クマの爪痕

Fagus crenata
長野県白馬村北城にある林で「クマの爪痕」と呼ばれているブナの木(2003年5月3日撮影)。木の前で腕を広げている女性は、メジャーの代わりである。背景の山々は、新緑で様々に彩られている。この林は、ハクバサンショウウオの新しい産卵場所の近くにある。

ツキノワグマは、ブナの実を採ろうとして木に登る。そのときクマの爪痕が、木の表層に幾つか残る。問題の木は崖の縁に生えているので、もし木に登り損ねたら、クマは谷底に落ちてしまうだろう。

同行した共同研究者: 懸川雅市、岸冨士夫、百瀬ちゆき、村上さよ子、永田千恵子、齊川祐子、他1名(アルファベット順、敬称略)。


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