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「たぶん、きっと」

君のことを忘れるから

僕のことを忘れて

まるで知らない人みたいに

きっと明日出会うみたいにも

そしたら

たぶん、もう1度

僕は君に恋をする

もう1度

僕は君に恋ができる

もう1度出会えたら…。

 

「恋送り」

寒の空は青く

冷たい空気が

頬を冷ます

静かな路上に

赤いポスト

ポツネン

立っていて

あたしの年賀状

ゴックン

飲み込んでしまった

 

・・・どうしよう。

 

「片恋雪」

会いたいと

呟く声は雪空に溶け

胸の奥に灯った

小さな焔

消えないように

優しく包みながら

堪らなく幸福で

行き場のない心を

ここに置いて

 

好きって悪いことじゃないよね

 

「呪縛」

呪(しゅ)をかける

   原子を縛る

      細く儚い言葉の糸

         霞のようなこの思いを

           「koi」と呼んだその時から

              世界は囚われた

                君というたった1人に

 

言葉の力てすごいものがあります。

 

「迷い人」

真夜中に響く

携帯の着信音

耳に慣れた話声は

どこか遠いノイズの先で

今夜も私の隣はからっぽ

貴方はここに居ないから

私は別のぬくもりを探して

夢の淵からさまよい出てく

 

メルマガNo.34 あんまり放っておかれても…ねぇ

 

「 a four-leaf clover 」

見つけたよ

四葉のクローバー

約束したから

貴方のために

幸せの四葉を

絶対にみつけるって

ねぇ、毎日探したのよ

ちょっと、聞いてるの?

 

最近、英字タイトルを好んでつけてる

 

「傷痕」

終わらない唄を歌おう

途切れない物語を綴ろう

もし、この今が

明日覚める夢だとしても

貴方のことを覚えていよう

魂の片隅に

貴方の存在の証を

消えない傷痕にして

くっきりと刻みつけておこう

 

明日が必ずあるなんて誰が保証してくれるの?

 

「石楠花の咲く下を」

石楠花が咲く下を

2人で歩いた

花下に佇む

不透明な水溜り

雨上がりの空に架かる

架空の虹

ゆるやかに下る

いつもの坂道を

2人で歩いた

切ないほどなんでもない

ある日の午後だった

 

なんでもないことが嬉しい「恋愛日常」

 

「ここへおいで」

昨日みた夢は

青い月に魅せられて

夜のてっぺんに昇る夢

餅つくうさぎの杵を取り

月の河原へ捨てる夢

泣きはらした君を連れ

青い地球に落ちる夢

空も海も大地も

世界は君を待っている

 

だから僕の側へ帰っておいで

 

『絶対音』

その音は

何処から聞こえてくる?

透明な金属片が

チカチカと瞬く

刹那的で継続的に

心臓に響く

君が僕を呼んでいる

 

絶対に聞こえる音、聞こえる?

 

『どうして?』

貴方に質問した

「どうして?」

貴方は笑った

「どうして?」と問うのは

「どうして?」

私は困った

「どうして?」

貴方の事が知りたいのだろう

 

貴方に興味があります。

 

「Call me again」

声が聞きたかった

私の名前を呼ぶ

貴方の声

もう永遠に

貴方が私を呼ぶことは

ないのだけど

それでも

声が聞きたかった

ただ、それだけ

 

言葉は特別、声も特別。それは貴方だから

 

「水葬の恋」

貴方に触れる度に

遠くで誰かが泣く声

心臓の奥で

卑怯者と罵る自分

私は知っている

いつか罪は暴かれ

私の躰は躯になり

裁かれた恋は

冷たい柩に葬られる

 

破滅はわかっているのに。

 

「恋病 -koiyami-」

濃い闇の夏夜に

逢えない貴方を探して

流れる星をたどれば

その先に遠い誰か

 

お医者さまも草津の湯も治せません。七夕カードの詩

 

「飛行少年」

誰もいなくなった教室

置き忘れた鉛筆

止まったままの時計

消えてしまった

今はもう居ない君を

たぐりよせる糸

君を探して

僕は世界を飛び越える

 

世界でたった1本の細い糸をたぐって

 

「大丈夫」

貴方の言葉が

真実でないことを知っている

笑顔に隠した涙も

私を撫でる震えた指も

置いていかれる可哀想な貴方

残酷な真実は目の前

お終いの日はすぐそこ

けれども

貴方の嘘だけで私はたえられる

その優しい嘘で

きっと幸福に逝ける

 

誰よりも幸せな嘘を綴る僕等。

 

「Laies」

貴方の言葉が嘘をつく

私の心が嘘をつく

降り積もる刺

冷めていく恋

「どうして?」

無意識の呟きは

遠い日の二人へ

 

嘘吐きな恋人たちへの詩。

 

『心音』

とくん、とくん

鳴り続ける鼓動

冷たい指先から灰色の脳まで

全身をかけめぐる微熱

あと1歩踏み出したら

貴方にも聞こえる?

 

ドキドキする音って本人にはすごく大きく聞こえる。

 

「SEX」

あたしの中に流れる

真っ赤な血

女という性

全てを嫌悪した

どうしようもなく

許せなかった

 

SEX=性(サガ)。10代の頃、大人になりたくなかった。

 

『voice』

悲しいんじゃないの

嬉しいんじゃないの

あなたの声を聴けて

ただ幸せで

涙が出てくるの

 

聴いていて気持好い声ってあると思う。

 

『食卓の憂鬱』

夕食に並んだ添え物パセリ

白いお皿に緑がぽつん

一人ぼっちの売れ残り

まるで私みたい

頭に浮かぶ

昼間の電話

恋愛の終幕

切なくなって口に放りこんだパセリは

やっぱり苦かった

 

周りで恋人が増えるたびに思う。

 

koibito

廻らされた有刺鉄線

個人の領域

1人王国

私だけの自由な秘密

なのにどうして

あなたはここへ入れるの?

 

有刺鉄線を乗り越えるのって痛いんだよね。

 

「雲」

秋空に

高く浮かんだ白い雲

あの雲に乗って

どこまでも

見知らぬ国まで

流れて行こう

 

外見てたら誰かと遊びに行きたくなった。

 

「ラヴ・レター」

教室の片隅に置き忘れた

学生鞄の中には

渡せなかった手紙

言えなかった言葉

たった一言

あなたが好きでした

 

憧れだけの恋でも告白したら今と違う自分がいた?

 

「今はいない貴方」

天から降ってくる

貴方の声は

私の身体を通過して

大地へと返っていく

 

記憶の中にしか居ない人の声はきっと天から降ってくる

 

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