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遠藤賢司最近資産
遠藤賢司/CDS/エンヤートットォ
 水木しげるさんの極彩色のジャケットも美しいシングルは、21世紀の夜明けを見に行こう、というサブタイトルが付いていたために、20世紀中に発売しなきゃ、ということになり、急遽レコーディングされたらしい。

 しかし、凄いシングルだ。前口上あり、歌なしの全1曲16分。そして、怒涛の前のりリズムのビートの渦に、轟音ギターとシンセが絡む。全演奏はエンケン。

 この曲の初演の下北沢queは凄いことになっていた。客が呆然として立ち尽くしていた。

 その呆然とする客を前に、エンケンはまるで、轟音という絵の具で、ステージ上に爆発する絵画を描いているかのようだった。エンケンは岡本太郎のようだった。

 ちなみに、2001年の1月1日、私はこの曲をDATウォークマンで聴きながら、近所の多摩川の河川敷に仁王立ちして、21世紀の初日の出を迎えた(笑)。
2000/12/13