国際誌の配達、その後


2004年3月8日(月曜日)、雑誌が3冊まとまって届いた。「Copeia」の2004年2月号と「Herpetologica」の2004年3月号、及び「Herpetological Review」の2004年3月号である。いずれも航空便で、これらのうち「Copeia」と「Herpetologica」には、順に、以下のような日本語のラベルが付けられ、どちらもラベルの片隅には鉛筆書きで「理」の文字があった(1)。

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はすみ まさと 様

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Institute Faculty Of Science
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これらは、もう書くのも嫌になってしまったが、いったん新潟大学の本部に配達されてから、学内便で理学部に転送されたものと推測される。もうひとつの「Herpetological Review」には日本語のラベルが付けられていないので、これは日本郵政公社(新潟西郵便局)による、理学部への直接的な配達だと推測される。

4月15日(木曜日)、季刊誌の残りである「Journal of Herpetology」の2004年3月号が届いた。これには、以下のようなラベルが付けられていた。

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学部
はすみ まさと 様

今回は一応「理学部」となっているので、雑誌が理学部に配達された後は、事務が生物学科の郵便物として区分けしてくれたのだろう。これで、国際誌の春号は全部、無事に届いたことになる。まずは、一安心といったところである。

その一方で、これに遡ること約一ヶ月前の3月12日(金曜日)には、待望の「Herpetologica 59(3)、2003年9月号」と「Herpetological Monographs 17、2003年号」が届いた。2003年12月29日(月曜日)に、米国のイリノイ州から発送された「船便(Surface Mail)」で、もちろん日本郵政公社による配達である。消印を見ると「$6.86(USD)」ほど、郵送費が掛かっていた。

今回の雑誌の郵送費、及び新たに提供した雑誌の費用は、これらの雑誌を発行する学会が負担することになるわけだが、当然のことながら、これにはメンバーの学会費が使用されている。「雑誌を間違いなく配達する」という責務をまっとうせず、たくさんの人々に多大なる迷惑をかけている宅配便業者の責任を考えると、同じ日本人として申し訳なく、やるせない気持ちになる。

[脚注]
(1) いつまで経っても切りがないので、この件に関して「独り言」で取り上げるのは、余程のことがない限り今回で終わりにしたい。いい加減、私も嫌になったし、皆さんも嫌になったでしょう。でも、この分だと、いつまでも同じことが続くんだろうなあ......。


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