涸沢の花50
ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae バラ科
撮影:北穂−奥穂間  2004年8月1日 説明
ミヤマキンバイ 高山のレキ地に咲く。もっとも典型的な高山植物の一つで、しばしば大きな群落を作る。花期は7−8月。根茎は太く横に這い、厳しい高山の環境に耐える。葉は3枚の小葉が特徴的で、それによってミヤマダイコンソウやキンロバイ、シナノキンバイなど、似た花と区別できる。Potentillaはpotens(強力)の縮小形で、P. anserinaに強力な止痢薬としての薬効があるためにリンネが名づけた。matsumuraeは東大教授で小石川植物園の初代園長となった松村任三(じんぞう)(1856- 1928)の名である。
メモ