愛宕神社
愛宕大橋手前、右岸の向山を登ったところに仙台総鎮守として仙台市民に親しまれている愛宕神社がある。境内には5〜6メートル離れて大きい杉と少し小さい杉があり、夫婦杉と呼ばれ樹齢350年と言われている。
境内からは広瀬川が見渡せ、右方向には広瀬川に架かる愛宕大橋が眺望される。
向山
両岸に豊かな緑を育んできた広瀬川も、ここでは向山(むかいやま)にぶつかり、左に流れを変える。長い年月、向山にぶつかり浸食してきたために、この広瀬川も向山の右岸では絶壁となっている。このあたり、下流では珍しい風景である。
瑞鳳殿
1633(寛永13)に70歳年で生涯を閉じた、初代仙台藩主伊達政宗の生前の命により、その翌年経ケ峯に公の御霊を安置する霊屋(霊廟)が造営され、瑞鳳殿と名付けられた。政宗公の遺体と御霊はこの瑞鳳殿に眠る。
瑞鳳殿の向かいには、伊達家二代藩主忠宗公の霊屋感仙殿と三代藩主綱宗公の霊屋善応殿が並んで建てられている。
瑞鳳寺
瑞鳳殿参道下には、瑞鳳殿に眠る藩祖政宗公の菩提寺として瑞鳳殿と同時に創建された正宗山瑞鳳寺があり、政宗公のほか二代忠宗公、三代綱宗公の御位牌が安置されている。
御本尊は釈迦、文殊、普賢の三体である。
五色沼
青葉城下、仙台市博物館前には小さな池ほどの五色沼がある。
ここ五色沼では明治23年頃から外国人達がスケートを始め、30年頃には英国人デブィソンが子供達にフィギュアスケートを教えた。その後この五色沼でフィギュアスケートの基本を学んだ二高校生が後に日本スケート界の功労者となった。
更に、昭和6年には第2回全日本選手権大会フィギュア競技がこの五色沼で開かれている。
愛宕神社〜五色沼