■スタイリッシュ･セクション （＜勝手ながらネーミング)

『VTR：待っててくれて、ありがとう編』
どこの会場でも、ゴロＴがこっちを向いた瞬間に笑いが沸き、ゴロちゃんの笑顔でもう一度笑いが沸く。
それがあったかい笑い声だから、ほっこり幸せな気分になるんだな。
その気分は、オーラスまで変わることがありませんでした。

『時間よとまれ』
ツアー前半は、マフラーが暑そうなのと髪の爆発具合が気になって集中できなかったので（初告白)、
実は今回が一番歌に入り込めたような気がする私なのでした。
最初にアルバムで聴いた時は、正直、ここまでストレートに歌われちゃぁかなわんよ、ゴロちゃん…と思ったものですが、
今年、こうして彼のソロを延べ１１５万人（実質は何万人なんだろか) が聴けたのだなぁと、
あらためて、ほっと肩の力が抜けたような。
しかしながら、やっぱり最後はバックダンサー･クサナギツヨシに目が行ってしまうんですよねぇ。
でも、女性と踊っている時のクサナギさんは、フェロモン放出量を抑えているような気がするんだな。
でもでも、それが清冽で綺麗な動きに結びついているような気もするんだな。ふむ。

『幸せの果てに』
ツアーが進むにつれて、どんどん好きになっていった曲。
２番のサビを聴くと、いつも清々しい気分になります。
でもねぇ、東京ドームで私を幻惑した、木村くん大サビでのナカツヨ･ツーショット。
今回は横顔も見れないものの、やっぱり気になってチェックしていたのですが、
２日のクサナギさんは、せっせとベルトを締めなおしていました。とほほ。

『GO NOW !』
『幸せ〜』で、ちょっとポーッとなってるところに入ってくるゴロちゃんの声が心地良くて、
この曲順は、とても良いなぁと思う。
イマイチ体を動かしづらいリズムなので、クサナギさんの踊りをじっくり見ていることが多かったかな。

『Song 2』
夏場には暑苦しかったベルベット仕様のコートと手袋が、今回はとても有り難いものに見えました(笑)。

『らいおんハート』
この曲の振り付けには、こういう衣装がとても良く似合う。
体をすっ、すっ、と動かすたびに、コートの裾がゆらり、ゆらり、と揺れるから、踊りがとても大きく見えるのです。
私、リリース直後はあんまり好きじゃなかったんですよね、この振り付け。内股多用が気になって。
（そういえば、スマスマで木村くんにダメ出しされたりしてたなぁ、クサナギツヨシ）。
でも、いまや、本当に美しいと思います。この曲で踊る５人はとても素敵。

『VTR：Fly編』
で、２人のケンカの原因はなんだったんでしょうか？

『It Can't Be』
この衣装、世間ではあんまり評判が良くなかったようですが、私はワリと好きでして。
とりあえず手間掛かってそうだし、慎吾くんくらいのタッパと、ハジケた髪の色がないと着こなせないもんなぁ。
でも、最後のダンサーとのキス（もどき）は無くても良かったような気がするわ。
毎回、会場の「えーっ」が、↑じゃなくて、↓だったんだもの。

『FIVE RESPECT』
奈落で「ツヨシ！」を待っている時、どんな顔してるんだろう。
両足を頭より高く振り上げて、５万人の前に飛び出す時って、どんな気分なんだろう。
ちょっと想像してみただけで、胸がいっぱいになって鼻の奥がツンとしてしまう私って、ヘンですか？
とにかく、今回はお尻で跳ねることもなかったし（笑）、ビデオ撮りもばっちりですね。
そう、それから、渋めのラップの最後の最後、「ゴロー！」で笑顔になるクサナギさんが、とても好きでした。

『Over Flow』
ツートップのラップの間、ダンサーに囲まれて激しく踊るクサナギさんが非常にカッコいいのに、
暗めの赤い照明ゆえに、よく見えないのが大変不本意。
勿体無いんだよー。斯く言う私も、ツアー前半はすっかり見逃してたんだよー。ちっ。マルチアングル希望だわ。
サビの振り付けを一緒に踊る楽しさは、毎回、心待ちにするほどでした。
リゾート気分いっぱいの曲だったけど、今はもう、夏の想い出みたいな気分ですね。


■ＭＣ その２

◇１１/２

「この寒いのに、ノースリーブですよ」と、尋常じゃない衣装の話からスタート。
ドリスマタオルを巻いているゴロちゃんを見て、みんな「オレにもちょうだい」とタオルを受け取ります。
で、クサナギさんも受け取ります。
みんな巻いてるから、ボクも巻いてみよっかな…てな感じで巻いてみます。
でも、やっぱ、ボクいらないや…てな感じで床に置きます。
その一連の動作は４人が他のことを喋ってる間に密かに行われておりましたので、
ふと右を見た中居くんが、
「剛くんにも（タオル）あげてよ」
「あ、いやいや、あります」
と、タオルを持ち上げかけて、また床に置くクサナギさん。
「なに？寒くないの？」
「ホントの話、寒くはないの。踊ってるから暑くって、体は寒くないのよ。
  でも、自分の意志に反してハナミズが出んのよ！」
それは、体は寒がってるってことではないんでしょうか…
「『GO NOW！』でさ、ほんとビックリしたんだけど、こうやって踊るでしょ、ちゃっちゃっちゃって。
  最後に、こう、下向くじゃない？その時に、ハナミズがビッ！って出て。ビックリしたぁ」
さすが、期待を裏切らない汁系アイドル。
そんなこんな解説しつつ、タオルを巻きつけてみるクサナギさんですが、またもや外します。
「なんだよ、ヤセ我慢すんなよ！」
で、また巻きつけてみるクサナギさん。ホントに寒くなかったんでしょうか。
さすが、期待を裏切らない変温動物系アイドル。

ツアー終盤に定番になったらしい"好きな歌シリーズ"。
ゴロちゃんの『Ｆｌｙ』 （「振りは無くていいよね？」）。すごくお上手です。
サビから、中居くんのソロ部分（モノマネ付き）まで長々と。
慎吾ちゃんは『セロリ』、木村くんは『世界にひとつだけの花』、
そして、クサナギさんは、「れるびよらいっ」
あ、『Let It Be 』ですね。でも、歌ってる顔が妙に儚げなのは何故だろう。
「自分のソロのとこが好きなんですよ」と歌ってみせて、
「ほら、みんなもこういう時ってあるでしょ。ね？だけど、頑張ろう！って歌でしょ？」
と声をひっくり返しながら力説してみるものの、
「ほんとに自分のことじゃん。いざって時にチカラが出せなくて、"インパクト"が"コンパクト"にまとまっちゃってんだよ？」
と突っ込まれ、膝に手を置いて、ガックシ凹むクサナギツヨシ。がんばれ。

この後は中居ちゃんのワガママコーナー（笑）で、『どんないいこと』の木村くんパートに挑戦。
真ん中に全員集めて、「オレ、木村役！木村がオレの役…」
とご指名を受けて、中居くんのチャカチャカダンスの真似をする木村くん。
「や、だめ！じゃ、剛…や、頼りねぇからダメだな」とか、なんとかゴチャゴチャやっておりましたよ（投げやり）。
なんだか可笑しかったのは、タオルの巻き方も一人一人違うこと。
クサナギさんは、女の子のストール巻きって云うんでしょうか、マントみたいに右肩にバサッと回していて、
ごちゃごちゃやってる中居くんをボーッと見てる立ち姿は、どこぞの王子様（ただし齢１０歳）って感じで可愛かったなりね。

裏声でぴーぴー歌ってる中居くんを置いて、いったん全員ハケますが、
クサナギさんだけ帰ってきて、恒例のナカツヨトーク。
「中居くん、よかったよ！」
「うん、だって、やってみたかったんだよ」
「歌いたいよね。オレも歌いたいけど、言えねぇもん」
木村くんの歌の上手さについて語り合った後、
「オレたち、ＳＭＡＰで良かったよなぁ」
「うん、一生さ、ＳＭＡＰにしがみついて行こうね！」


◇１１/３

「ちょっと、中居くんさぁ、さっき、ここで喉スプレーシュッシュってやったでしょ！」と、怒る稲垣吾郎さん。
「こぼしたから、ココ、滑ったよ、ずるっ、ずるっ、て！」
"ずるっ"の実演が尋常じゃなく可愛らしい稲垣吾郎さん。
「もう一回やって」
素直に再現する可愛らしい稲垣吾郎さん（もうすぐ２９歳）。
拭くものない？の声に、さっと肩に掛けたバスタオルで床を拭く木村拓哉さん。ジェントル。
「拓哉、いつもありがとう…入試の時、答え見せてくれてありがとう…
  卒業文集、写させてくれてありがとう…ガリガリくん、おごってくれてありがとう…」
「それを言うなら、オレが弁当で春巻き食べてる横で"何食ってんの？"って言うなよ」
「拓哉に会って、春巻きに出会うことができた…ありがとう」
「どう板橋区！」
「あ、嬉しい。ボクの出身地言ってくれた！」

…とミニコントが繰り広げられる中、いつも通り、ぽーっと眺めてる人、約１名。
実を言うと、私でさえ、この間の彼の様子が思い出せないのでありました。なんてこった。
この後、これからのお仕事告知を経て、"好きな歌シリーズ"へ。

ゴロちゃんは『Don't Cry Baby』。本日も中居くんソロのモノマネ付き。可愛い。んふ。
続いて、クサナギさんの番です。
「剛！だいじょぶか？」
「イエイエ」
「おまえ、寒くて死んじゃうんじゃないか？真っ白だよ」
「ケンチャナヨ。だいじょぶ」
「だって、ちょっと芸能人のオーラ消えてきてるよ」
「これは、今、ちょっと抑えてるんですよ」
「今出さなくて、いつ出すんだよ！」
「出してくださいね、はい」
で、『がんばりましょう』で、巻き舌＆音外し披露 （確信犯か？）。
何度か、やり直しされられてましたが、ワタクシ的にはモニターに映る顔が非常にキレイだったので、
細かいことは言いません （ちょろいのねん）。
が、「ホントの音が分からなくなってきた…」と悩んでいた木村くんの気持ちはよく分かる。
あれ以来、私も『がんばりましょう』のホントの音が分からなくなってしまいましたもの （ＣＤで聴きなさいって）。
本人は「くそぉ、最後はちゃんと歌いたかったのに…｣悔しがっておりました。

慎吾くんは再び『セロリ』、木村くんも『世界にひとつだけの花』。
でも、２人とも『My Childhood Freind』も歌っちゃうものだから、
「やめろよ！後で歌いにくくなるだろ！」と怒る中居くんが木村くんを追いかけ、
慎吾ちゃんとゴロちゃんも交えて、ステージ上手でこちゃこちゃジャレるＳＭＡＰさんたち。
あれ？ちょっと待て？４人しかいないわよ。
「あっ！大変だ！あそこに、普通のヒトがいる！」
ぽつねんと立ち尽くしている普通のヒト （ぽつねん…この言葉がこんなに似合う２８歳を私は他に知らない…）。
「どうしたのー、ボクー？」
「………」
「どっから来たのー？」
「………」
「おなか空いたのかなー？寒いのかなー？お名前はー？」
「………………ちょ…ちょなんがん…」
「どうしたいのかなー？どこのグループに入りたいの？TOKIO？Kinki？Ｖ６？」
「………………すもっぷ…」

この迷子ってば！ハングルの発音がいやに良い迷子ってば！
例えば、「ボクー、いくつかなー？」って訊いて、「………５さい…」って答えが返ってきても、私は信じるね！
えぇ、何の疑いも無く信じますとも！
ってくらいに、迷子の５歳児の顔だったのよーっ。
もうねぇ、駆け寄ってムギュッ！っと抱きしめたいくらいなんだけど、
そこにある愛は、男女のどろどろした愛ではなくて、もっと大いなる、母なる大地の愛なのよ！

てな具合にジタバタてしまったワタクシですが、これは後にＭちゃんも、
「あの時のつよぽんの顔、びっくりしたー。どうして、あんな邪気の無い顔ができるわけ？」
と言っておりましたので、あながち私一人の幻覚では無かったのだろうと 。

この後は、２日と同様に中居ちゃんのワガママコーナー。
『朝日を見にいこうよ』も追加された時には、チョナンシの「♪ぷるっぷるぷる、はぁぁぁ〜」に振られたらどうしようかと、
心配してしまいました。良かった、誰も言い出さなくて…

ＭＣのシメは２日と同じ路線。クサナギさんだけ戻ってきて、
「良かったね、中居くん。最後だし、やって良かったよ」
「１１５万人も来てくれてさ。すごいよな…特にオレとおまえは運だけで来てるもんな」
「うん、オレなんて、歌えないし、喋れないし、超らっきー」
「おまえ、今回見せ場なかったもんな。ソロも、なんか、サンバメドレーの一部みたいになっちゃってたしなぁ」
え、そういう位置付けだったんですか？(笑)
「ＳＭＡＰで良かったよ。Kinkiだったら、歌下手なのバレちゃうぜ」
「オレたちさぁ、これからもさ、ＳＭＡＰにしがみついて行こうぜ！」

この２日間のＭＣは、なんとなく"予定通り"って感じで、長かったわりに物足りない感もありまして。
裏話っぽい話題が少なかったせいかなぁ。私が見た中では、やっぱり静岡が一番面白かったですね。
中居くんバースディの酔っ払いＳＭＡＰ話が楽しくて（オヤビーン！それだけじゃないくせにぃ）。
…などと思っていたら、最後の最後にひっくり返されることになるわけですが。


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【2002/11/17 UP】