日本のプログレ史上に残る名盤と言われているが、
むしろ、ロックの名盤・フォークの名盤と言ってもいいと思う。
つまり、音楽ファンなら一度は聴いておきたい名盤である。
森園勝敏のあまりにも独特なボーカルともの悲しくも上品に美しいギター。
そして、聴いた後、頭の中にこびりつくような末松康生の歌詞は、
子供の頃のトラウマのような恐怖感を呼び起こす様に痛切である。
中村真一の絶妙のベース。岡井大二の壮絶なドラム。坂下秀美の渋過ぎるキーボード。
全てが完璧に絡み合ったこのアルバムは、発売元東宝レコードの倒産により、
長く幻のレコードとなっていた(5万円もしたので手が出なかった。)。
その後CDで復刻された時は叫びたくなるほど嬉しかった。
そして、聴いた後は唸り声しか出なかった。スゲェ、、、。 |