第161回
ハードディスクリムーバブル外付けケース
ロジテック 
LHR-DS04EU3
(2012年11月29日購入・2015年7月7日著)



ノートパソコンにもリムーバブルハードディスクケースを

 ロードテスト第150回でデスクトップパソコンにリムーバブルハードディスクケースである、センチュリー「二代目 技あり!楽ラック(CWRS2-BK)」を増設した。これは前面のドアを開けて、内蔵用3.5インチハードディスクを挿し込むことで、ハードディスクを使えるようにするもので、内蔵用ハードディスクを複数台使い分けるのに便利な製品である。というのも、我が家の場合、旅行などで撮影した動画や静止画、趣味で撮影した長時間の動画、スキャンした雑誌や書籍のデジタルデータ、録画したテレビ番組、さらにはそれらをウォークマンで見れるように変換した動画などが、それぞれ2〜3TBのハードディスクに入っている。容量が大きくなりすぎ、それらのバックアップは同容量のハードディスクで行うしかないのが現状だ。かといって、外付けハードディスクを何台も持つのは大変なので、内蔵ハードディスクを保管ケースに入れて保管しておき、使うときだけパソコンに挿し込んで使うという方法が便利なのだ。
 この状況は、何もデスクトップパソコンに限った話ではない。確かに大容量のデータはデスクトップパソコンに保存しているが、普段使うノートパソコンにも1TBのハードディスクが内蔵され、1.5TBの外付けハードディスクもつながっている。これらのバックアップにはやはりハードディスクを用いる事になるし、逆に前述のデスクトップパソコンで使用している内蔵用ハードディスクをノートパソコンで使う場面もあるのだ。これまでは、ロードテスト第129回で紹介したハードディスク用クレードルであるセンチュリー「裸族のお立ち台USB3.0eSATAプラス(CROSEU3)」 を使用していた。箱形のクレードルの溝に、ハードディスクを挿し込むと、SerialATA接続の内蔵用ハードディスクがUSB3.0又はeSATA接続できるようになるという製品だ。これはこれで便利なのだが、製品に挿し込むのは3分の1ほどなので、残りはむき出し状態であるのに加えて、冷却にも不安があるのでUSB扇風機の風を当てている。今回、デスクトップパソコンで「二代目 技あり!楽ラック(CWRS2-BK)」を使い始めてみて、思った以上に便利だったので、ノートパソコンでも同じような製品を導入できないかと考えたのが始まりである。

外付けのリムーバブルハードディスクケースを探す

 今回はノートパソコンに接続すると言うことで、デスクトップパソコンのようにリムーバブルハードディスクケースをパソコンに内蔵してSerialATA接続という訳にはいかない。USB3.0接続となるだろう。つまり外付けハードディスクの様な形状だが、ハードディスクは前面から挿し込むだけで取り付けられる製品と言うことである。冷却の問題も解決したいので、冷却ファンを内蔵しているのが望ましい。ハードディスクケースの中には1分で組み込める事をうたった製品もあるが、今回はスロットイン方式にこだわりたい。
 探してみると意外と製品が少なく、選択肢は限られることが分かった。そのなかで購入したのはロジテックの「LHR-DS04EU3」である。前面からハードディスクを挿し込むことで外付け化でき、USB3.0又はeSATA接続が可能となる。冷却ファンも内蔵している。本体の厚みが小さいため、内蔵するファンは必然的に小型で高速回転のものになってしまうのは仕方がないが、USB接続の場合はファンコントローラーにより回転数が制御されるのも気に入った。価格はAmazon.comで4,718円であった。

「LHR-DS04EU3」の外見を見る

 「LHR-DS04EU3」を見ていこう。パッケージは、一般的な段ボール箱である。「フロントローディングで簡単交換!」という文句を中心に、USB3.0+eSATA接続であることや3TB対応であること、テレビ録画でも使える事、省電力&静音設計であることなど、様々なポイントが書かれている。

「LHR-DS04EU3」のパッケージである。「フロントローディング」「USB3.0+eSATA接続」「3TB対応」「テレビ録画対応」「省電力&静音設計」など、様々なポイントが所狭しと書かれている。

 続いて、「LHR-DS04EU3」本体を見ていこう。全体的にはつや消しのグレーで落ち着いた印象だ。形状や大きさは、一般的な外付けハードディスクケースと同じだ。違いと言えば前面がフタになっていることだろう。縦置きも可能とのことだが、縦置き用のスタンドが付いているわけでもなく、単に側面が平面なので、立たせることも可能という事だ。貼り付けられる小さなゴム足が付属しているが、非常に簡易的なものでバランスはよくない。それに対して横置きした時の底面部分に振動防止用のしっかりしたゴムが取り付けられている事からも、横置きで使用するのが基本だろう。
 前面を見ると、ハードディスク挿入部の「前面カバー」と、ボタンが2つ見える。左上が「カバーオープンボタン」、左下が「電源ボタン」である。また、電源ボタン内の右下には小さな「パワー/アクセスタンプ」が用意されている。基本的には緑に点灯、点滅するが、パソコンが電源オフ又は省電力モードに入っているときは赤に点灯する。「カバーオープンボタン」を押すと、「前面カバー」は縦開きで、倒れるように開く。内部はハードディスクを取り付けるために空洞となっている。開けた内部の左側に、ハードディスクのイジェクトレバーがある。背面を見ると、左側に冷却ファン、そして電源コネクタ、eSATAコネクタ、USB3.0コネクタが並んでいる。USBコネクタは青く塗られておりUSB3.0対応であることを主張している。その右にある切り替えスイッチは、「モードスイッチ」である。「PC」と「TV」に切り替えができるが、これは一定時間アクセスがない場合、ハードディスクをスタンバイ状態にするかどうかを切り替えられる。「PC」の場合はスタンバイ状態へ移行するが、「TV」の場合は移行しない。ブルーレイレコーダーや録画機能付きテレビの増設ハードディスクとして使う場合、ハードディスクがスタンバイモードに入ると録画に失敗することがあるためだという。「テレビ録画対応」をうたっているのはこの辺りの機能によるもののようだ。

「LHR-DS04EU3」の外見は、一般的な外付けハードディスクである。大きさもそれほど変わらず、違いは前面がフタになっていることくらいだ。

「LHR-DS04EU3」を上から見たところである。上面には何も無い。全体的にはつや消しのブラックで落ち着いている。

「LHR-DS04EU3」の前面である。左側にボタンが二つ並んでいるが、上がカバーオープンボタン、下が電源ボタンである。

カバーオープンボタンを押して「LHR-DS04EU3」の前面のカバーを開けたところである。カバーは前方に倒れる形で開く。ふたを開けた中の左側にある小さなツメがハードディスクのイジェクトレバーである。

「LHR-DS04EU3」背面である。eSATAとUSB3.0コネクタが並ぶ。小さいながら冷却ファンを内蔵しているのも安心だ。右側のスイッチは「TV」と「PC」のモード切替で、テレビの録画用ハードディスクとして使用する場合は「TV」にすることで、スタンバイモードがオフになり録画失敗を防げる。

 それではハードディスクを取り付けてみよう。「カバーオープンボタン」を押し、「前面カバー」を開いたら、ハードディスクをそのまま挿し込んでいく。完全に奥まで挿し込み、カチッと言う感触があれば、「イジェクトレバー」にハードディスクが引っかかりロックされた状態である。残念ながら、ここはスムーズとは言い難い。デスクトップパソコンで使用した「二代目 技あり!楽ラック(CWRS2-BK)」ではハードディスクはスーッとスムーズに入っていったが、「LHR-DS04EU3」ではガタガタと内部に当たりながら入っていくようで、スムーズとは言い難い。内部にガイドレールなどが無く、出っ張りのあるプラスチックのスペースに挿し込んでいくだけなので、こういったことになるようだ。ハードディスクに問題はないようだが、もう少しスムーズだと安心感があったのだが。最後に前面カバーを手で閉める。
 逆に取り出すときは、「カバーオープンボタン」を押し、「前面カバー」を開いたら、「イジェクトレバー」を左に押すと、ハードディスクのロックが外れ、バネの力でハードディスクが出てくる。飛び出してくるという表現がぴったりで、ハードディスクの3分の2近くまで飛び出てくることもある。マニュアルにも「ハードディスクが飛びでないように、手で押さえてください」という図まで載っているほどだ。また、イジェクトレバーとハードディスクの出てくる位置が近いため、イジェクトレバーの押した指にハードディスクが当たりそうなのも気になった。もうちょっとバネの力を調節することはできなかったのだろうか。挿し込み時のスムーズさに欠ける点といい、少し雑な印象を受けてしまう。

カバーオープンボタンを押して「LHR-DS04EU3」の前面のカバーを開けたところである。

カバーを開けたらハードディスクを挿し込んでいく。

ハードディスクを奥まで挿し込むと、イジェクトレバーにハードディスクが引っかかり、ロックがかかる。このイジェクトレバーを左にスライドさせると、ハードディスクが勢いよく飛び出してくる。

 付属品は電源ケーブルの他にUSB3.0ケーブルとeSATAケーブルも付属している。縦置き用の小さなゴム脚も付いているが、これは大きさ1cmにも満たない半球状のゴムを両面テープで貼り付けるもので、簡易的なものだ。付属のCD-ROMには「HD革命/Copy Drive Ver.3 Lite」が添付されている。ハードディスクの内容を丸ごとコピーするもので、小さな容量のドライブから大きな容量のドライブへのコピーだけでなく、大きな容量のドライブから小さな容量のドライブへのコピーもできるため、ハードディスクからSSDへの環境の移行や、ハードディスクの丸ごとバックアップに便利である。

「LHR-DS04EU3」の付属品である。各種ケーブルに加えて、「HD革命/Copy Drive Ver.3 Lite」が添付されており、ハードディスクからSSDへの環境の移行や、ハードディスクの丸ごとバックアップに便利である。


「LHR-DS04EU3」を使用する

 それでは、実際に「LHR-DS04EU3」を使用してみよう。前述のように、ハードディスクを「LHR-DS04EU3」に挿し込み、電源ケーブルも接続する。そして、USBケーブルで「LHR-DS04EU3」とパソコンを接続する。実は「LHR-DS04EU3」には電源ボタンがあるが、実際にはUSBケーブルをつなぐと自動的に電源が入る。また、eSATA接続の場合も、パソコンと接続した状態でパソコンの電源を入れると、「LHR-DS04EU3」の電源も自動的に入る。便利な仕様にも感じるが、電源スイッチがあるにも関わらず、接続すると強制的に電源が入ってしまうのは実は不便だ。つないでもすぐには電源を入れない場合もあるし、なによりケーブルをつないだままにしておくと、パソコンを付けるたびに自動的に電源が入ってしまう。USB接続の場合は、「ハードウェアの安全な取り外し」で、パソコンとの接続を切り、その上で「電源ボタン」を3秒間長押しすると電源を切ることはできるが、一度電源が入ってから切らなければならないのは無駄と言えよう。せめて、電源オンのオートとマニュアルの切り替えスイッチくらいあっても良かったのではないだろうか。
 さて、つないで使っていると、確かに冷却ファンの音がするが、大して気にならないレベルだ。たしかに、バックアップ作業など連続してアクセスするなどすると、ファンの回転数が最高速になるためある程度の音は聞こえるが、モーター音と言うよりは風切り音で、ノートパソコンのファンの音もあるから、それほどうるさくはならない。また、アクセスが連続しなくなればファンの回転数が落ちるため、より静かだ。4cmの小型ファンであるため、回転数が4000〜5000rpm程度となるのを想像しており、それなりの騒音を覚悟していたが、それほど気にならなかった。

「LHR-DS04EU3」の速度をテストする

 手軽さは分かったが、実際の速度はどうなのだろうか。ベンチマークテストを使用して、「LHR-DS04EU3」の速度をテストしてみよう。テストは「LHR-DS04EU3」をUSB3.0接続した場合とeSATA接続した場合に加えて、玄人志向のUSB3.0対応ハードディスクケース「GW3.5AX2-SU3/MB」に内蔵してUSB3.0接続した場合と、パソコンに直接内蔵しSerialATA接続した場合の4通りで計測している。いずれも、接続したパソコンは、マウスコンピュータの「MDV-AGZ8000B」で、CPUがCore i7-3770K(3.50GHz・TuboBoost時3.90GHz・4コア8スレッド)、メモリが8GB、OSがWindows 7 Premiumとなる。USB3.0接続は標準搭載のUSB3.0ポート、SerialATA接続はマザーボード上のSerialATA 6Gbpsポートに接続している。一方eSATA接続の場合MDV-AGZ8000B」のPCI Express x1スロットに増設したバッファロー「IFC-PCIE2ES」に接続している。テストに使用したドライブは、Seagateのハードディスク「ST3000DM001」とCFDのSSD「CSSD-S6M64NMQ」の2台である。SSDは2.5インチサイズであるため、本来は「LHR-DS04EU3」には挿し込めないが、センチュリーの「裸族のインナー(CRIN2535)」を使用して3.5インチハードディスクサイズにすることで、挿し込めるようにしている。Seagateの「ST3000DM001」は3TBのハードディスクで、1TBプラッタで7200回転と現時点で非常に高スペックなハードディスクであり、一般向けとしてはかなり高い性能を示す。ただ、それでも200MB/s前後であるため、より高速なドライブとして、SSDでもテストしている。この「CSSD-S6M64NMQ」はCrucialの「RealSSD C300」という、大人気だったSSDのOEM品で、製品は同じ物だ。SerialATA3.0(6Gbps)に対応しており、読み込み速度は300MB/sを超える。ただ64GBと容量が少ない製品である事から、書き込み速度が遅いため、ハードディスクも同時にテストしているという訳である。


 結果を見てみよう。まずはシーケンシャルアクセスの性能を見てみよう。ハードディスク「ST3000DM001」の結果を見ると、USB3.0接続の場合はリードが191.93MB、ライトが190.73MB/sで、これはパソコンに内蔵しSerialATA接続した場合とほぼ同じ速度だ。ハードディスク本来の性能が十分に出ていると言える。また、外付けハードディスクケース「GW3.5AX2-SU3/MB」も同速度なので、USB3.0接続ならば、速度的に問題になることはないようだ。一方気になるのがeSATA接続の場合だ。USB3.0接続より遅く、それぞれ127.00MB/sと111.37MB/sしか出ていない。接続するeSATAインタフェースボードはSerial ATA Revision 2.0に対応しており、最大3Gbpsでの転送が可能だ。「LHR-DS04EU3」も3Gbpsに対応していると書かれており、最大300MB/sの転送速度となるため、ここまで遅いのは気になるところだ。
 一方SSD「CSSD-S6M64NMQ」での結果を見てみると、USB3.0接続ではリードが207.23MB/sとなっており、パソコンに内蔵しSerialATA接続した場合の362.73MB/sと比べるとかなり遅くなっている。「LHR-DS04EU3」ではこの辺りが限界と考えられる。SSD本来の性能はでないと考えた方が良さそうだ。また、前述のハードディスク「ST3000DM001」の場合はUSB3.0接続でも十分な性能が出ている様に見えたが、実際の余裕はそれほど無いことも分かる。今後より高速なハードディスクが登場した場合に、最高速度は出せなくなると考えられる。ただし、外付けハードディスクケース「GW3.5AX2-SU3/MB」でもほぼ同じ208.47MB/sなので、「LHR-DS04EU3」が特別遅いという訳ではないのは安心だ。またeSATA接続の場合、ここでも128.40MB/sとUSB3.0接続より遅く、またハードディスク「ST3000DM001」の結果とほぼ同じ速度であることから、「LHR-DS04EU3」と特定のドライブの相性問題ではなく、eSATA接続した場合はこの辺りが限界と言える。eSATA接続を考えている人は注意が必要だ。


 続いて、ランダムアクセスの中では比較的大きなサイズのランダムアクセスであるランダム512Kの結果である。ハードディスク「ST3000DM001」の場合、シーケンシャルアクセスと同じく、USB3.0接続と、パソコンに内蔵しSerialATA接続した場合で大きな差はなく、十分な性能が出ていると言える。またシーケンシャルアクセスと比べると速度が落ちるため、eSATA接続の限界と思われる120MB/s台後半より遅くなるため、eSATA接続でもほぼ同じ速度が出ている。しかし、それでも10%前後遅くなっているのは気になるところだ。SSD「CSSD-S6M64NMQ」の結果も同じだが、こちらはランダムアクセスでもハードディスクほど速度が落ちないため、リード性能はパソコンに内蔵しSerialATA接続する場合と比べると遅くなっている。とは言え、外付けハードディスクケース「GW3.5AX2-SU3/MB」とは同等で、USB3.0接続としては十分な速度が出ていると言える。また元々速度が遅いライト性能の方は「GW3.5AX2-SU3/MB」に見られたような謎の速度低下が無く、パソコンに内蔵しSerialATA接続する場合と同等の速度になっている。相変わらずeSATA接続では速度は120MB/s台である。


 最後にランダム4Kアクセス速度である。ハードディスク「ST3000DM001」の場合、パソコンに内蔵しSerialATA接続する場合と同等の速度になっている。またここではeSATAでも速度が出ている。一方SSD「CSSD-S6M64NMQ」を見てみよう。さすがのSSDでも4Kのランダムアクセスでは、リード性能は大きく下がり、SerialATA接続でも31.76MB/sまで落ちている。これまでのUSB3.0接続の限界の190〜200MB/sを大きく下回っているため、USB3.0接続でも同じ速度が出るかと思ったが、こちらは21.43MB/sとさらに低下している。ただし、外付けハードディスクケース「GW3.5AX2-SU3/MB」でも23.20MB/sであるため、SerialATA接続をUSB3.0接続に変換するためか、パソコン側でUSB3.0接続という事で何らかのロスが出ているのではないかと思われる。それでも、大きく低下するわけではないため合格と言えるだろう。



 今回は内蔵ハードディスクを手軽にUSB3.0接続するための製品を購入した。手軽さという面では申し分なく、ファンも付いており冷却面で心配がないという点でもうれしい製品だ。ただ、気になる面もある。まずeSATA接続での速度の遅さである。これはUSB3.0接続を主体にする筆者にとっては問題ないがeSATA接続を考えている人には注意が必要だ。また、実質的に電源ボタンが無く、接続すると強制的に電源オンである点、ハードディスクを挿し込む際に引っかかりがあり、取り出すときは勢いが強すぎるなど、雑な印象も受ける。とはいえ同種の製品がほとんど見られず、安価にリムーバブルハードディスクケースを探している人にはお勧めと言えるだろう。


(H.Intel)


■今回の関係メーカー・ショップ
ロジテック http://www.logitec.co.jp/
ハードディスク関連商品のページ http://www.logitec.co.jp/products/hd/hdd_rwh_index.php