+ シンクロする現在 +
気づけば全て静止していた
(音楽は「DIORAMA」より「スカボロ-・フェア」をお借りしました。)
夏の終りに
飛んで行く帽子を追って
白いリボン
ひらひらと
紋白蝶
僕は淡色の夢をみた
誰もいない海に
膝まで浸かって
月色した水母が
空の彼方へ
彼らは黄色い
月の舟に運ばれて
果てない銀河の旅に出る
残された僕は
1人浜辺で
目を覚まして
少し泣いた