新旧プリンター比較 2019年春発売のプリンターを旧機種と比較する 〜同種の同価格帯のエプソン・キヤノン製品を比較〜 (2019年8月16日公開・2019年10月4日最終更新)
インクジェットプリンターにはモノクロプリント専用の機種というのが存在する。インクジェットプリンターと言えばカラープリントができるというのが一般的だが、カラープリントは一切しないというユーザーもおり、特にビジネス利用の人にはこの傾向がある。今まではモノクロ専用と言えばレーザープリンターを購入するのが一般的であったが、カラーレーザーからビジネス向けカラーインクジェットへの乗り換えの進んでおり、モノクロレーザーからの乗り換えにモノクロインクジェットプリンターも存在感を増してきた。その中でも、レーザープリンターに対して印刷コスト面で圧倒的に優位に立つ、エプソンのエコタンクやキャノンのギガタンク搭載プリンターを比較してみよう。現状、エプソンからはPX-S270T |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
【カラーのインクカートリッジを装着時】 シアン マゼンタ イエロー |
|||||||
(オフキャリッジ) |
(オンキャリッジ) |
(オンキャリッジ) |
(オフキャリッジ) |
(挿して注入・満タン自動ストップ) カラー:一体型カートリッジ(オンキャリッジ) |
|||
新顔料ブラック |
|||||||
341XL(カラー・大容量)/341(カラー・標準容量) |
|||||||
カラーインク未装着時は640ノズル |
|||||||
カラー:各384ノズル |
|||||||
(最速39枚/分) |
(最速32枚/分) |
(最速32枚/分) |
(最速34枚/分) |
||||
11.1円(標準容量) |
|||||||
まずはプリントの基本となる画質と速度、印刷コストから見ていこう。いずれもモノクロプリンターと言うことで、使うインクは黒一色である……と言いたいところだが、GM2030 インクは4機種とも顔料インクを採用する(GM2030 印刷速度は、PX-S270T 印刷コストは、エコタンク/ギガタンク方式だけあって非常に低価格だ。PX-S160T ちなみに、インクボトル1本で6,000枚印刷できるのは共通だが、1本まるまるタンクの補充できるかは機種によって異なる。これが、前述のオンキャリッジ式かオフキャリッジ式かが影響する。オフキャリッジ式では大型のインクタンクとできるため、1本全てを補充できる。PX-S270T |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
(最小サイズ54×86mm) |
(最小サイズ89×127mm) |
(最小サイズ89×127mm) |
(最小サイズ89×127mm) |
(対応用紙は普通紙・ハガキ(光沢タイプでないもの)、封筒のみ) |
|||
(A4普通紙セット可能枚数) |
|||||||
続いて、給紙・排紙関連の機能を見てみよう。対応する用紙は、いずれも最大はA4サイズだが、最小サイズはPX-S270T 給紙に関してはそれぞれ特徴があり、PX-S270T 一方PX-S160T GM2030 さて、インクジェットプリンターでは排紙に関しては前面というのが一般的だ。PX-S170T |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
その他、プリントの付加機能を見てみよう。自動両面印刷機能はPX-S270T 一方PX-S270T |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
iPod touch iPad (iOS 10.0以降) Android 4.4以降 スマートスピーカー対応 |
iPod touch iPad (iOS 10.0以降) Android 4.4以降 スマートスピーカー対応 |
iPod touch iPad (iOS 10.0以降) Android 4.4以降 スマートスピーカー対応 |
iPod touch iPad (iOS 10.0以降) Android 4.4以降 |
||||
スマートフォンとの連携機能はPX-S170UT スマートフォンとの接続は、無線LANルータを経由する方法と、ダイレクトに接続する「Wi-Fiダイレクト」(キヤノンはダイレクト接続)が選べる。無線LANルーター経由の場合は、プリンターと無線LANルーター間は無線LANまたは有線LAN(対応機種のみ)で接続し、スマートフォンも同じ無線LANルーターに接続しておくだけで、いつでも印刷が行える。こちらの方がより便利に使えるため、一般的にはこちらを利用すると思われるが、Wi-Fiダイレクトの場合でもそれほど難しくは無い。 また、PX-S270T クラウドとの連携機能も4機種とも搭載されており、オンラインストレージから印刷する事が可能だ。また、GM2030 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
(Wi-Fiダイレクト対応) |
(Wi-Fiダイレクト対応) |
(Wi-Fiダイレクト対応) |
(ダイレクト接続対応) |
||||
MacOS 10.6.8〜 |
MacOS 10.6.8〜 |
MacOS 10.6.8〜 |
MacOS 10.6.8〜 |
||||
操作パネルと液晶ディスプレイを見ていこう。とはいえ、5機種とも単機能プリンターと言うこともあり、液晶ディスプレイは搭載しない。せいぜいエラーやインク残量、Wi-FiのLEDランプと、インク交換やWi-Fi接続に使うボタンが搭載されているだけだ。その点で5機種に違いは無い。 インタフェースは5機種それぞれ違いがあり、PX-S270T 対応OSはメーカーによる差が大きい。エプソンの4機種はWindows XP SP3以降は全て対応する。MacOSもダウンロード対応とはなるが10.6.8以降に対応する。マイクロソフトのサポートの終了したWindows XPやVistaにも対応するのは安心だ。一方、キャノンのGM2030 本体サイズを見てみよう。PX-S270T ちなみに本体の耐久性は、PX-S270T 5機種はいずれもモノクロプリンターと言うだけで無く、インクタンク方式で印刷コストが安く、顔料ブラックインクで普通紙の印刷が綺麗という点で同じだ。ではどこが決め手になるだろうか。まず純粋なモノクロプリンターとして比較する前に、たまにカラープリントをするというならGM2030 ではモノクロプリンターとして比較してみよう。印刷枚数が多く、常に電源を入れていて使うという使い方をするなら、多少本体価格が高くてもPX-S270T (H.Intel) 【今回の関連メーカーホームページ】 エプソンhttp://www.epson.co.jp/ キャノンhttp://canon.jp/ |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |