バッテリー充電


2004年3月7日(日曜日)、日頃の疲れもあって、お昼近くに起床し、大学に行くことにした。午後1時を回った頃のこと、一週間ぶりに自動車(くるま)を運転しようとしたら、どうやってもエンジンが掛からない。「そういえば、この一週間は寒波の影響で、気温が零下になっていたよなあ」と思いながら、近くの公衆電話から「フリーダイヤルカード(1)」を使って「日本自動車連盟(JAF: Japan Automobile Federation)」を呼ぶことにした。「作業車が出払っている」ということで、JAFが来るまで30分ちょっと待って、診てもらったところ、思った通り「バッテリー上がり」であった。

JAFによると「バッテリーは充電か交換(買い換え)が必要」で「そのチェックをする方法がある」という話なので、まず新潟大学の近くにある「イエローハット」まで出向いた。ところが、ちゃんと説明したはずなのに「うちは充電はやっていない」と、頭ごなしに言われてしまった(2)。

仕方がないので、日曜日に開いているガソリンスタンドに入ることにした。午後2時40分頃のことである。初めて行ったスタンドではあったが、丁寧な対応で、バッテリーのチェックをしてもらった。その結果「バッテリーの電圧が下がっている。充電するだけでいい。交換は必要ない」という診断で「充電には半日(5〜6時間)掛かる」と言われた。これは初めて知った。そんなにも掛かるものだとは思わなかった。

その日は一週間ぶりに自炊する日で、買い出しに自動車が必要であった。また、下宿に届いたブルックスコーヒーの100gパックが入った箱を、大学まで運ぶ必要があった。そのため、自動車は翌朝になってから預けようと思ったのだが、エンジンを切ると掛からなくなる恐れもあったため、取り敢えずガソリンスタンド側の予備のバッテリーに交換し、自分の自動車に搭載されているバッテリーを充電してもらうことにした(3)。

結局、大学にある自分の部屋に着いたのが午後4時頃で、いつもなら、とっくにスーパー「ウオロク」大学前店で買い出しをしている時間帯であった。それから約30分間、その日の出来事を書きとめて引き上げた。

翌8日(月曜日)は平日で、入構許可証のない私の場合、日中は自動車を大学構内に入れることが出来ないので、午後5時近くになってから、下宿まで約20分間の道程を歩いて戻り、自動車を運転して、当のガソリンスタンドへと向かった。そこでバッテリーを充電済みのものと交換してもらい、一件落着となった次第である。

今回の出費は2,300円(バッテリー充電: 1,500円、バッテリー交換: 500円、バッテリー補充液: 300円)、プラス消費税5%で、2,415円。交換(買い換え)をすれば、25,000円前後の出費を覚悟しなければならないところで、お金のない私には有り難い、ガソリンスタンド側の親切な対応であった。

私は、自分で言うのもなんだが、他人から受けた恩には必ず報いる男である。それまで利用していたガソリンスタンドの対応に不満を覚えていたこともあり、この機会に給油するスタンドを代えることに決め、親切にしてくれたスタンドの現金会員に登録した。これからは、そのスタンドでサービスを受け、ガソリンを購入することになる。

[脚注]
(1) 私は、現時点でJAFの22年会員であり、20年会員の特典として贈られたうちのひとつが、このカードである。
(2) 充電はやっていなくても、チェックは出来るはずである。JAFからは、そう教えてもらった。バッテリーのチェックで「交換しなくても大丈夫」という結果になれば「うちは儲からない」と、店側は踏んだのかもしれない。でも、こういった対応をされると「少し遠くても、オートバックスまで行こうかなあ」と、客は考えるものである。
(3) その過程で、面白いことに「パワーステアリングのオイルキャップがない」ことを指摘された。実は、この自動車は、妹の旦那から譲り受け、今年に入ってから新潟に持って来たものである(1)。それまで何度か、エンジンルームを開けた記憶はあるが、指摘された点には全く気付かなかった。オイルキャップは「取り寄せ」ということで、発注してもらった。価格は、消費税を入れて1,260円であった。

[脚注の脚注]
(1) これまで乗り継いだのは、この自動車で実に5台目になる。いずれも中古車であるが、研究の道具として、私の調査旅行には随分と活躍してくれた。この5台目の自動車のことは、いずれ機会があれば書くつもりでいるが、私自身、まだ自動車の性能を把握し切れていないのが現状である。ただ一言だけ申し上げると、これまでのマニュアル車からオートマチック車になったのが、大きな変更点である。


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