小ネタ集
2018年春時点のプリンタ
〜エプソンとキャノンのプリンタを比較〜
(2017年4月15日公開)

プリンタ比較の記事は、新製品が数多く発表される「年末」と「春」の2回に掲載しています。
古い記事も過去の情報として利用できると考え、新製品を掲載したものは、新たな記事として掲載していますので、現在この記事は既に古くなっている可能性があります。
プリンタ比較を参考にされる方は、プリンター徹底比較の一覧ページより、最新のものをご覧ください。


A4単機能プリンタ(1万円以下の機種)
 
 数が少なくなったA4単機能機の中で、下位機種に属する2機種である。エプソンのPX-105とキャノンのPIXUS TS203となり、それぞれ9,505円と6,880円と、1万円以下という括りだが、価格差がある。上位機種と比べてかなりの機能が省かれており、シンプルな機種だが、2機種は大きく異なる製品である。どちらがおすすめなのか検証していこう。

プリント(画質・速度・コスト)
メーカー
エプソン
キャノン
型番
PX-105
PIXUS TS203
製品画像
実売価格(メーカーWeb/税込み)
9,505円
6,880円
インク
色数
4色
4色
インク構成
ブラック
シアン
マゼンタ
イエロー
顔料ブラック
シアン
マゼンタ
イエロー
カートリッジ構成
各色独立
黒独立、カラー3色一体
顔料/染料系
顔料
(つよインク200X)
染料(カラー)/顔料(黒)
インク型番
69
69L(増量・黒のみ)
345/346
ノズル数
357ノズル
1280ノズル
カラー:各59ノズル
ブラック:180ノズル
全色:各320ノズル
最小インクドロップサイズ
3pl(MSDT)
N/A
最大解像度
5760×1440dpi
4800×1200dpi
印刷速度
L判縁なし写真(メーカー公称)
74秒
52秒
A4普通紙カラー(ISO基準)
4.7ipm
4.0ipm
A4普通紙モノクロ(ISO基準)
9.0ipm
7.7ipm
印刷コスト
L判縁なし写真
28.0円
21.7円
A4カラー文書
13.1円
14.1円
A4モノクロ文書
4.1円
N/A

 まずはプリントの基本となる画質と速度、印刷コストから見ていこう。PX-105PIXUS TS203はどちらもブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色構成となっている。PX-105は最小インクドロップサイズが3plと上位機種に比べると大きめだ。ライトマゼンダやライトシアンを搭載しないこともあって、色の薄い部分ではカラーの粒状感が、色の濃い部分ではブラックの粒状感が目立ち、全体にザラザラとした印象を受ける。ただし、全く写真印刷が行えないレベルかと言われれば、よく見なければ十分に高画質であるため、写真印刷も行える画質だ。ただし、PX-105は全色顔料インクを採用するため、写真用紙へ印刷しても発色が良くなく、また光沢感が薄くなりポストカードのような半光沢になってしまう点は注意が必要だ。一方で顔料インクの特徴として普通紙への印刷時に染料インクに比べシャープな印刷が行えるという事が挙げられる。そのため普通紙へ印刷しても文字が滲んだように太くなることもなくくっきりしており、また白抜き文字などがつぶれることもなく、画像などもメリハリが出るため、普通紙への印刷画質はかなり高いと言える。普通紙印刷に関しては最小インクドロップサイズの小さな上位機種に迫る画質になる場合もある。また耐水性も高いため、濡れた手で触ったりマーカーを引いても滲まないという特徴がある。普通紙や年賀状への印刷に特に向いている機種と言える。インクは「つよインク200X」でアルバム保存300年、耐光性45年、耐オゾン性30年と耐保存性は非常に高い。光沢感が薄くなることさえ気にならなければ、写真を印刷した際の色あせなどの問題はクリアしている。
 一方のPIXUS TS203は最小インクドロップサイズは非公表だ。過去の製品と同じ2plだとするとPX-105よりは小さい。そのため粒状感はやや抑えられる。インク構成は同じ4色でもブラックインクのみ顔料インク、カラーインク3色は染料インクとなっている。染料インクを搭載するため、写真印刷時に光沢感が失われず、用紙本来の光沢感が出るため、写真印刷に向いていると言える。一方、ブラックインクが顔料インクであるため、写真印刷時にブラックインクが使用できない。カラー3色を混ぜて黒に近い色を表現するが、濃い茶色にしかならないため、メリハリは多少弱くなる。その関係で、黒色の中のカラーの表現、例えば影の中の描写は色がはっきり出にくく、特に苦手となる。PIXUS TS203の印刷結果を単体で見ると問題ないレベルだが、比べてみるとはっきりと違いがわかってしまう差がある。写真印刷時の画質は、粒状感やカラーの発色ではPIXUS TS203の方が優秀だが、黒のコントラストの面ではPX-105に劣るため、画質は同じレベルだと言える。一方顔料ブラックのおかげで、モノクロ印刷部ではPX-105と同じ顔料インクのメリットは得られる。ただ、完全な黒ではないグレーの部分には染料のカラーインクを使用して表現するし、カラーの中に混ざっている場合は顔料と染料を混ぜられないことから、黒インクが使えないなど、背景が無く完全な黒という限定があり、必ずしも顔料インクの恩恵を受けられるわけではない点は注意が必要だ。普通紙印刷時の黒文字や年賀状の宛名面などに効果を発揮するだろうが、本格的に顔料インクのメリットを得たいならPX-105の様な全色顔料インクが必要だ。インクはアルバム保存300年の「ChromaLife 100+」やアルバム保存100年の「ChromaLife 100」には準拠しておらず、写真の耐保存性は公表されていない。PX-105と比べると大きく劣る事になるだろう。
 印刷速度は、L判縁なし1枚がPX-105が74秒、PIXUS TS203が52秒と両機種とも上位機種より遅くなっている。PX-105は最小インクドロップサイズが大きい事に加え、3つのサイズのインクを打ち分けるMSDTに対応しているため、必要に応じて大きなインクを打つことで速度と画質を両立させているが、ノズル数がかなり少なく、特にカラーインクのノズル数は59ノズルしかない事、上位機種の5つのサイズのインクを打ち分けるAdvanced-MSDTと比べると劣ることも要因と思われるが、それでもここまで遅い理由は不明だ。PX-105はビジネス向けの機種だけに文書印刷向けチューニングがなされているのかもしれない。また顔料インクを採用しているのが原因とも考えられる。一方PIXUS TS203PX-105より最小インクドロップサイズが小さいが、ノズル数を多くすることで高速化を果たしている。それでも上位機種よりはノズル数は少なめであるため52秒となってしまっている。両機種間にもそれなりの差があるため、具体的な時間で見てみると、例えばL判写真を100枚印刷する場合、上位機種のEP-306では23分20秒、PIXUS TS203では1時間26分40秒、PX-105では2時間3分20秒となる。この印刷時間を見て、気になるという場合は上位機種を検討した方が良さそうである。一方、A4普通紙への印刷の場合は、異なった結果となる。こちらは単位をipmで表す。ipmはimage per minute、つまり1分あたりの印刷枚数であるため、数値の大きい方が高速になる。カラー文書の印刷はPX-105は4.7ipm、PIXUS TS203は4.0ipmとなり、PX-105の方が高速となり、写真印刷速度とは逆になる。ちなみに上位機種のPX-S740が10.0ipm、PIXUS iP7230も10.0ipmであることを考えると、遅いことに変わりはない。さらにモノクロ印刷ではPX-105は9.0ipm、PIXUS TS203が7.7ipmとこちらもPX-105の方が高速だ。PX-S740の19.0ipmやPIXUS iP7230の15.0ipmよりは遅いが比較的高速だ。インクだけでなく印刷速度の面から見ても、写真が得意なPIXUS TS203と普通紙印刷が得意なPX-105という構図が見える。
 次に印刷コストだが、L判写真フチなしの場合、PX-105が28.0円、PIXUS TS203が21.7円と上位機種と比べると高めだ。A4文書の場合でも、カラーはPX-105が13.1円、PIXUS TS203が14.1円とこちらも高めだが、印刷速度と同じく逆転する。PX-105の採用する顔料インクの場合、写真用紙への印刷では印刷コストが上がり、普通紙への印刷では下がる傾向があるため、普通紙印刷がメインならPX-105の方がおすすめだ。また、PX-105は上位機種と同じく各色独立インクカートリッジを採用しており、無くなった色だけ交換可能であるが、PIXUS TS203はブラックインクは独立しているものの、カラー3色は一体カートリッジとなっており一色でも無くなると全て交換となる。特に年賀状などの印刷では使用する色に偏りが出やすく、また書類でも特定の色で統一したデザインを採用する場合などでは、PX-105の独立インクカートリッジの方がおすすめと言える。

プリント(給紙・排紙関連)
型番
PX-105
PIXUS TS203
製品画像
対応用紙サイズ
L判〜A4
L判/KG/はがき/A4/レターのみ
(フチなし印刷はL判/KG/はがきのみ)
給紙方向
(A4普通紙セット可能枚数)
背面
○(100枚)
○(60枚)
前面
その他
排紙トレイ自動開閉
用紙種類・サイズ登録
○(レター/KGとA4/はがき/L判の切替のみ)
用紙幅チェック機能

 続いて、給紙・排紙関連の機能を見てみよう。対応用紙は、両機種ともL判からA4サイズまでに対応するが、 PX-105がA4〜A6サイズの他、ハガキ、往復ハガキ、L判、2L判、KG、ハイビジョン、六切、レター、リーガル、洋形封筒1〜4号、長形封筒3号・4号に対応しているのに対して、PIXUS TS203はL判、KG、はがき、A4、レターのみの対応だ。封筒サイズはおろか、B5やA5、2L判にも対応しない。ユーザー定義サイズでの設定はできるので、用紙サイズを手動で設定すれば印刷はできるが、PX-105に比べて非常に不便だ。また、フチなし印刷もPX-105がA4、L判、2L判、KG、ハガキ、ハイビジョン、六切に対応するのに対して、PIXUS TS203はL判、KG、はがきのみだ。こちらはフチなし印刷時にはみ出すインクの吸収パッドの有無に寄るため、これ以外のサイズのフチなし印刷はできない。A4サイズの写真印刷はしないという場合でも、背景色を付けた文書を印刷する場合や、2L判などの大きめの写真を印刷したい場合はPX-105しかできない事になる。対応用紙に関してはPIXUS TS203には制限がある点は注意が必要だ。
 給紙方式は、上位機種の備えているような前面給紙カセットではなく、背面からの給紙のみのシンプルな構成であり、この点は2機種に違いは無い。用紙はセットしやすいが、セットしたまま放置するとホコリが積もり、それを給紙するとプリンター本体に悪影響なる。使い終わったら用紙を取り除くのが基本の使い方となるだろう。セットできる枚数は、PX-105がA4普通紙で100枚である一方、PIXUS TS203は60枚と少なめだ。ハガキもPX-105が30枚に対してPIXUS TS203は20枚と差がある。印刷枚数を重視したいならPX-105の方が便利だ。
 PIXUS TS203には用紙サイズを登録する機能が搭載されている。登録内容と、印刷時の用紙設定が異なっている場合、メッセージが表示される仕組みで、印刷ミスを減らすためだが、複合機のように液晶を使って用紙サイズと用紙種類を自由に選択できるのとは異なる。切り替えボタンにより、「レター/KG」と「A4/はがき/L判」の2択を選ぶだけだ。例えばA4とハガキやL判とハガキサイズの間で間違いがあってもメッセージは表示されないし、用紙の種類を間違っていても表示されない。あくまで簡易的なものだ。一方、PX-105は印刷時に実際の用紙幅をセンサーでチェックする機能を搭載している。、印刷速度に影響は出るが、用紙サイズの設定ミスにより用紙のない部分に印刷して、プリンター内部を汚してしまわないようにできる機能だ。

プリント(付加機能)
型番
PX-105
PIXUS TS203
製品画像
自動両面印刷
CD/DVD/Blu-rayレーベル印刷
写真補正機能
○(オートフォトファイン!EX)
特定インク切れ時印刷
○(黒だけでモード・5日間のみ)
自動電源オン/オフ
−/○
○/○
PictBridge対応
廃インクタンク交換

 その他、プリントの付加機能を見てみよう。上位機種の搭載する自動両面印刷やCD/DVDレーベル印刷機能は省かれている。一方、PX-105は写真印刷時に写真を自動補正する「オートフォトファイン!EX」を備えている。顔を自動判別し、シーンに合った補正をするもので、逆光写真や色かぶりも自然に補正してくれる高性能なものだ。一方PIXUS TS203は、上位機種や複合機の搭載する「自動写真補正II」の対応機種にPIXUS TS203が書かれておらず、対応していない可能性が高い。補正機能はあっても簡易的なものだろう。
 近年搭載機種が増えつつある自動電源オン機能だが、PIXUS TS203のみが搭載する。パソコンから印刷を実行すると自動的に電源がオンになる機能だが、PIXUS TS203の場合はあまり意味が無いとも言える。というのも自動電源オンは、無線LANや有線LANでプリンターをネットワーク接続している場合、パソコンから離れた場所に設置していてもわざわざ電源を入れに行かなくても良いという点で便利だ。ところがPIXUS TS203はUSB接続しかできず、パソコンの横に設置する事になる。手を伸ばして電源を入れるだけなので大した手間ではないだろう。これに加えて、PIXUS TS203は上位機種のように用紙をセットしたままにできる前面給紙カセットではないため、用紙もセットする必要があり、電源だけ自動でオンになっても意味が無い。搭載していても損はないが、それほど意味のある機能ではないかもしれない。一方、ネットワーク接続ができるPX-105は自動電源オン機能を搭載していない。指定した時間が経つと自動で電源が切れる自動電源オフ機能は両機種とも搭載している。

スマホ/クラウド対応
型番
PX-105
PIXUS TS203
製品画像
スマートフォン連携
対応端末
NFC対応
写真プリント
ドキュメントプリント
Webページプリント
クラウド連携
スマートフォン経由/本体
−/−
−/−
オンラインストレージからの印刷
SNSからの印刷
写真共有サイトからの印刷
メールしてプリント
リモートプリント
スキャンしてリモートプリント

 スマートフォンやクラウド対応機能は両機種とも搭載していない。PX-105はネットワーク接続は可能だが、スマートフォンからの印刷には非対応だ。あくまでパソコンから接続する際に無線・有線LANが利用できるだけである。

操作パネル/インタフェース/本体サイズ
型番
PX-105
PIXUS TS203
製品画像
液晶ディスプレイ
操作パネル
インターフェイス
USB他
USB2.0×1
USB2.0×1
無線LAN
IEEE802.11n/g/b
有線LAN
100BASE-TX
対応OS
Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP SP1
MacOS 10.5.8〜
Windows 10/8.1/7 SP1
MacOS 10.10.15〜(MacOS標準印刷機能を利用)
耐久枚数
5万枚
N/A
外形寸法(横×奥×高)
391×264×148mm
426×255×131mm
重量
3.3kg
2.5kg
本体カラー
ブラック
ブラック

 インタフェースは両機種ともUSB2.0に対応している。さらにPX-105はネットワーク接続に対応している。最近では家に2台以上のパソコンがあり、ルータで複数のパソコンがインターネットに接続できる状態になっているのも珍しくないはずだ。そんな人にはネットワーク接続によりどのパソコンでもプリントできるのは非常に便利だろう。しかも有線LAN、無線LANの両対応であるため、安定している有線LANと、ケーブルレスの無線LANの好きな方を選べる。もちろん無線LANはIEEE802.11nに対応しているため、無線LANで接続した場合も、遅さを感じさせなくなっているなど、上位機種並みである。ちなみにネットワーク接続には対応するが、スマートフォンやタブレットからのプリントには非対応である。
 対応OSにも違いがある。PX-105はWindows XP SP1以降は全て対応する。MacOSもダウンロード対応とはなるが10.5.8以降に対応する。マイクロソフトのサポートの終了したWindows XPやVistaにも対応するのは安心だ。一方、PIXUS TS203はWindows 7 SP1/8.1/10のみの対応だ。Windows XPやVistaだけでなく、Windows 8も非対応である点は注意が必要だ。MacOSも10.10.15以降となっただけでなく、ドライバはキヤノンからは提供されず、MacOS標準の印刷機能を使用する方法となった。接続するパソコンのOSには注意したい。
 本体サイズはPX-105が392×264×148mm、PIXUS TS203が425×255×131mmである。設置面積はPX-105の方が若干小さく、高さはPIXUS TS203の方が小さい。ちなみに、ビジネス向けプリンターであるPX-105は本体の耐久枚数を公表しており、5万枚をうたっている。一般的な家庭用プリンターが1万〜1万5000枚である事を考えるとかなり高耐久に作られているため、印刷枚数が多くても安心感がある。



 2機種は価格差も多少あるが、機能差もあるため選びやすい。つまり、2,600円ほどの価格差に機能の差が見合うかどうかである。また、顔料インクか染料インクかという違いもある。つまり普通紙への文書印刷や年賀状印刷が目的で、写真印刷は行わないか、行った場合光沢感が薄くなっても気にならないなら、顔料インクの方がシャープで耐水性もあるためPX-105が良いだろう。印刷コスト面でも各色独立インクカートリッジのPX-105の方が安心だ。一方、写真印刷を行うならPIXUS TS203……とは言いがたい。たしかに染料インクである点や写真の印刷速度、印刷コストで見ればPIXUS TS203がおすすめだ。ただ、PX-105と比べて、写真の耐保存性で劣る点や、写真の高精度な自動色補正機能が搭載されていない点、2LやA4サイズへのフチなし印刷ができない点など、写真印刷面でもPX-105に劣る部分がある。印刷コストは安いとは言え、カラー一体型カートリッジなので印刷する内容によっては印刷コストは変わってくるだろう。写真らしい光沢感のある印刷という点のみにこだわるならPIXUS TS203がおすすめだが、そうでないならPX-105の方が便利だろう。さらにPX-105はネットワーク接続が可能な点や、本体の耐久性が高い点でもメリットがある。こう考えると2,600円の差があってもPX-105の方がおすすめ、というより制限が少なく、普通に使える機種と言えるだろう。繰り返しになるが、耐保存性やフチなしなどの点より、光沢感のある写真印刷という点を重視するならPIXUS TS203、それ以外なら写真印刷でも文書印刷でもPX-105がおすすめと言えるだろう。
 ちなみに、これらの機種を複合機を比較すると以外と差は小さい。例えばPX-105の場合、有線LANは無く本体の耐久枚数も一般的なレベルにはなるが印刷速度や画質は同等で、スキャンや簡単なコピー機能、スマホからのプリント機能を搭載したPX-049Aなら10,980円と、PX-105より1475円高いだけだ。しかも本体サイズは390×300×145mmと奥行きが36mm大きい以外はほぼ同サイズだ。また6色インクで高画質で印刷も高速、コピーだけで無くダイレクトプリントもスマホからのプリントもできるEP-710Aも14,980円と5,475円高いだけだ。一方のPIXUS TS203に近いプリント機能を持っている複合機PIXUS TS3130は9,800円だ。スキャンもコピーも出来るだけでなく、スマホからの印刷・スキャンも行え、無線LAN接続も可能で、3,000円差である。本体サイズは435×316×145mmと若干大きくはなるが、大きな差ではない。PX-105PIXUS TS203だけでなく複合機も一緒に検討してみるのも良いかもしれない。


(H.Intel)


【今回の関連メーカーホームページ】
エプソンhttp://www.epson.co.jp/
キャノンhttp://canon.jp/


PX-105
PIXUS TS203