後藤田がNPO法人「介護保険市民オンブズマン機構大阪」に参画して10年が
経ちます。
「介護保険市民オンブズマン機構大阪(通称0ーネット)」とは、介護保険を真
に利用者本位の制度としていくため、市民自らが活動し、介護の質の向上に取り組
もうというNPO(非営利組織)で、一定の研修を修了した市民がボランティア活
動の「市民オンブズマン」として介護の現場を訪問し、利用者の声に耳を傾け、事
業者にニーズへの”気づき”を伝えています。
介護が常に必要な人が生活する特別養護老人ホーム(特養)は全国で800施設
約52万人が暮らしています。しかし「特養」といっても施設によって介護の質は
さまざま。後藤田は「市民オンブズマン」として「特養」を定期的に訪問し、利用
者とのおしゃべりの中から「告発型」ではなく「橋渡し役」を基本スタンスに、利
用者や職員対応の様子、気づきを共有します。
入居してから後悔しないためには、利用者本人も家族も事前に知識をもってほし
いですね。そこで、オンブズマン活動の中で仲間たちとまとめた特養利用ガイドブ
ックを発行しました。
後藤田は、特養で働く人々、利用料金基本・加算、特養での生活の流れ、食事に
ついて執筆しています。
「特養」の生活と介護、利用料金、そこで働く人々など、概要を知る上で最適の
入門書です。

2016年6月発行/出版社・クリエイツかもがわ/B5版、92ページ
著者:後藤田慶子、他 介護保険市民オンブズマン機構大阪
定価1500円(+消費税)
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