梁 川 城 趾

                                       ▼ 伊達郡梁川町字桜ヶ丘・鶴ヶ丘
                                       ▼ 阿武隈急行希望の森公園前下車1

 駅前の希望の森公園は「ふくしま緑の百景」第1位となったところで、カナダ風ロッジが建ち、SLが走っています。駅から県道を町の方へ進み、北町のはずれから左手に入ると桜丘団地や梁川中学校が見えます。小学校・中学校・高等学校があるここの辺一帯が梁川城跡です。この梁川城は十五世紀から約一世紀の間、伊達氏の本拠とし、1591(天正十九)年以降、蒲生頼郷・須田長義らが在城し、上杉氏の寛文削封(1664年)以後は、ここに松平氏梁川藩(1683〜1730)が置かれ、尾張の徳川道春の封となり、さらに松前氏梁川藩(1807〜1822)がおかれ、松前章広が在城し、幕末から明治(1855〜1571)には松前藩・館藩の陣屋がおかれました。本丸跡には、越前朝倉氏の一乗谷と並ぶ室町時代の庭園が復元されています。

              

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