小ネタ集
2018年春発売のプリンターを徹底検証
新機種vs旧機種・新機種vsライバル機種
(2018年3月1日公開・6月15日更新)

 プリンターは年末に複合機の新機種が多数発売され、年賀状シーズンを迎える。しかしそれが一段落した春には、家庭向け複合機以外の新製品が発売されることが多い。2018年春に発売された新機種を徹底検証していこう。

キャノン「G3310」「G1310」


G3310


G1310

 キャノンから発売された新機種「G3310」と「G1310」は特大容量タンクを搭載したプリンターである。つまり、エプソンのエコタンク搭載プリンターのキャノン版と言ったところだ。エプソンは2016年2月4日に初代のエコタンク搭載プリンターを発売しているので、2年遅れとなる。海外では既に発売されていたが、満を持して国内での発売となった。今回発売された機種は、PIXUSシリーズでは無く、かといってビジネス向けのMAXIFYシリーズでも無く、シリーズ名が無い。強いて言うならGシリーズという所だ。初代の製品と言う事で、まず複合機のG3310とプリンターのG1310の2機種からとなる。G3310はFAX機能が無いA4複合機で、G1310はA4単機能プリンターとなる。
 両機種ともプリント機能は同じで、G3310から本体上部のスキャナと操作パネル部分を省いて、無線LANを省略したのがG1310といったところだ。機能的には低価格なプリンターをベースにしているため、それほど高性能とはいえないが、大容量インクタンクを搭載した機種としては低価格で、G3310が39,880円、G1310が24,880円だ。そこで、まずG3310と同価格帯のエプソンのエコタンク搭載プリンターであるEW-M571Tと徹底比較をしてみよう(ついでにG1310も)。また、同じキャノン内で似た性能のインクカートリッジの機種とどう違うのか比較するという事で、G3310とPIXUS TS3130、G1310とPIXUS TS203を徹底比較してみよう。

エプソン「EW-M571T」とキャノン「G3310」「G1310」を比較

特大容量タンク「G3310」とインクカートリッジ「PIXUS TS3130」を比較

特大容量タンク「G1310」とインクカートリッジ「PIXUS TS203」を比較



PIXUS TS203


PIXUS TS203

 PIXUS TS203はPIXUS iP2700の後継製品だ。PIXUS iP2700は2010年2月に発売されて以来、8年間継続販売されてきたが、ようやく新機種になる。PIXUS TS203は複合機PIXUS TS3130をベースにプリント機能だけにし、無線LANなども省いた機種と言える。PIXUS iP2700と比べてどのように変化したのか徹底的に検証してみる。

新機種「PIXUS TS203」と旧機種「PIXUS iP2700」を比較
エプソン「PX-105」とキャノン「PIXUS TS203」の同価格帯製品を比較


(H.Intel)

今回の関連メーカー
エプソンホームページ http://www.epson.jp/
キャノンホームページ http://canon.jp/