりと

何かが溜まっていって

何時かどうどうと

流れ出す

 

それは、まるで雪が溶けて春が来るように

 

青く透き通る

月の涙を拾い集めて

瞬く十字架を1つ

手の中で

暖かく燈る

優しい君

 

たぶん、希望はどこかに・・・

 

「白の月」

正午の青い空

影もなく浮かぶ

白い月

指先で

そっと輪郭をなぞる

一瞬の火花

溶けるように消えた

白い残像

 

メルマガNo.50 真昼の月。

 

「青い鳥」

何処へいきましょうか

この両の翼を羽ばたかせ

高く高く舞いあがる

何処へいきましょうか

この青い空の下(もと)

自由に翔けることだけが

私に許された術(すべ)

ただ思いのままに

私は…

何処へいけましょうか

 

メルマガNo.49 しまった、鳥続きだ。

 

「鳴かない小鳥」

あたしの口から零れた言葉を

透明な空飛ぶお魚が

パクリと食べた

そのまま彼は

丸いお月様まで逃げたので

あたしは言葉を亡くした

あたしは鳴けない小鳥

 

メルマガNo.33 スランプの理由はサカナか?

 

「happy seed」

幸せの言の葉の種を

呟く音の泡に乗せて

どうか貴方が

幸せでありますように

祈りの芽が

朝日に呼ばれて

目を覚ます

 

メルマガNo.32 言葉は言霊、幸福な言葉は幸せの種。

 

「秘密」

真夜中の風呂場で

浴槽に突っ伏してたら

背中に白い羽根がはえてた

思いきり伸ばして

ぱたぱた動かして

小さな秘密

皆驚くね

私も驚いたもの

「私の背中にはね、翼があるんだよ」

 

なんだか背中がスースーする

 

「飢え-katue-」

何に飢えているのか

知らないまま

カツカツと食み続ける

何を食んでいるのか

知らないまま

カツカツと屠り続ける

幾ら続けても飢餓は満ち足りず

明滅する信号を遮断するため

カツカツと、

私は何かを殺し続ける

 

メルマガ掲載。我ながら、かなり暗い。

 

「忘れ虫」

昨日のことは全部忘れた

今日のことだけで精一杯

記憶の回路は正常なのに

終わったことは全て抹消

目の前のことに

いっぱい笑って

いっぱい泣いて

そして明日も

何でもない1日

ふんばりながら生きてみる

 

どうにも忘れっぽいので困り者。

 

「ノイズ」

街角の騒音に

口からこぼれ

消えていく

懐かしいメロディ

いつだろう

この歌が好きだった自分が居た

希望と熱に浮かされた

もう戻らない

青色の騒音

 

十代のココロ模様を懐かしむ

 

「空っぽ」

疲労を忘れる意識

ココロを無くした頭脳

エネルギ−の切れた器は

慣性の法則のまま

目隠し運転を続け

溶解する思考の裏側で

ただぼんやりと

明日の空を占う

 

疲れてます。慣性の法則のみで動いてます

 

「不条理」

空からホロホロ

細い銀の雨が降る

なんで雨なんだろ?

雨が嫌いでも

晴れが好きでもないけど

なんとなく

腹の底がむずむずする

 

雨天不調。たまに、こんな時があります。

 

「言語飽和」

言葉の泡が

空にあふれ

酸化した大気が

赤銅色に燃え尽きる

 

最近、言葉が多すぎる。

 

「心模様」

私の腹の底はでこぼこ

古臭いのではなく

壊れでいるわけでもなく

ただ不恰好

いびつで判りにくい

だけど

真っ黒なわけじゃない

 

穴はあっても破けてはないの。

 

『幸−sati−』

王様の幸福

野良猫の幸福

雑草の幸福

私の幸福

幸福はそこにある

私の幸福は

私の幸福で調度良い

 

「お前はお前で調度よい」

 

「満願成就の夜が来る」

月に2度目の満月に

願い事をかけたなら

叶えてくれる

貴方は誰

悪魔と取引しても

叶えたい願いが

1つだけ、

在る

 

どうしても欲しい物ありますか?

 

「GOD CHILD」

観覧車から見えた

地上の人々

とても小さくて

とても遠くて

とても愛しくて

涙が出た

 

神様は、見てるだけしか出来ないのかもしれない

 

泣いてしまおう

どうしてよいか

どうすればよかったのか

わからなくなってしまったから

泣いてしまおう

誰もいないこの部屋で

そしたら、きっと

明日は元気になる

 

泣くことは回復への最短距離

 

「個体」

蒼い空の下の

小さな塊

その中に

今の私

5年前の私

生まれた時の私

ぜんぶつまって

1人の私

 

人間は空っぽじゃない

 

「tears」

小さな結晶が

空の国から

零れ落ちて

私の瞳の中に

吸いこまれた

渇いた大地が

微かに潤い

透明な水が

そこから流れた

 

泣くのに理由は必要ない

 

「つばさ」

背中の痛みも

心臓の圧迫も

脳髄の見せる悪夢

他人に見えない

白い翼

躰の痛みでないのなら

翼もがれる

私の痛みは何の苦しみ

 

痛いのは心。誰もがきっと、見えない翼を持って生まれてきた

 

「飛行夢」

その生物は水の底

太陽の光が届かない

深い静かの海

停止した潮流

動かない黒い塊

月に一時

新月の晩だけ

流れ出す水に乗って

それは浮上する

海面をつき抜け

白い翼で大空に泳ぎ出す

 

空飛ぶ鯨。鯨も空を飛ぶ夢をみるのかしら

 

「願う」

何かを叫びたくて

何かを壊したくて

何かをみつけたくて

止まらない観覧車の上から

遠い地上を眺めて

月が欲しいと

泣く子のように

 

時々、無性に叫びたくなる

 

「哀しい気持」

初めに扉を閉じたのは私

耳を塞いで

目を閉じて

言葉を封じて

思考の放棄

望まなければ哀しくないから

ずっと昔に枯れてしまった涙

諦める前に萎えてしまった心

冷たくひえきった感情

氷の心臓は決して傷つかないと

誰もが信じて疑わない

 

自分が哀んでいると気づかないことが1番哀しい。

 

「るりるりるり」

青い鳥を追いかけて

足の下は水浮島

危ういバランス

不確かな地面

青い鳥は

逃げる・逃げる・逃げる

捕まえた瞬間

溶けて虹になった

 

幸福の鳥、青じゃなくてもいいじゃん。金のカナリアとか?

 

「産声」

生まれたての赤ん坊は

誰に憚ることなく泣く

それは世界への挨拶

たたゆう水への別れ

H2Oを身体いっぱいに吸いこんで

これから始る長い旅路へ

泣くことのみが存在の証しのように

 

今年も誕生日が過ぎていく。生まれてきた世界へ、ありがとう。

 

『幸福論』

きっと・・・

幸せは私自身の手の中にある

つかめるか

つかめないか

それは、私次第

 

幸せになるための努力してる?

 

「プラナリア」

プラタナリアよ

お前の頭は頭か

お前の足は足か

お前の姿は現実か

 

目に見えている世界のどこまでが真実なのだろう?

 

「奇跡」

遥かに昔 僕らは 宇宙の塵だった

 

生き物が生まれて進化して、そしてここにいる。

 

「願い事」

流れ星一つ

願い事一つ

今日も良い日でありました

明日も良い日でありますように

 

ちょっと願い事をしてみたくなった。

 

「2本の腕」

私の腕は2本

私の手は2つ

抱えられる物だけ抱えよう

抱えきれない物だってあるんだよ

 

出来ないことは出来なくていいんだよ。だから泣かないで…。

 

「1番星」

空に星がひとつ

明日は晴れる?

明日は笑える?

 

晴れたら楽しい。雨もきらいではないけど。

 

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