やがて楽しき
2003.02


クサナギ氏中心のSMAP観察日記。脱線御免。

草なぎ剛 草ナギ剛 つよぽん


2003年02月01日(土) 野菜が足りない。


週後半の連日の接待攻撃(しかも全てホスト側。気疲れするのよー)が祟って、今日は休日出勤なのでした。
朝、半分眠りながら玄関で靴を履こうとした拍子に、
ゲタ箱の上に読まないまま積んであった1週間分の新聞がバラバラと床に崩れ落ちまして。
そうしたら、なんだか急に物凄ーくムカついてムカついて、
落ちた新聞を拾って、バシバシ床に投げつけてから家を出たのでした。
帰って来てドアを開けたら、そりゃもう酷く散らかっていて(当たり前)、ちょっと凹みました。
短気は損気。

もう一つ言えば、仕事帰りに2ヶ月半ぶり(!!!)に美容院に行きまして、
たまには完全お任せコースもいいかなぁと思って、すべてを委ねてしまったら、
えらく短い、ダサダサと紙一重なショートになってしまったのでした。
ちょっと凹んでおります。

さらにもう一つ言えば、ゆうべのチョナン・カンで流れた
『僕の生きる道』第5回予告の秀雄先生の幸せそうな顔にジンときたが故に、
矢田ちゃん相手にハングル講座を開いたり、韓国人留学生のキレイなおねぇさんたちとお話ししたり、
のほほんと鼻の下伸ばしてるチョナンシが脳天気に見えてしまうのでありました。
ここまでくると、ほとんど八つ当たり。
いえ、チョナンシはとっても可愛かったんですけどね。秀雄先生が切ないだけなのよ。
っていうか、私が情緒不安定なだけなのねん。

そんな今日この頃のワタクシですが、1週間寝かせておいた『黄泉がえり』鑑賞記をUPしました。
無駄に長いです。タメイキ。



2003年02月02日(日) 詰まり解消。


どうも調子が悪いなぁと思いながら、長いこと騙し騙し使っていたお風呂の排水溝がついに決壊しまして。
なんとかならないものかと自分でいろいろやってみたけれど、結局キブアップ。
で、業者さんに来てもらったら、あっという間にスッキリ直ってしまったわけで。
私はどうもこういう事が多いような気がするんだな。
人に訊いたり頼んだりしてしまえば直に解決することなのに、
解んないくせに自分独りでちまちまやってるうちに無駄に時間が経っていく。

…と、なんだか昨日からローテンションな日記で、よろしくないですねぇ。
でも、1週間分のクサナギさんは堪能させていただきましてよ。

F2
"自分の映画を良くないと言う人はいないから、何言ってもウソっぽくなっちゃう"
って訴えは、なかなか良い作戦ですね、オヤビン。
映画は今週末も大入りのようですね、素晴らしい。

「ぷっ」すま
もはや、スカウトクッキングの破天荒な料理に驚きはしないけれど、
オヤビンの芸を平然と直視するだけの度胸は未だ備わらず、
つくづくクサナギファンをやっていくのは大変だと思う今日この頃(大袈裟)。
ティラミスの薀蓄を披露するクサナギシェフはちょっと得意げでしたが、
確かに"デザートの作り方を知ってる男性アイドル"なんて、
SMAP以前には居なかったかもしませんねぇ。
ユースケさんの男気にはビックリしました。ブランニュー・ユースケ。
筆談までしてギブアップしておきながら、立ち上がって偉そうにしてるクサナギツヨシさんが可笑しいっす。

どっちの料理ショーは、カニクリームコロッケ vs.ビーフシチュー。
机につっぷして笑ってる姿が可愛らしかったり、
トマト水に"恋をしてた中1の夏"を想い出すポエマーだったり、
勝利の小さなガッツポーズが控えめにキュートだったり、
レギュラーが番組を評する言葉が「料理を通して人間の汚い部分を…」だったり、
なかなか満足度の高い放送ではありましたが、ビーフの踊りには脱力しました。
つくづくクサナギファンをやっていくのは…(以下同文)。
や、つまり、ホント、見飽きない人だってことですけども。

金曜いいとも
不肖ワタクシ、中学時代は演劇部に在籍(=変わり者)しておりまして、
放課後の校庭で発声練習なんぞやっていたものでございます。
…なんてことを「長鳴き」のクサナギさんを見ながら久々に思い出しつつ、
口をパカッと開けた顔の邪気の無さにウットリでありました。お酒貰えて良かったね。
"今だから言いまSHOW"ゲストが翔さんで嬉しく、
翔さんを見てるクサナギさんの顔に親しみが浮かんでいるのが嬉しく、
とんでもないエピソードを普通に当ててしまうクサナギさんが嬉しく、
エンディングでクサナギさんに手招きしたり、近くに寄って来てくれる翔さんが嬉しく。
2人で『黄泉がえり』の宣伝をしようとしてくれていたのかしらん。兄ぃ、いいひとだ。

月刊・ザ テレビジョン
"お気楽大好き!"の笑顔が固まってる写真は今ひとつで、
話の内容も聞いたことのあることばかりだったのだけれど、
スマスマの慎吾くん暴露テープや、「お芝居はすごく知的なもの」とか、「弟」とか、
取って置きたいキーワードが多かったので買ってしまったのでした。
秀雄先生にどっぷりな様子はドラマの取材記事からも窺われて、深く感心してしまうとともに、
こんなに入れ込んだら、心身擦り減らしてしまわないかと心配にもなり。
でも、こういうお仕事に巡り逢えて本当に良かったね、と素直に祝福したくもなり。
トーク大全集には、最近のチョナンメークが「しっくりしたモノにたどり着いた」との証言が。
雑誌で女の子メークの研究までしていたとは。チョナンシ、奥が深い…

あぁ、なんとかビデオ消化できました。
すっきり〜。そう、それこそ、パイプの詰まりが解消されたが如く、てね。



2003年02月03日(月) 鳴くよ鶯。


どうも調子がおかしいと思っていたら、もしや新年明けてから一冊も本を読んでいないのではあるまいか?
ふと見れば、バッグの中には持ち運び過ぎてシワシワになった『ムーン・パレス』が…
活字中毒がこれじゃぁ、情緒不安定にもなるはずですよ。あぶないあぶない。
あぁ、良かった。不安定の原因が見つかって!
ということで、月宮殿を中断して、年末に買った『ビター・メモリー』に取り掛かりました。
人間、思い込みも時には大切。

で、本日のSMAP×SMAP

うつむき加減の横顔は前髪が目元にかかって美しいのだけれど、
角度によっては、誰にも触れさせたくないほどに儚げに見える、空気を含んだサラサラの茶髪。
そんな草田リポーターは、「自己管理はキチンとしてますんで」 ゴシップ知らずなのです。
自己管理発言は、その昔、『すけスケシルバ』でも出てましたっけねぇ。
ま、これも彼なりのファンへの愛情表現っちゅーことで、ありがたく受け取っておりますですよ。

「しかもこっちは冷製ですから!」と得意げだったのに、「冷たいですね」と顔をしかめられようが、
「葉っぱも食べてくらさい」だろうが、正直者の坂口くんに歴然と差をつけられようが、
「これはけっこうヤバイね。ヤバイんじゃない、コレ」
「海の男といえば、鯛ご飯だよね!」
とかなんとか、2人でくっついてコチャコチャやってるツヨゴロシェフは今夜も可愛らしかったのです。
だから、いいのです。慎吾くんのサンダーライガーも可愛らしかったから、いいのです。
そんなビストロ。来週は頑張ってね。

おとなしくて怒られたことのない子供だったクサナギツヨシさん。
ストイックなコドモ。ハタチの頃の独立宣言。
この人の奥には何が潜んでいるのか、やっぱり解らないなぁと思う。
でも、解らないままでもいいのかな、と思う。解らないままでも、ついていこうと、そう思うわけだし。

とかなんとか、考えてるうちに、ドリスマ・ライブバージョンの『世界に一つだけの花』なんか流れちゃって。
くーっ、反則じゃないすか?これ。

この曲、不思議とテレビで見ても涙腺を刺激されることはないのです。
が、夏コンの会場では毎回泣いておりましたのです (てなことは、さんざん感想に書きましたけど)。
5人の存在感に圧倒されて、どんな豆粒すまぷーであろうとも、確かな実在感が伝わってきて。
今夜、ちょっと謎が解けたような気がしました。
だって、こんなに、心の底の底から伝えたい気持ちが沸き上がって止められないような、
そんな顔をしてるじゃないですか、この人たちは。
一緒にペンライトをゆっくり振っていた、その時の気持ちを思い出すだけで、
こんなに幸せな気分になれるじゃないですか、テレビの前の私も。

そして、何よりの収穫は、オヤビンの髪が案外イケてる!ってことよ !!
(ってことは、夜露に濡れた2日目ではないってことね。瞳が潤んでたから、オーラスかしらん)
これが確認できただけでも、心平らかに3月5日を待てるというものです。ありがとうっ。



2003年02月04日(火) 恋は千年


や、もう、肩コリなんて生易しいもんじゃないくらいの肩コリだったんで、
帰りにマッサージに寄って行こうと思ったら、22時閉店まで予約いっぱいなんですって。
もー、世の中、凝ってる人が多過ぎるんじゃないですか?生きづらい世の中なのね。

23時に帰宅して、ここで「ぷっ」すまを見るか、お風呂に入るか、非常に難しい選択だったのだけれど、
電車でガックリ首を落として居眠りしたが故に更にバリバリになった肩を慮って、お風呂を選んだのでした。
久しぶりに画伯に笑わせてもらおうと思ってたんですけどねぇ。今夜は秀雄先生にだけ会って寝よう、と。

…と思ったら、まさか、あなた、こんなスリリングな想いを僕の生きる道で味わうことになろうとは。
やっぱり、あれでしょ?久保先生が狼狽してたのは、秀雄先生の歌が◎≠△§♯※∞?
いえ、2人が幸せそうで、もう、それだけで幸せだったんですけどね。
だったんですけど、思わず抱きしめたクッションをしばらく手離せなかったワタクシですよ。あぁ、びっくりした。
とりあえず、螺旋階段の恋は、古き良き日本映画の世界でしたねぇ。さすが未来の笠智衆。

積極的なみどり先生と、キスと同時にあがる花火。
リアルだから、フェイクなのか。フェイクだから、リアルなのか。もしかして、すごく高度な演出なのだろうか。
とりあえず、5話にして2度目のキスは最短記録。できれば、次は、こう、ちゃんと…(いらいら)。

星さんの演出って、正直云うと、ちょっと肌に合わないんですけど、決してキライではありません。
1話2話の"告知後の非日常にいる秀雄先生"と、今回の"夢ごこちの秀雄先生"を描くには、
こういう演出も悪くないのかな、と思うし。毎回だと、ちとツライかもしれませんけれど。
でも、職員室で架空の友人の話を語る姿は真っ直ぐで、
こういう姿を見ると、ホントにお芝居が上手くなったなぁとジンとしてしまいます。

田岡くんへの飾らない手紙とそれを読む声に泣き、
病院ですれ違うシーンの美しさにウットリでしたが、
一番、ぐっときたのは、痛みをこらえながら転がる缶詰を追う目でありました。
これから、どうやって愛する人たちと痛みを分かち合うのだろう、秀雄先生は。
告白される側の痛みもつらい。
痛みだけでなく、本人を前にして戸惑いをどう表現したらよいのか、表現せずにおいたらいいのか。
ちょっと身につまされる今日この頃の私だったりするので、いろいろ考えてしまうのでした。



2003年02月06日(木) 白川夜船


眠いなぁ。なんで、こんなに眠いのかなぁ (4時間睡眠だからだよ、オヤビン)。
昨日は取締役ご臨席の会議で寝ちゃったし (暗い部屋だったから、きっとバレてない…かも…)、
今日はデスクでパソコン打ちながら寝ちゃったし (一瞬だったから、きっとバレてない…かも…)、
去年ちょびっと良かった賞与査定も、今年は早くも急降下決定かしらん。

それはさておき、全国100万人のクサナギツヨシファンの皆さま、
年末から続いた怒涛のクサナギ攻撃に、そろそろ疲労がたまってきちゃいませんか?
それって、私だけですか?

例えば、中居くん担当のおはようSMAPで語られた、
一緒にゴハン食べてほしくて中居くんちまで車で行ったクサナギツヨシさん、
中居くんの帰りが待ちきれなくて、携帯に電話しちゃったクサナギツヨシさん、
運転は「もう慣れた」と言いながら、サイドミラー畳んだまんまで走り去るクサナギツヨシさん、
そして、中居くんの愛車と似てる(!)車に乗ってるらしい、
そんなクサナギツヨシさんの話を聴いた直後にテレビを点けたら、
『黄泉がえり』ロングラン上映決定の喜びを"メンバーにも見てもらえるから、ちょうど良かったです"と
語るクサナギツヨシさんが目に飛び込んできた、
そんな素晴らしい朝だったのに、それを日記に書く気力が起きずに寝てしまった昨日の私のように。

あるいは、本屋に行ったらテレビ誌に秀雄先生てんこ盛りで、
しかも、シナリオ・3月号に『黄泉がえり』シナリオまで見つけてしまい、
激しく動揺した夜だったのに、それを日記に書く気力が起きずに寝てしまった昨日の私のように。

とかなんとか言いながら、TVぴあTV STATIONをしっかり読んだ上で、
シナリオも一気に読んじゃったんですけどね。

で、クサナギさんが "台本を読んだ時より、映画がすごく良く出来上がっていてビックリした"
と言っていたのが分かった気がしました。
映画を観た後だから、官僚としての川田平太の背景を知ることが出来て嬉しかったけれど、
台本のままだと、語り過ぎで焦点がボケてしまうような感じ。
おでん屋のシーンも、海辺の回想シーンも、病室のシーンも、
役者が言葉を口にすることで実体のあるものになっていったんだろうなぁ、と感じるというか。
平太と葵の最後のシーンも、映画の方がずっと素敵。
別に元々の台本が良くないってわけじゃないんですけどね。生き物なんだなぁ、台詞って、と思った次第です。

でも、やっぱり、祭を続けて行くことに、ちと疲れてるかも。スローダウンしようかなぁ。
…なんて書けるってことは、まだまだ余力がある証拠なんでしょうけど。
愛がないと疲れる、とクサナギさんも歌っていたことですしね。

でも、やっぱり、眠い。



2003年02月08日(土) 花も椛もなかりけり



今朝方、久しぶりにクサナギさんが夢に出演してくださったのですが、
それがねぇ、ドラマと「ぷっ」すまのロケ現場に立て続けに遭遇しちゃうという、
あまりに平素からの願望にストレートな設定で、なんともかんとも。
で、他の人たちが握手してもらったり、一緒に写真をとったりしてるのに、
声もかけられず、すれ違っても目を合わすことさえ出来ないという、
これまた、あまりにリアルな夢の中の自分。目が覚めた瞬間の、微妙に落ち込んだ心持ち。

昼から会社に出て、仕事を退治し終わったら22時。まぁ、これで日曜はちゃんと休めるわ。やれやれ。
と、一息ついたところに、今朝方の夢は何かの啓示だったのか…と思うような情報を友人から貰って、
またもや微妙に落ち込んだ心持ちに。
そうなのだ、分かっちゃいるけど、何を今更なのだけれど、やっぱり遠くて遠い人なのだ
(って、思わせぶりな書き方でスミマセン。そんな大層なことぢゃぁないんで、ご安心を。って、そんなら書くな!ってねぇ)。

そんな、aboutクサナギさんにテンション下がり気味な夜だったので、
26時過ぎにTBSのロングラン決定記念『読みがえり』SPに出くわした時は、
一瞬、録画しといて後で見ようかなぁとも思ったのですが。結論から言いますと、その場で見て良かったです。
ロングラン決定についてのコメントを静かに語るクサナギツヨシさんの顔(@秀雄先生仕様)を見ていたら、
あぁ、だから、もう、いいじゃないか、遠くて遠い、それが例えば惑星と惑星ほどの距離だとしても、
もしくは、お城のてっぺんと浦の苫屋ほどの違いだとしても、
莫大なエネルギーを使って沢山のことを伝えようとしているクサナギツヨシさんがそこに居て、
彼はそれに見合うだけの光を纏う資格があるわけで、私はそれを小さなアンテナで受信すればいいのだから。
なんてね。結局、好きなんだから、しょうがないのよ。

メイキング映像も良かったし (葵とのラストシーンでの、微笑む口元ってば絶品ですねぇ)、
撮影現場でのインタビューで、周りに気をつかって囁くような声で喋ってたりするのもいいなぁとか。
撮影中の、手探り状態で「もしかしたら良いものが出来ているのかな、と思ってるんですけど…」が、
今は「自分自身でもすごく驚いてるんですけど」「ほんとに皆が満足できるものになってるんで」なのが、
素直に嬉しいわけで。
それでもって、「良い映画良い映画という風に言っても、やっぱり人に見ても…い…いただかないと」 なんて、
ちょっとツッカエながら敬語を使うクサナギさんが、なんだか好きだなぁと思う、
なーんか、私ってばイターイ!と思う今宵でありました。あぁ、恥ずかし。



2003年02月09日(日) メモメモ


■流行っていること

専らお手軽シャワー派の私だったのですが、お風呂を直して以来、
突然、ゆったり湯船派になってしまったのでした。
100円位の小袋入浴剤をいろいろ試して楽しんでおります。
今のところお気に入りは「とろみオイルミックス」。
お湯がちょっとトロンとして気持ちイイ。フルーツの香りも爽やか。


■悩んでいること

どっちの料理ショーの激しくハネた後ろ髪については、
寝グセは直そうよね、寝グセは!と文句つけとけば済むのですが、
金曜いいともの前あがりシャギーボブについては、
いったい自分の中でどう解釈したらよいのか分からないのです。
角度と表情の巡り合わせが良い瞬間、その一瞬は、いかにも洗ったままのサラサラ髪の風情に、
あら、キレイ…と思ってしまったりするから始末が悪い。
でも、やっぱり、何故に?と思う時間の方が長い。うぅ、試されてるのかしら。


■望んでいること

「ぷっ」すま、久しぶりの絵心クイズ。
ブリーフ履いたボブ・サップも、言いたいことは分かるよ…てな感じでなかなかでしたが、
邪悪なピカチュウは、ある意味、非常に完成度の高い作品だと思った次第です。
クサナギ画伯のお腹の中には、きっとこんな生き物が棲んでいるに違いないわ!
ぜひ、キャラクターグッズとして世に送り出していただきたいものです。
絶対買っちゃうよ、オヤビン!


■迷っていること

ただいま、日曜24時過ぎ。
このまま寝るべきか、『ビター・メモリー』のラスト50頁を読んでから寝るべきか。
ヴィクトリア・イフィゲニア、やっぱり好きだー。



2003年02月11日(火) ビューティフル・ドリーマー再び +α


建国記念日。素敵な火曜日。三連休ばっかりの昨今、たまに飛び石があると嬉しいのねん。

せっかくのお休み、絶対働きたくなかったので、昨日は終電まで粘って仕事して、26時からSMAP×SMAP
木村・稲垣チーム試食中の右眉の吊上がり具合が素敵なクサナギシェフは、
ゲストの鶴瓶さんの『がんばります』思い出話に爽やかに笑っていらっしゃり。
鶴瓶さん、この話好きですねぇ。お正月にも東京フレンドパークの裏番組で、
「剛が"すみませんでした"ゆうて、泣きよったんや…」って話してましたっけ
(お正月的諸般の事情により、裏番組を見てたんすよ、私)。

ソフトな闇医者ジャック、『中居奏』。
奏さんのフリに応えてクチを開く直前の、その一瞬の草柳マネージャーの目が好き。
でもって、2人の髪型がなかなか好きだったので、エンドトークに画面が切り替わった瞬間、
ちと切なくなってしまったことを告白いたします
(いえ、でも、中居くんの挑戦は、見慣れるとけっこうイイなぁと思うようになってきたんですけどね)。
街で会ったファンのために電話を代わってあげるクサナギさんは素敵なアイドルではあるけれど、
何もそこまでしなくてもいいんじゃないの?って気がしないでもなく。
だから、「ボランティアタレント」に、「なんだよ、それ…」と凹んでるクサナギ氏にちょっと安心したりして。
でも、私の携帯番号をご存知のみなさん、その機会にはよろしくお願いいたします (利己主義)。

そんなこんなで夜更かししたので、今日は昼まで惰眠をむさぼっておりました。
えぇ、クサナギさんを載せた電波が頭上を飛び交っているのも露知らず。
もー、たまにはお休みしなさいってばー。workaholicなクサナギツヨシさんてばー。


さて、建国記念日は、イコール、亡くなった母方の祖母の誕生日でもあります。
クリスマスとか、誕生日とか、そういう御祝い事が好きだった人なので、
命日よりも誕生日に会いに行ったほうが喜ぶかなぁと思って、お花を供えに行きました。
私はちょっと祖母に負い目があって、黄泉がえってくれたら謝ることができるのに、と思ったりもするのだけれど、
謝れば済む種類のことではないので、それはやっぱり違うんだよな…
でも、墓前でいろいろ話し掛けると、ちょっと気分が楽になったりもするのでした。

その後はバレンタインのお買物に出たついでに、RMKで新色のマニキュアを2本購入。
目的は平日用のアルミニウムベージュだったんだけど、ピンクも綺麗だったので。
ずっと冬眠してたお洒落欲がやっと復活してきた今日この頃、
実は今月のDomaniの通販でも、既にスカート2点購入済みだったりいたします。

で、こちらは予告通りにクサナギさん生出演のF2

いやーん、髪が、髪が、髪がイケてるーっ。やれば出来るじゃないかーっ。
しかも、Vの襟元にクロム。なぁに、なぁに、そのフェロモン放出はっ!!

さすが、「エロいことばっかり考えてて」「ムッツリで」「もわ〜っとして」「悶々として」「いつも夢見てます」
と自分で言って、自分で赤くなるだけのことはある。
スポイトから口で雫を受けてる絵も、ちょっとヤバかったですね。
いやーんっ(や、ふわふわした生え際の髪も、別の意味でヤバかったけど)。
「現実に着地」なんて、永遠にしなくて結構ですことよ!

小窓の中の美形にも釘付けで、薬膳スープの作り方なんて全然わからず (ごめんなさい)。
前回の"踊る通販"で、SMAPが踊ってるのに鍋を映すな!と叫んだ私の声が届いたのか、
今回はここでも小窓を出してくれて嬉しかったです。

でもねぇ、ドラマへのBBS書き込みを聴いている時のアップになった顔見てると、
とても不思議な感じなのです。なんなんだろう、クサナギさんの眼って。
悟ってるような、でも悟ってると言うには、とても強い。
黒目のチカラがとても強い。
メヂカラってものは、マスカラとかアイラインで作られるものではないんだなぁ、とつくづく思う次第です。

さて、まもなく22時。
今夜は秀雄先生を見届けてから、お風呂に入って、余力があれば「ぷっ」すま見て寝るですよ。
やっぱりイイなぁ、火曜日の祝日。

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現在22時54分。
ヤバい。ウォータープルーフのマスカラなのに、黒い涙が止まらない。
でも、秀雄先生が案外手が早くて安心した(そこじゃないでしょーっ)。



2003年02月12日(水) 後朝の涙


ゆうべは、とてもじゃないけど、このままじゃ切なくて眠れない…と思って、「ぷっ」すまを見てから寝ました。
いやぁ、楽しかったなぁ。中川家、可愛いしー。
お兄ちゃんてば、極秘入籍なんかしちゃってても、やっぱり可愛いしー。
クサナギさんはキレイだったしー。ナギスケはミラクルだったしー。

と、ホクホクしながら眠ったはずなのに、
今日は、電車を待っている時とか、トイレの鏡の前でふっと息をついた時とか、
秀雄先生とみどり先生の悲しいやりとりが脳裏を掠めて、鼻の奥がツンとしてしまうのでした。
僕の生きる道・第6話。
麗子先生が涙ぐんだあたりから、泣きっぱなしでしたよ。
これはもう、下手に言葉をこねくりまわして語ろうとしても仕方がないのだと、白旗を揚げるしかありません。

それでも一つ分かることは、とにかく脚本が素晴らしいということで。
ひとつひとつの台詞も良いのだけれど、生徒のエピソードが本筋にちゃんと絡んでいるのも上手いなぁと。
真っ直ぐで率直なみどり先生の性格は屈託ない育ち方をしてきた人特有のもので、
私の周りにも男女問わず、こういうタイプの人っているんですよね。
屈託有りまくりな私の様な人間は、つまりはコンプレックスの裏返しで、
他人に対して距離を取ろうとしたり、変に気持ちを慮ったりして失敗するのだけれど、
こういう人たちは、小細工無しに人に接することができるんだよなぁ。

でも、そういう風に思われてしまうことが不幸なのかもしれないし、
秀雄先生の言う通り 「悩みの無い人なんていない」のかもしれない。
そういうことがすんなり伝わってきて、且つ「もう2度と大切な人を失いたくない」へと続き、
その言葉にいたたまれず外へ出てしまった秀雄先生、その間にビデオに目を留める みどり先生へと流れていく。
上手いなぁ。
そして、閉めるのを忘れた門扉と、背中を向けてアイロンをかける みどり先生。
上手いなぁ。
それから、もう一つ分かることは、この画面の中にはクサナギツヨシが居ないということで。
ここに居るのは中村秀雄という高校教師、その人でしかないわけで、
敢えて言うならば、クサナギツヨシを感じた場面は唯一つ、"Tシャツ姿の2人の朝"だけなわけで(この頑固モノがっ)。

今まで秀雄先生と視聴者である私たちだけの秘密だった、数々の言葉の真意。
それを悟った みどり先生は、今ここで初めて私たちと想いを共有することになり、
つまり、みどり先生の涙は、私たちの涙と深く繋がっているということで。
だから、泣けて泣けて仕方がないのも道理なのですね。

と、白旗揚げたと言いながら、言葉をこねくりまわしてみました。あぁ、しんど。



2003年02月13日(木) 一年は短くて長い。


新之助、お前もか… どうでもいいけど、最近顔つきがお父さまに似てきましたね。


さてさて、読売新聞・Zip Zap、HPで読みました。
なんだか最近、どの媒体も"クサナギツヨシの褒め方"が似たり寄ったりに感じるのは気のせいでしょうか。
もちろん、単なる"いいひと""癒し系"で語られることに忸怩たるものを抱いていた頃を考えれば、
とても嬉しく、幸せなことなのですが。
じゃぁ、アナタはどう語るのよ?と言われると困るんですけど、ま、これは単なる日記だからね!

で、インタビューを読んで思ったこと、その1。
ドラマの参考になる本の要約ファイルを贈るなんて、マメなファンの方がいらっしゃるんだなぁ。
新聞を買いに行くことさえ厭ってHP閲覧で済ませてしまう私って、やっぱり愛が足りないんだろうか…

その2。
プリンを食べて、「おーいしーいなー」。
どこかで聴いた、どこかで聴いたぞ、このフレーズ。って、こういう時、日記を書いてると便利なんですねー。
琵琶湖でのマネージャーさんをからかう、いぢわるチョナンシでした。
あぁ、この話を聴いた日は、白石VOICEの前日だったんだなぁ。
あ、そう云えば、去年の今日はサントリーホールVOICEの前日じゃないか。
普通なら1年って早いわ…と思うところなのに、
あれ以来、あまりにもいろんなことが有り過ぎて(クサナギさん的に)、随分と昔に感じます。
こんなにも走り続けて、しかもマラソンの距離をハードル走してるような人に、
「自分が怠けていると思う」なんて言われちゃ、どうしたらいいのか分かりませんよ、クサナギさん。
そして、私は勉強も何もせずに、今夜も貴方のことをぼんやり眺めているわけですよ (溜息)。

『僕の生きる道』・第7話ネタバレ炸裂のTVガイドも買いました。
モデルポーズで写ってる人は、市井の人・中村秀雄さんではなくて、まぎれもなくアイドル・クサナギツヨシさん。

で、インタビューを読んで思ったこと、その1。
「家族も大事にしてきた」ってフレーズにちょっと驚きました。私が見落としてただけかもしれないけれど、
20歳頃からこっち、こういう風に家族のことに触れるクサナギさんは記憶に無いので。
なんとなく最近、こういう点では以前よりソフトになってきたような気がするんですが、
これも映画やドラマで いろんなことを考えているからなんでしょうか。

その2。
自分が持ってる力の3倍くらい良く映ってて、テレビってすごい、本が素晴らしいからだ、と語るクサナギさん。
それって、貴方が脚本の意図を深く理解してるから、ってのもあるんじゃないすかね?


さて、明日は金曜日。今週はもしかして完全週休2日?
(またもや、不義理続きでスミマセン。週末にゆっくりと…)



2003年02月15日(土) ハッとしてGood!


去年のドリスマツアー・新潟ビッグスワンでのこと、
MCで『黄泉がえり』の話題が出て、中居くんが「模倣犯が100万人突破しました〜」とお辞儀した時。
その時は、映画のタイプが違うし、おそらくプロモーションの仕方も違うだろう、
だから『黄泉がえり』は結果は地味でもキラリと光る作品になれば、それでイイんじゃないですかね?
…などと、密かにファンゴコロに予防線を張っていた私。
うぅ、あさはかでした。
13日で観客動員数130万人突破、
いまだに平日は前週比100%超えですってよ (source:Mainichi INTERACTIVE)。
『月のしずく』も相変わらずオリコンのデイリーで3位をキープしてるし、
オリコンと云えば、『Drink! Smap! 』も10位台から落ちないし、なんだか出来過ぎでコワイくらいです。
でも、クサナギさんって (というか、スマさんって)、純粋に喜ぶ気持ちとはまた別に、
どこか別の場所から、冷静に、淡々と、世間の動きを眺めているような気もするんですが、
これもファンのドリームでしょうかねぇ、やっぱり。

今日は、『美女か野獣』の録画に失敗していたことに落胆しつつ (や、なんかこう、お気楽に見れて好きなんですよ)、
まず、すっかりクサナギツヨシ近況報告番組と化したチョナン・カンを。
今回のコメントは久保先生 in 楽屋から。カンペを見てる風でもなくてエライなぁ。
ドラマの撮影現場のチョナンシはにこやかにハングルを喋っていても、どこかやっぱり秀雄先生で、
歩き去って行く背中が何とも言えず愛しい風情。
出番待ちに一人で台本を見ている秀雄先生と、その向こうで肩を揉んで貰って笑ってる久保先生の対比が、
2人の役柄を表わしているかの様で。

毎週その姿 (というより、その髪) を目にするまで、ドキドキものの金曜いいとも
セミロングの域に入ってきた耳を覆う茶髪も、
スモーキーピンクのインナーに白いジャケットとジーンズという出で立ちで爽やかに。
ふーん、なかなかよろしいんじゃないですか?
…ってウソです。
よろしいどころか。よろしいどころか、たいへんお綺麗で!
"今だから言いまSHOW"の内股で目を顰めてる姿は、可愛いんだか、カッコいいんだか!
「スピードを出し過ぎたら、どうなるんでしたっけ?」に、「アブナイですねぇ」、
「警察に?」に、「はっ!」と息を呑んで「追放されますね」の天然ぶりが非常に喜ばしく、
人差し指を立てたり、手のひらを差し出したり、「違うな、これは」で口元に持っていったり、手の動きにもウットリです。
"金曜日は別の顔"は、私も分かりませんでした。コアラじゃなくて、カンガルーが頭の中で跳ね回っちゃいまして。
あの場に居たら、一緒に腕組みできたのにぃ (要クレマチス)。
"いいとも選手権"はコロコロ転がって楽しそうでした。ボールを片付けてるクサナギさんがステキ。
でも、あんなに転がったら白いジャケットが汚れてしまうじゃないの!と思う私はやっぱり小市民。

続いてどっちの料理ショーを見たので、そのボッサー頭にちょっと切なさを禁じ得ず。
セミエビの味が、どうして「中1の夏」で「初恋っていうか」なのやら。その心無さがユースケさんチックだわ(笑)。
結局、チンジャオロースーを選んで、エビチリに敗北。んふふふふふ。
負けシェフの晩餐で、三宅さんの「特選素材のVTRが、なんか関口班はドラマチックなのよ」に、
はっ!と息を呑んで「それはね、最近そうですね!それは言える!」と勢い込んでるのが可愛らしい。
来週は頑張って栄養つけてね (って来週はデザート対決でしたっけ)。



2003年02月16日(日) あまつ風


昨日の陽気がウソのように、朝から冷たい雨。

先週は秀雄先生のことを想うだけでいっぱいいっぱいで、
これで平太に再会したら、もう抱えきれないんじゃないの?
もしかして、気分を変えて全く別モノを観た方がいいんじゃないの?ほら、ハリポタとか『T.R.Y』とか…
と、考えたりもしたのですが、やっぱり大きなスクリーンで平太に会いたくなりまして。
3回目の黄泉がえり、観てきました。
今回は川崎へ。LA CITTADELLAがオープンしてから行ったことがなかったので、見物がてら。
800席以上の、チネチッタの中でダントツ大きなCINE GRANDEをあてがわれているのが、誇らしい気分。

涙腺弱々の私は、3回観て3回とも泣くことになったわけですが、涙の量は今日が一番多かったかもしれません。
なんたって、スクリーンに『黄泉がえり』の文字が浮かんだだけで、じわ〜っときちゃったくらいでして(恥)。

今回は今までより一つ一つのサイドストーリーが長く感じました。良い意味で、です。
平太と葵の物語に気持ちが向きがちだった今までの2回とは違って、
私の方に、いろんなメッセージを受け取る余裕が生まれたのかもしれません。
斉藤医師夫妻の静かな会話でぽろぽろ泣いたのはまだしも、
例えば克典が切り刻まれた机を指でなぞる音、あるいはRUIが鳴らすギターの弦、
過去2回もちゃんと見ていたし、ちゃんと憶えているシーンなのに、
なんだろうなぁ、今回はより陰影をもって届いてきたような感じです。
上手く言えないのだけれど、一つ一つが必要なカットで、必要な秒数なんだな、と。

もしかして、スクリーンで観るのは今日が最後になるのかしら。そう思うと、ちょっと気持ちがジタバタしてしまいます。
あのラストシーンの平太の表情を もう大きなスクリーンで見れないんだなぁって、
それって、なんだか、好きな人が遠くに行ってしまう、そんな気分に似てるような。

むー、いかんいかん。明日から、私は私の新しい1週間を始めねば!



2003年02月17日(月) 歌う歌うよ、世界は歌う。


知人と、リチャード・パワーズってイイよねぇなどと話していて、他にオススメってあります?ってことになりまして。
『石に刻まれた時間』を読んでる途中だったのでロバート・ゴダードを薦めてみたのですが、
作品名までちゃんと伝えれば良かったなぁと、ちょっと心配になってしまったのでした。
正直言って、ハズレ作品もあるもんなぁ。最初に読むなら、どうか『千尋の闇』か『蒼穹の彼方に』にしてくださいまし。
今回の『石に〜』はなかなか面白かったんですが、できれば超常現象に頼らないで欲しかったのよねぇ。


さて、本日のSMAP×SMAPは15分拡大SP。

ビストロに、ついにこの日が!のナカツヨペア。
なのに清原番長にゾッコンな中居くんがあんまりクサナギシェフを構ってくれなくて、ちょっと淋しい。
そんな兄ちゃんをクサナギさんが叱り付けるってラテ欄に書いてあったのに、放送されなくて更に淋しい。
しかも番長が、せっせとお料理していたクサナギシェフの名前を呼んでくれなくて、非常に淋しい。
でも、提供クレジットのその向こう、頬をぺしぺし叩き合ってるナカツヨに和む私の心。
そして、"たぶん彼はグローブも中居くんにあげてしまう"に1万点。

でもって、スマメロにはおじいちゃんが一人。

"タメならべ"の、ヴィンテージワインが出てきた途端に元気になっちゃうクサナギさん・28歳は、
やつれてるけれど、そのやつれ具合が色気を醸し出してダンディ(うっとり)。
でも、ヘリウムガスを吸ったアニメ声で、カンペを凝視して歌う姿は、例えるならば蝋人形のようで。

でもって、ジェットコースターで告白されたいんじゃなかったっけ?なエンドトークは、
とりあえず、みなさんドラマの見過ぎ (っていうか、出過ぎ?)。

白い肌にピンクスーツは、なんだか眩しくて、目がチカチカしてしまって、
似合ってるのか、似合ってないのか、判断つかず。
や、似合ってましたよね…似合ってたんじゃないかな…似合ってたのかもしれない (弱気)。

そして、本邦初公開の『世界に一つだけの花』シングルバージョン。
ま、いつもシングルを初めて聴いた直後は冷静な感想を述べられない私でありまして、
ご多分に漏れず今日のところは、
■あたらしいソロパートに耳が慣れていないのと、
■間奏部分の振り付けがこそばゆかったのと、
■そして何より、クサナギツヨシ大サビ初体験にビビッてしまったのとで、
とてもじゃないけどコメント不可能です。
まるで演歌歌手のようにギクシャクと体でリズムをとっているクサナギさんが、
眉間と肩の力を抜いて歌うようになった頃には、イヤと言うほど言葉を捏ね繰り回すことになるのでしょう、たぶん。

でも、最後のラララなクサナギさんの眼はとても好き。それだけは、今、分かっているのでした。


今日の格言 「1週間の始まりは不義理の始まり」。そんな私を許してください。
ってことで、本日はこれにて寝ます。おやスマなさい。



2003年02月18日(火) センチメンタル日記


ドラマを それも僕の生きる道のようなドラマを 自分の経験と結び付けようとするのは、陳腐なことだ。
それは、とっても独りよがりな感傷に他ならないことだ。

わかってるんですよ。わかってるんですけどねー。むー。

もう遠い遠い昔の昔、病気を抱えている人の傍に居たことがあったですよ。
彼の病気は秀雄先生のように余命を宣告されるものではなかったけれど、
一生付き合っていかなければならないことが分かっている病気で、
当時、それを知ったばかりだった彼は自分の境遇を受け入れられずにジタバタしていました。
私はたぶん、家族以外で彼の病気を知った一人目の人間だったと思います。

私はとにかく彼のことが好きだったし、病気のことを聞いてもそれは全く変わらなかったのですが、
彼に必要とされていると強く感じる時がある反面、無力な自分に茫然とする時もありました。
っていうか、後者の方がだんぜん多かったっすね。情けなかったし、結構ツラいもんでしたよ。
うん、ツラかったなぁ。彼のことを信じるのも難しくなったり。迷いっぱなしで。私も若かったしなぁ (ほほほ)。
で、最終的に彼とは離れてしまうことになったわけで。
でも、何年か後に電話で当時のことを話す機会がありまして、
結局私は何にも出来なかったし、と言ったら、出来てたよ、本当に出来てたよ、と言ってくれた、
その言葉は信じてもいいのかな、とかね。ちょっと都合よく、自分の中で決着つけたわけなんですが。

だから、というわけでもないのですが、
みどり先生の真っ直ぐな瞳の強さが、つないだ手の確かさが、大きな木の下で抱きしめ合う2人が、
画面の美しさもさることながら、私にはとても崇高なものに思えてしまうわけでして。
それは私が為し得なかったことだから。

「別れました」と微笑んでも淋しそうだったり、教会に現れたみどり先生に当惑しながらも無意識に嬉しそうだったり、
本当の気持ちが薄っすらと隠されていた瞳に、本当の気持ちがしっかりと宿った秀雄先生。
これって、本当に演技なんですか、クサナギさん。どうして、そんな目が出来るんですか。

ネックレスをつけてあげるシーンは、とても綺麗でした。
「似合う?」と訊いた瞬間に、みどり先生が"可愛らしいシッカリした女の子"から慈愛に満ちた大人の女性に変わって、
それまでは「はい」だった秀雄先生の応えが「うん」に変わって、これから本当に2人は一緒に生きていくんだなぁ、と。
周囲の人々の気持ちの揺れも丁寧に書き込まれていて、濃密な1時間でした。

うーん、きっと今夜の日記は、明日読むと恥ずかしいぞー。
とりあえず、寝ちゃえ!



2003年02月20日(木) この道はいつか来た道 (とほほ編)


あ"ーっ!!

昨日は飲みに行きまして。
さくっとビールだけしか飲まなかったにもかかわらず、
24時には家についていたにもかかわらず、
もんのすごく眠くて、ぱったりと底なしの眠り谷へ落ちてしまったのでした。

だもんだから、「あ"ーっ!!」だったのです。
そう、昨日は森くんのお誕生日。
で、なんかこれ、こんなこと以前にもありませんでした?

そう、去年の今日の日記も、一行目は「あ"ーっ!!」だったのです。
しかも、その理由はまったく同じ。学習しましょうよ、学習。

そして残念ながら、ワタクシ、去年の今日から今年の今日へ至る間、
森くんの姿を拝見しておりません。まったくもって、我が不徳のいたすところ。
そして情けないことに、ワタクシ、本日もとても眠い。
そして、つまり、森くんへの想いは未だ褪せることなく。
そんなわけで、去年と同じ言葉を貴方にお贈りします。
手抜きじゃありませんよ、手抜きじゃ。えぇ、えぇ、断じて!

というわけで、おやスマなさい。そしてS様、美人さんをありがとう!(私信)



2003年02月22日(土) ビタースウィート


おはようSMAPで、
またもや「自分ばっかりが忙しいって思ってたらダメなんだよね」とか何とかクサナギさんに言われちゃって、
一時期よりも楽になってきてるのに、相変わらずグチの多い自分を反省したはずの昨日の私。
なのに、今日は起きたら昼過ぎだったしー。
大掃除しようと思ったのに、小掃除になっちゃったしー。

…プリン食べちゃったしー。

中村秀雄先生インタビュー掲載のHanako
この写真、衣装だけじゃなくて顔もカンペキに秀雄先生。
しかも、前を向いて歩き始めてからの秀雄先生。それだけで購入決定ですよ。
背広についてのコメントってば、そのまんまジーンズへのいつものコメントと同じじゃないか、とツッコミつつも、
手袋のシーンにそんな気持ちがこめられていたのかと思うと、ちょっとジンとしたりなんかして。
台本の読み込み方については、そこまで思い詰めているからこその、あの演技なのか…と思いつつも、
このドラマを演じ切った後のクサナギツヨシはどうなってしまうんだろうと、余計な心配してしまったりなんかして。

そんな今日この頃なので、「ぷっ」すまで、
エガちゃん相手に大口あけて笑ったり、ユースケさんに厳しかったり、ジーニストの眼だったり、
大暴投@2軍キャッチャーだったり、フリップに ちまちまハングル書いてたり、
秀雄先生以外のクサナギさんを見ると、ちょっとホッとする感じ。
エガちゃんの絵を絶賛していたのも、なんだか嬉しい。さすが、芸術家同士なのね! (え?)
でも、一日中旗を振り続ける安全太郎くんに過剰な思い入れを見せていたのは、
やはり、立ち止まらずに働き続ける男・クサナギツヨシだからこそ、なのかしらん。

どっちの料理ショー、おしるこ vs. アイスクリーム。
ちょうど木曜のおはようSMAPでハーゲンダッツのラムレーズンが好きだと言っていたクサナギさんは、
最初は「冬に食べたくなる」アイスクリームへ。
ちなみに、私はハーゲンダッツならクッキー&クリーム一筋18年。
初めて表参道の店で食べた時のことをクッキリと憶えているほど、ある意味、衝撃の出会いだったのよ。
試食で、おしるこに入れる島ハチミツに「安易に触れると火傷するぜ、みたいな」と、
ファンが聞けば、とりあえず一度使ってみたかっただけなんじゃないのー?
つまり、食材は何でも良かったんじゃないのー?なコメントを残して、おしるこに転向。
要はおなかが空いたがゆえに、お餅に惹かれただけのような気もしましたが、とりあえず、そのまま勝利でお召し上がり。
クサナギさんよりも、むしろ負けシェフの可愛らしさが脳裏に焼き付いた回でありました。
いえ、もちろん、花を背負ったクサナギさんはお綺麗でしたけど(盲目)。

で、昨日、会社でやたらとクシャミ連発で、すわ花粉症か!と思ったのに、
今日はぜんぜん出ないのは、なんでだろー。



2003年02月23日(日) 春まだき。


CDコンポの買い替え検討に出掛けたのに、何故か春色の化粧品を買い込んでしまった日曜日。
や、確かに最近、あまりにもメイク魂が萎え気味だったもんなぁ。
とりあえずマスカラに頼っとけ!みたいな。
っていうか、"マスカラに頼る"っていう発想にですね、ふと歳を感じてしまうのよ。
昔はマスカラなんて塗ったらバサバサでケバくなっちゃうくらい、素睫毛に勢いがあったのになぁ。
ま、メイクの流行りが目元重視になってるってのもあるんでしょうけどねぇ。

さて、矢田ちゃんと、彼女の長い睫毛が気になって仕方がないクサナギさんとの対談掲載のポポロ
キレイな足をすんなり伸ばして座ってる矢田ちゃんの隣で、クサナギさんは何となくチンマリした風情。
いろいろ褒めてもらっても、あくまでも謙虚に腰が低い態度は素晴らしいのですけれど、
あんまり「みなさんのおかげで」を連発すると、なんだか慇懃に聞こえちゃいそうで心配よ。お気をつけあそばせ。

矢田ちゃんと云えば、『僕の生きる道』を見ているという友人と話をしていたら、
「今回のドラマで最大の収穫は、矢田亜希子が結構キレイだってことに気付いたことだ」と言っておりました
(ちなみに、最初は「泣いてない!」と言い張っていた彼を問い詰めて、実は毎回号泣していることを白状させました)。
ネットでも こういうコメントを目にしますねぇ。ちょっと意外。ヒロインの影でフラレちゃう役どころが多かったせいなのかしら。
私は、デビュー間もない頃に彼女を起用したCMを作った人が、「彼女はゼッタイ将来有望!」と言っていたこともあって、
その頃から、なるほど、目がシッカリした綺麗な子だなぁと思って見てたんですよ。

えーと、金曜いいとものクサナギさんの髪、タモさんの「それでいいの?」に、
「メイクさんにやってもらったんですから」「本番中ですよ」と反論していましたが、
"メイクさんにやってもらったけど、本番前に一眠りして寝癖がついちゃった"としか思えないような裾広がりセミロング。
いえ、たぶん、実物を目の前にしたら、お嬢さんみたいでステキ!って感じなのかと推察いたします。
冒頭で慌てたようにジャケットのジップを開けていたけれど、確かに閉めたままだと作業着ちっくなベージュの上下で、
「全国制覇への道」での丸太切り挑戦にはピッタリでありました。
負けた後も丸太に左足を乗っけたままの姿が乱れ髪とあいまって、ちょっと素敵 (と、云えなくもない)。
いいとも増刊号のゴリラ芸についてはねぇ、もう少し、おねぇさんの胃を労わってくださいよ(泣)。
ゴロちゃんSHAKEの真似は、むしろ、正規の前のめりステップが新鮮。

チョナン・カンは、唐突に勝村さん&エミリちゃん、そして、ハードボイルド黒チョナン復活。
どう見ても、人々の服装が秋口の新宿副都心。まぁ、この秩序の無さが、この番組の肝かもしれません。
いつか、また、チョナン・ザ・ムービーとか、スマスマ特別編第2弾とか、トンバンを狙うソニンちゃんとか、
唐突に復活しても、もう私は驚かないわ!
とりあえず今回は、スキップしてる脳天気チョナンシが可愛らしくて、頭ナデナデしたい感じでございました。

今朝は上司に叱られる夢を見て、いやーな感じで目覚めたのですが、夢占いによれば正反対の意味があるとか。
とりあえず、そう思い込んでおいて、明日からの1週間、がんばりましょう。



2003年02月24日(月) 想うツボ。


『象と耳鳴り』(恩田陸)の次は『マークスの山』(高村薫)。
なんだか、石を飲み込んだような気分になる読書生活。
でも、ヤメられない、止まらない。

私にしては珍しいマメマメしさで、ゴロちゃん出演の月曜いいともを録画したところまでは良かったけれど、
肝心の未来予測TV本編を録るところまでは頭が回らず。
どーゆーこと?
そして本当に珍しいマメマメしさで、クサナギさん@ストスマのタイマー録音も試みたものの、敢え無く失敗。
どゆーこと?

いいとものゴロちゃんは、けっこう久しぶりに見るパブリックイメージに忠実なゴロちゃんって感じ。
ほらほら、あの目の顰め方とかね。
でも、最後の最後、両手グーで万歳の「いいともー!」が非常に可愛いらしくって。
このこのっ!

ワタクシも人並みにマイケル特番が気になったりなんかしたので、
これまたマメマメしく1時間だけ録画。でも、いつかホントに見るんだろうか、これ…

で。

もー、あんたら、一生ジャレてろ!
と、画面に向って叫んだ人の数。イコール、全国津々浦々に住む中居ファンの数+クサナギファンの数。
そう信じてやまない、今夜のSMAP×SMAPでビストロ・ピザ対決。
たとえば、そう、ゴロちゃんちの愛猫2匹って、こんな感じでジャレてるのかしらん。
って、神様、私は彼らに騙されているのですか?
いいえ、それでも構いません。彼らの掌の上で、私は遥かガンダーラを目指すのですから!(クサナギさんお釈迦様説)

とにかくですね、香取オーナーの「あんまり食べれないって!」の声に上を見上げたナカツヨ双子状態やら、
木村くん久々の腕カプやら、ちょこちょこカニ歩きで移動してるゴロちゃんやら、可愛らし系のスマさん満載で。
このこのっ!

エンドトークのお題は"妄想"。
車を運転していて、そば屋の出前持ちの自転車とぶつかったらどうしよう。
クサナギさん、それは"妄想"ではなくて、単に発想が昭和時代のコントってことではなかろうか。

『世界に〜』シングルver.にはだいぶ慣れてきました。クサナギさんのボーイソプラノが心地よくなってきたもんね。
でも、何故に歌手の歌を聴くことに"慣れる"って発想が出てきてしまうのか。
考えてみると不思議ですよねぇ。妄想は発想。逆もまた真なり。

すいません、あまりに眠いもんで、まったく意味不明のこと書いてますね。

確かなのは、ぐっじょぶ!のポーズは慎吾ちゃんにとても良く似合う、ということと、
先週、間奏部分の振り付けが こそばゆかったのは、5人があまりに近寄り過ぎていたからだ、ということです。
それから、やっぱり、ラララなクサナギさんの顔がとても好きだ、ということも。

で、3人目のレンアイダーは何処に?



2003年02月26日(水) 銀色の雪が降る。


ゆうべは僕の生きる道・第8話を見終わったら26時だったので、そのまま眠ってしまいました。
なんだか、ちょっと非現実的な気分のままで。

ふだんは監督さんの違いなんて分かりもしないままドラマを見ている私でさえも、
星さんの演出だけはハッキリ分かりますね。
一つには、クサナギツヨシという存在をどう写したいのか、という明確な意思を感じるということ。
もう一つには…と考えてみたものの、なかなか自分自身に対して上手く説明できなかったのですが。
うむ、回りくどーく表現するとしたら、こんな感じ?

このドラマ、どの回にも共通しているのは、虚構でありながらも確固たる世界が存在しているということだと思うのです。
ただ (1・2話はちょっと別として)、秀雄先生が前向きに生き始めた3話以降を考えた時、
3・4・6・7話の場合は、私と同じ目の高さ、同じ体温を感じる世界なんですよね。
たとえば、私の隣の部屋や、風邪をひいて出掛けていった病院の隣の診察室に存在していてもおかしくないような世界。
それに対して5話や昨日の8話の場合は、
たとえば、キラキラと銀色の雪が舞うスノードームの中で、外側からの何人にも侵されることなく息づいている、
そんな世界のような気がするのです。言いかえれば、非常に寓話的。

だから、前者の世界に生きる彼らの苦悩や喜びはダイレクトに私に届いて、
私は彼らと同時に悲しみ、喜び、涙を流すのですが、
後者の場合は、丸い球体の中で彼らが哀しくも美しい一日を終えて眠りについたのを見届けてから、
ほっと息をつき、そして初めてポロリと泣ける、そんな感触なのです。

正直に言えば、個人的には前者の方が好きです。
単純な私にしてみれば、自分自身の気持ちがとても分かりやすいってのもあるんですが。
後者の場合、私は彼らの世界が壊れないように、ただ見守ることしかできないような気がしてしまうし、
それに、スノードームの硝子にちょっとヒビが入ったら、
とたんに陳腐なお伽話になってしまいそうでコワイっていうのもあるのです。
実際のところ、いつもは秀雄先生=クサナギさんであることを半分忘れているというのに、
微妙なリズム感と微妙な表情を浮かべた指揮者姿を見た途端、
やややっ、クサナギさんてば、こんなところで何やってんのっ?と赤面してしまったりして、
それは何度そのシーンが繰り返されても、ついぞ慣れることはなかったのでありますよ (ごめんね、オヤビン)。

でも、その危さをギリギリのところで踏みとどまらせているのは、
「悲劇的な状況に酔っているだけだ」 と彼女の父親に言わせるシナリオであり、
シンとした秀雄先生とみどり先生の表情を引き出して、美しい光とともに画面に残す監督やスタッフの力であり、
つまりは、このドラマにかかわっている人々の、作品に対する誠実な想いなのでしょう。
願わくば、このまま踏みとどまってほしい。
秀雄先生が苦しむのはつらいけれど、だからって彼を聖人君子にはしないでほしい。

と、前置きが長くなりましたが (前置きだったんだね、オヤビン)、今回は麗子先生の泣き顔が一番ジンときました。
嬉しいけど、哀しい。素敵だけど、哀しい。美しいけど、哀しい。でも、その逆もまた、本当のこと。
教会での静かな結婚式はそれこそお伽話のようだったけれど、
「死が二人を別つまで」という言葉が深く響いて、美しいけれど哀しく、哀しいけれど美しいシーンでした。

だから、誓いのキスがフェイクじゃなくて、ほんっっっとに良かったですわー。
この期に及んでジタバタされたんじゃ、温厚なおねぇさんも卓袱台ひっくり返すとこでしたよ(笑)。