2014年末時点のプリンタ 〜エプソンとキャノンのプリンタを比較〜 (2014年12月10日公開)
最上位機種に近い性能を持ちながら、5,000円安い製品である。エプソンのEP-777A、キャノンのPIXUS MG6730がこの価格帯の製品となる。それぞれ24,980円と23,800円である。最上位機種と比べてどのような機能が省かれているのかを見ながら、2機種の違いも見ていこう。 |
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シアン マゼンタ イエロー ライトシアン ライトマゼンタ |
染料ブラック グレー シアン マゼンタ イエロー |
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(つよインク200) |
(ChromaLife100+) |
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Y/染料BK:各512ノズル 顔料BK:1024ノズル |
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(A4普通紙セット可能枚数) |
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○(L/KG/2L/はがき) |
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印刷部 |
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フォーム印刷(罫線・マス目・便箋・スケジュール帳・五線譜・メッセージカード・折り紙封筒) |
定型フォーム印刷(原稿用紙・方眼紙・五線譜・レポート用紙・スケジュール帳・チェックリスト・漢字練習帳) |
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印刷 |
iPod touch iPad (iOS 5.0以降) Android 2.2以降 |
iPod touch iPad (iOS 5.1以降) Android 2.3.3以降 |
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BOOKコピー ミラーコピー 領域判定コピー |
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(Wi-Fiダイレクト対応) |
(アクセスポイントモード対応) |
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プリント機能を見てみよう。EP-777Aは6色インクで最小インクドロップサイズは1.5plであり、非常に高画質な印刷が可能だ。一方のPIXUS MG6730も6色インクで最小インクドロップサイズは1plと、こちらも非常に高画質だ。しかし、同じ6色でもその構成は異なる。EP-777Aはブラック、シアン、マゼンダ、イエローの基本4色に加えてライトシアンとライトマゼンダを採用しており昔ながらの6色構成だ。いずれも染料インクとなる。カラー原稿の色の薄い部分ではライトインクを使う事で粒状感が抑えられる。一方、PIXUS MG6730はブラック、シアン、マゼンダ、イエローに加えてグレーインクが搭載され、色の濃い部分でブラックインクを使うよりも粒状感が抑えられる。また、モノクロに近い原稿での階調表現が優れており、中間色が赤や青っぽいグレーになることがないという特徴がある。さらに、染料ブラックに加えて顔料ブラックを搭載しているため、ブラックインクを使用する部分に限ってだが、普通紙などへの印刷ではメリハリのある印刷結果が得られる。小さな文字や中抜き文字も潰れずに印刷が可能なほか、耐水性も高いため濡れた手で触ったりマーカーを引いても滲まない。このインク構成を見る限りでは、写真に関してはどちらもそれぞれ工夫があり、また最小インクドロップサイズも非常に小さいことから、最高画質に達しており、互角と言える。EP-777Aは6色、PIXUS MG6730は5色で表現するため、ややEP-777Aの方が上とも言えるが、その分PIXUS MG6730の方が最小インクドロップサイズは小さい。実際に高い次元でのわずかな差である。スペック上の差はあっても実際に比べてみれば差はほとんど無いはずだ。一方コピーや文書印刷と言った部分では、顔料インクを搭載するPIXUS MG6730に軍配が上がると言える。しかし黒と言っても、完全な黒ではないグレーの部分には染料のグレーやカラーインクを使用するし、カラーの中に混ざっている場合は顔料と染料を混ぜられないことから、染料インクが使われるなど、背景が無く完全な黒という限定があるなど、必ずしも顔料インクの恩恵を受けられるわけではない点は注意が必要だ。ちなみにこのプリント画質は、最上位モデル(エプソンはEP-807A、キャノンはPIXUS MG7530)と全く同じで、最上位モデルと画質の差はないと言える。 最小インクドロップサイズは非常に小さいが、EP-777AはAdvanced-MSDTという5つのインクサイズのインクを打ち分ける機能を搭載しており、必要に応じて大きなインクサイズを打ち分ける事で高速化と高画質化を両立しており、PIXUS MG6730はノズル数を非常に多くすることで、最小インクドロップサイズは小さくても高速化を実現している。結果、L判縁なし写真印刷で、EP-777Aが17秒、PIXUS MG6730が18秒と非常に高速になっており、枚数の多い印刷でもストレスのない速度となっている。また2機種の間での差は無いに等しく、上位機種との差もEP-777Aが3秒遅いだけでPIXUS MG6730は同等と、ここでも下位機種選ぶことに寄るデメリットはない。一方、普通紙への印刷速度はEP-777Aでは公表されていないため、比較することはできないが、PIXUS MG6730ではカラーが10ipm(image per minute:1分あたりの印刷枚数)、モノクロが15ipmとなっている。1分間にカラー原稿が10枚というのは非常に高速だと言えるだろう。 使用するインクはEP-777Aは「つよインク200」である。アルバム保存300年、耐光性50年、耐オゾン性10年となる。一方、PIXUS MG6730は「ChromaLife100+」でありアルバム保存300年、耐光性40年、耐ガス性10年を実現している。どちらも十分なレベルの耐保存性を持ったインクである。また、両機種とも各色独立インクとなっており、なくなった色だけ交換できる。 給紙に関しては、両機種とも前面給紙カセットからとなる。PIXUS MG6730は2段カセットとなっており、上段にL判やハガキなどの小さな用紙を、下段にはA4やB5といった大きな用紙をセットするようになっている。完全に本体に収納可能なので、用紙をセットしたままにしてもホコリがかかるなどの心配がない。下段はA4普通紙なら125枚、上段は写真用紙やハガキなら40枚までセット可能だ。一方、EP-777Aは1段カセットであり、同時に1種類しか用紙はセットできない。本体に完全に収納可能なのは同じで、A4普通紙は100枚、写真用紙やハガキなら40枚セット可能であるため、給紙枚数の差もほとんど無いが、用紙を使い分ける場合は面倒だと言える。 一方EP-777Aは用紙の種類とサイズを登録しておく機能が搭載されている。液晶ディスプレイでメニューから登録も可能だが、前面給紙カセットを挿し込むと自動的に登録画面が表示されるため便利だ(されないようにもできる)。この登録内容と、印刷時の用紙設定が異なっている場合、メッセージが表示される仕組みだ。さらに、印刷時に実際の用紙幅をセンサーでチェックする機能もあり、できる限り印刷ミスによる用紙とインクの無駄遣いをなくす工夫がなされている。PIXUS MG6730はセンサーによる用紙幅チェックのみが搭載されている。 無線/有線LAN接続ができるようになり、プリンタから離れた場所のパソコンやスマートフォンから印刷を実行することが増えたと言える。PIXUS MG6730は印刷が実行されると、自動電源オン機能と、前面パネル兼排紙トレイが自動で開く機能を備えている。用紙はあらかじめカセットにセットしておけることから、プリンタの前に行くことなく印刷が実行できるわけである。一方のEP-777Aは自動電源オン機能は搭載されておらず、排紙トレイも手動で引き出してやる必要がある。この点はPIXUS MG6730が便利だ。指定した時間が経てば自動的に電源はオフになる機能は両機種とも備えている。 その他、自動両面印刷機能は両機種とも搭載している。普通紙だけでなくハガキなどにも対応するため、年賀状で通信面と宛名面を用紙の差し替え無しで印刷できるなど、便利である。また、CD/DVD/Blu-rayレーベル印刷機能も3機種がとも備えている。レーベル印刷のトレイを使わない時は、EP-777Aは前面給紙カセットの下に、PIUXUS MG6730は前面給紙カセットの上段の裏に収納できる。写真の自動補正機能としては、EP-777Aは「オートフォトファイン!EX」、PIXUS MG6730は「自動写真補正II」と名称は違うものの、逆光や色かぶりをした写真でも、顔やシーンを認識して高いレベルで自動補正が行われる。もちろんパソコンからの印刷時だけでなく、後述のダイレクト印刷時にも利用できる。 続いて、スキャナ部を見てみよう。解像度はEP-777Aが1200dpi、PIXUS MG6730が2400dpiとなる。解像度に大きな差があるように見えるが、反射原稿(紙などの原稿)にしか対応しないため、1200dpiでも十分すぎる解像度と言える。実際写真サイズを1200dpiで取り込むと約4,200×6,000ドットとなり2500万画素相当となる事から、十分な性能と言える。2400dpiでは1億画素相当となりオーバースペックだとも言える。つまり。実際に使う上での差はあまりないと言えるだろう。いずれもCIS方式で、厚い本の綴じ目近くなど、ガラス面から浮いてしまう原稿ではピントが合わなくなってしまう点は注意が必要だ。EP-777Aはスキャンした原稿をパソコンを使わずにメモリカードに保存する機能を搭載しているためパソコン無しで簡単にスキャンができる。 ダイレクト印刷は、EP-777AはSDカード、PIXUS MG6730はSDカードとメモリースティックDuoのメモリカードに対応している。最近のデジタルカメラやスマートフォンは一眼レフなどを除きSDカードかその小型版のmicroSDになっており、SDカードに対応していれば問題ないだろう。PIXUS MG6730はメモリースティックDuoにも対応と言うことで少し前のソニー製デジタルカメラにも対応できる分便利だ。一方EP-777AはメモリカードだけでなくUSBメモリからの印刷にも対応している。また、各種メモリカードからUSBメモリへのバックアップが可能な他、USBメモリ以外に対応の外付けハードディスクや外付けDVDドライブへのバックアップやそれらからの印刷も行える。その上、EP-977A3とEP-807Aはネットワーク接続をしている場合、他のパソコンから外付けハードディスクのデータにアクセスが可能な「外部機器共有」機能も備えている。つまり複合機単体でメモリカード内の写真やスキャンした写真や原稿を外付けHDDに保存でき、それらに家庭内のどのパソコンからもアクセスできるわけである。もちろん写真データ以外も共有可能であるため、簡易NASとしても使用できる。そのほか、PictBridgeは両機種とも搭載しているが、EP-777AはUSB接続とWi-Fi接続の両方式のPictBridgeに対応しているのに対して、USBポートを省略したPIXUS MG6730ではWi-Fi接続のPictBridgeにしか対応しない点は注意が必要だ。機能の豊富さではエプソンの2機種に軍配が上がると言える。 ダイレクト印刷時の機能として代表的な手書き合成シートは両機種とも対応している。またPIXUS MG6730は写真やハガキだけでなくCD/DVD/Blu-rayレーベルの手書き合成にも対応している。その他、EP-777Aでは塗り絵風の輪郭だけの印刷や、罫線、マス目、便箋、スケジュール帳、五線譜、メッセージカード、折り紙封筒が印刷できるフォーム印刷機能を搭載している。一方のPIXUS MG6730ではカレンダー印刷機能や、原稿用紙、方眼紙、五線譜、レポート用紙、スケジュール帳、チェックリスト、漢字練習帳が印刷できる定型フォーム印刷機能を備えており、両機種とも単体でも機能は豊富であるといえる。 スマートフォンとの連携機能も両機種とも搭載しており、iPhoneやiPod touch、iPadと、Android端末に対応している。いずれも、専用のアプリを無料でダウンロードすることでプリント又はスキャンが行える。メインで使用すると思われる写真印刷の場合、用紙サイズや用紙種類、フチ無し設定まで行えるため、スマートフォンで撮影した写真を手軽に印刷できる。さらにドキュメント印刷にも対応している。PDF/Word/Excel/PowerPointといった主要なファイルに対応している他、Webページの印刷もできる便利だ。また、3機種ともスマートフォン上からスキャンを実行し、データをJPEG又はPDF形式で受け取ることもできる。出かける前に紙の情報をさっとスマートフォンに転送するといった使い方ができるため便利だろう。さらに、クラウドとの連携機能も搭載されており、オンラインストレージから印刷したり、SNSの写真を印刷する事ができる。SNSの写真はコメント付きでも印刷が可能だ。またPIXUS MG6730は写真共有サイトからの印刷も可能だ。ここで大きな違いは、EP-777Aはスマートフォンのアプリとして搭載しているのに対して、PIXUS MG6730はスマートフォン上だけでなくPIXUS MG6730からも印刷ができる点が上げられる。実際の操作性はスマートフォンからの方が上だが、選択肢が広いという点ではPIXUS MG6730が有利だ。クラウドからのプリント機能をよく使うという場合は、PIXUS MG6730の方が便利だろう。 さらにネットワークを利用したプリント機能として、EP-777Aは、印刷したい写真や文書を本機にメールすると自動で印刷できる「メールプリント」、スキャンした画像を離れた場所の対応複合機で印刷できる「メールdeリモート印刷」、通常のプリント同じ操作で、離れた場所のEP-777Aで印刷できる「リモートプリントドライバー」といった機能を搭載しているのが便利だ。ネットワークに接続されていることを最大限に生かしていると言えよう。一方のPIXUS MG6730は、本機にメールすると自動で印刷できる「メールからプリント」機能のみ搭載しているが、EP-777AがWord/Excel/PowerPoint/PDFの他、JPEG/GIF/PNG/TIFF/BMPの画像形式に対応しているのに対して、PIXUS MG6730はPDFとJPEGだけの対応というのも少し寂しい。リモートプリント機能はEP-777Aの圧勝だ。 コピー機能を見てみよう。単純なコピー機能としては、両機種とも単純な等倍コピーだけでなく、原稿サイズを自動で認識し用紙サイズに合わせて拡大縮小する「自動変倍」機能や、原稿と印刷する用紙サイズの組み合わせを指定して拡大縮小コピーが行う「オートフィット」機能、さらに25〜400%の間で1%刻みで拡大縮小コピーが行える機能を搭載した高性能な物だ。またCD/DVD/Blu-rayレーベルコピーも両機種とも対応である。また原稿面に写真を複数枚置き、焼き増し風のコピーを行うことも出来る。この際、EP-777Aは「退色復元」、PIXUS MG6730では「色あせ補正」と名称は異なるが、両機種とも昔の色あせした写真も自動で補正してくれる機能も備えている。両機種とも2枚の原稿を1枚に縮小してコピーする2アップにも対応する。さらにPIXUS MG6730では4枚の原稿を1枚に縮小する4アップにも対応している。その他、EP-777Aはコピー時にも「塗り絵印刷」が行える他、見開きの本を左右ページで別々にコピーする「BOOKコピー」、アイロンプリント紙への印刷時に使える「ミラーコピー」、文字領域と画像領域を認識し、それぞれが見やすくなるよう別々の画像処理を行う「領域判定コピー」といった機能を備える。一方PIXUS MG6730には厚手の原稿など原稿台のカバーが浮いてしまう場合に黒くなる部分を消去する「枠消しコピー」機能を備える。それぞれ機能は異なるが、複合機単独で様々なコピーが行えるよう工夫されている。 操作パネルは両機種とも上位モデルとは異なりタッチパネル液晶ではなくボタン式となる。EP-777Aはセンサー式のボタンである「LEDナビ」を採用しており、使用できるキーのみオレンジ色に光る。使えないキーは消灯するのでほとんど見えなくなるため、普通のボタンと比べて分かりやすく迷いにくい。液晶ディスプレイは2.7型と、上位モデルよりは小さいが、十分なサイズであり、視認性は悪くない。そして、その液晶ディスプレイと操作パネルは本体前面に取り付けられ、液晶ディスプレイだけでなく操作パネル全体を持ち上げて角度調整が可能だ。最大90度まで起こすことができるので、垂直から水平まで見やすい角度で操作ができるよう工夫されている。高いところにおいても低いところにおいても使いやすいだろう。一方PIXUS MG6730は物理的なボタン式である。LEDで光るわけではないので、どのキーが使用できるかはわかりにくい他、暗いところでも使いにくいなど、EP-777Aに劣る。液晶ディスプレイは3.0型と、EP-777Aよりやや大きいが、本体の上面から側面にかけて斜めに大きく面取りされた部分に埋め込まれている。残念ながら操作パネルも液晶ディスプレイも固定されていて角度調整はできない。斜めになっているため、どの角度からでもそれほど使いにくくはないだろうが、それでも高い位置に置くと、操作がしにくかったり液晶ディスプレイが見にくくなりそうだ。操作性と視認性の両方でEP-777Aが便利だと言える。 インタフェースは両機種ともUSB2.0に加えて、無線LANに対応する。最近では家に2台以上のパソコンがあり、ルータで複数のパソコンがインターネットに接続できる状態になっているのも珍しくないはずだ。そんな人には無線LANによりどのパソコンでもプリントできるのは非常に便利だろう。またネットワーク接続をすればスマートフォンやタブレットからの印刷も可能となる。またWi-Fiダイレクト(PIXUS MG6730はアクセスポイントモード)に対応しているため、無線LANルータの無い環境でも、スマートフォンやタブレットと直接Wi-Fi接続が可能となっている点も共通の便利な点だ。 本体サイズを見てみよう。EP-777Aは390×341×138mmで、上位機種とほぼ同じサイズで、高さのみ前面給紙カセットが1段の分だけ3mm低くなっている。一方、PIXUS MG6730は466×369×148mmとかなり大きい。去年の機種と同じ大きさなのだが、上位機種ではやや小型化したのに対して、PIXUS MG6730では同じ本体であるため、余計に大きく見える。EP-777Aの方が幅で76mm、奥行きで38mm、高さが10mm小さいため、設置面積では約23%小さい。PIXUS MG6730も、上面から側面にかけて大きく面取りされているため、数値よりは小さく見えるよう工夫されてはいるが、並んでいるとかなり大きく見える。設置スペースに制限のある場合は気をつけた方が良さそうだ。 EP-777AとPIXUS MG6730では、上位機種の機能をそのまま継承したところと、省かれているところがある。印刷画質やスピードに関しては両機種とも上位機種をほぼ継承しているし、両機種の差も無いに等しい。PIXUS MG6730の方が普通紙への黒文字印刷は綺麗だが、EP-777Aの方が写真印刷時に6色使える事を考えると互角と言えるだろう。自動両面印刷やレーベル印刷機能も同じで、メモリカードからのダイレクト印刷機能やコピー機能などもほぼ同じだ。そこで大きく違う点を見てみよう。EP-777Aの有利な点は、液晶ディスプレイと操作パネルが便利である点と、本体がコンパクトである点、そして、ネットワーク接続を利用した各種機能が利用できる点だろう。一方PIXUS MG6730は前面給紙カセットが2段である点、自動電源オンや排紙トレイ自動オープン機能があり、パソコンから離れた場所からのプリントが便利な点と、本体でクラウドにアクセスし印刷が可能な点だ。これらのどちらに魅力を感じるかが、機種を選ぶ上での決め手となるだろう。 (H.Intel) 【今回の関連メーカーホームページ】 エプソンhttp://www.epson.co.jp/ キャノンhttp://canon.jp/ ![]() ![]() |