(3)ビシ&テンビン
東京湾、相模湾ともアミこませを使用しています。東京湾「野毛屋」の場合の
こませカゴ は、ほとんどの人がサニービシのLサイズで、80号のオモリが内蔵されたタ イプを使用 しています。これは、この釣法の仕掛人である黒川勇治船長の指導によるもの で、こませ の出方を考慮した選択です。以下のGIFアニメでアミエビのこませの出方の 概念を紹介 しておきます。くわしくは後述するしゃくり方のところをご覧ください。 |
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相模湾「喜久丸」で使用するこませカゴは60号のオモリを使用 しますが、こませカゴの形状は、これといって決まったものはあ りません。アンドンビシ、シャベルビシ、サニービシと多彩です 。これでなければ駄目というわけではなく今後ともこの釣りに適 したビシが発売されること思います。したがってこの場の説明の 便宜上、サニービシを推奨しておき、これを基準にしておき、他 のビシを使用する参考としてください。 この釣りは、仕掛けの上げ下げを頻繁に行うため、仕掛けがビシ やテンビンに絡みやすくなります。またこませカゴに重りをつけ るタイプのものを使用用することはできますが、極力仕掛けのか らみをなくすという意味では重り内蔵のタイプを使用した方が無 難でしょう。 サニービシの重り重量は東京湾は80号、相模湾では60号です 。こませの容量を意味するサイズはLサイズが基準ですが、特に 潮が速くしゃくり辛いときは、同じサニービシのMサイズを使用 することも選択の1つです。テンビンは1.6mmφから2. 5mmφの腕長40から45センチ程度で極力シンプルでハリス などが絡みにくいものを選びます。パイプ型のテンビンやクッシ ョンゴムを内蔵したタイプなどは、こませしゃくりにはあまり適 していません。 |
海中でのビシからのこませの出方 |
(4)その他
ロッドキーパー、、、、、あれば便利ですが、特に必要というものではありません。
相 模湾では大半の人が使用しています。こませの詰め替えでビシを巻き上げると きや、こ ませの詰め替え時、船の移動中に竿を掛けて使用します。東京湾では使用する 人は少な いようです。しかし、ビシを巻き上げるときに竿がグラツキ、リールのハンド ルを廻す のが不安定になりますので、大半の人達は「ミヤホルダー」に代表されるよう な、竿を 船ベリに引っかけて安定させるための器具を竿に取り付けています。 その理 由の一つは 竿尻を脇に挟んでシャクルため、竿尻付近に取り付けたロッドキーパー用のク ランプ部 分が邪魔になるからです。手返しの点ではロッドホルダーを使用するほうが有 利です。 とくに時合の好期に遭遇すると、バタバタとアタルことがありますので、手返 しの早さが 釣果を伸ばすことになります。 磁石板、、、ハリを3〜4本も付けた仕掛けの扱いは大変です。絡みやすいし、風が 強 いと最悪です。こんなとき、板状の細長い磁石を船ベリに取り付けて、ハリを 順番に並べ て付けておくと、絡まないし、仕掛けの投入時にも便利です。ホームセンター などに行く と、板状の磁石がたくさんあります。これをロッドキーパーに挟んで取り付け たり、テー プなどで船ベリに固定して使用します。船ベリは、FRPやアルミ製ですので 磁石は直接 には固定できません。テープなどを使用して固定する必要があります。また、 これを製品 として販売している釣り具メーカーもあります。 |