(A) 調査時、池の上方に張り出した木の枝(小枝や葉)のところに、モリアオガエルの泡巣11個が見られた。これらの中で、泡巣のひとつは約8mの高さの木の枝で確認された(産卵場所の最も高いところ)。別のひとつは3mに満たない高さの木の俣のところに、また別のひとつは池の水表面に浮かんでいるのが確認された。池の周りでは、2匹のオスによる繁殖鳴きが聞こえていた。池の中には、1匹の金魚が泳いでいた。
(B) 泡巣の拡大写真。
同じ公園内にある「内堀石垣」の周辺では、モリアオガエルの少なくとも4匹のオスによる、調和した一連のコーラスが聞こえていた。しかし、どこにも泡巣は見当たらなかった。また、アマガエルの鳴き声も聞こえていた。
同行者: 中川雅博(近畿大学)。