渓流中の越冬オス

TorrentMale (kimurae)

長野県北安曇郡白馬村北城猿倉に生息するヒダサンショウウオ個体の、越冬のための渓流への移動(2005年11月3日撮影)

(A) ヒダサンショウウオの冬眠場所となる渓流。流れが速いことに注目。クロサンショウウオの繁殖のための池が近くにある。

(B) 水中(pH=8.0)の石の下で見つかった、ヒダサンショウウオのオスの成体。このオスには、左右の後肢が4趾という特徴があった(体重=9.3g、最大頭幅=13.69mm、最大尾高=9.40mm、総排出口前端までの頭胴長=64.38mm、総排出口後端までの頭胴長=70.98mm、尾長=45.81mm)。採集時に、隣の石から、捕食者となる魚類が出て来た。水中には、他にヒダサンショウウオの幼生1匹とタゴガエルの幼体1匹が見られた。

同行した調査者(敬称略): 懸川雅市(東京都立小松川高等学校)、岸冨士夫(しろうま自然の会)。


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