繁殖後のオス

Postbreeding Male
2003年5月4日、長野県白馬村北城の湿地帯にある本沢の右岸近くで、地面の倒木(カバー)の下に潜んでいた、ヒダサンショウウオの(オスと思われる)繁殖後の成体(別の個体群をみよ)。この湿地帯では、幾つかの枝沢(水温約12℃)が集まって、本沢(水温11℃)に合流している。

捕獲した全個体は、1匹を除いて(上をみよ)、次の通り。
ヒダサンショウウオ
(1) 地面の倒木の下から、性別不明の成体9匹、
(2) 地面の枯れ葉の下から、性別不明の成体2匹、
(3) 湿地帯から染みだした水で、ぐちょぐちょに濡れた斜面にある倒木や石の下から、性別不明の成体3匹(繁殖活動が終わって、ちょうど陸に戻るところのものと思われる)
ニホンアマガエル
(1) 地面の倒木の下から、幼体1匹。

これらの個体は、幾つか写真を撮影した後ただちに、捕獲した場所へと放された。

同行した共同研究者: 懸川雅市、岸冨士夫、沼田研児、齊川祐子、他1名(アルファベット順、敬称略)。


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