(3)ウィリーバケ(巻き方)
![]() |
ウィリーの巻き方には、各自いろいろな方法があると思います。ウィリーを巻
く方法には 、ハリの大きさにもよりますが、繊維素材を4本組にして巻く方法と2本組に して巻く 方法がありますが、ここでは、簡単な2本組の巻き方を書いてみます。富士ベ イト製の ウィリーは2本組で糸巻に巻いてあります。また、ヤマシタ製のウィリーは4 本組で糸巻 に巻いてあります。富士ベイト製の場合はそのままの状態で巻きますが,ヤマ シタ製はイ トを半分に分けて2本組として使用します。 ハリから垂らす「テール」と呼ばれる部分は、長さを10ミリ位として、イト を4本まと めて出します。そのために、2本組のイトの先端を20ミリ位で折り返しルー プ状にして 、ハリのフトコロの通称「腰」と云われている部分にセットします。つぎに、 折り返した 先端を2〜3ミリ巻き込みながら、チモトに向かって巻いて行きます。チモト 近くまで巻 いたら、ハリスを結ぶ部分を3ミリ位残して、フトコロ方向に巻き戻します。 巻き込んだ 部分を、丁寧に強めに上巻きしてテールになる部分を整えながら腰の部分まで 巻きます。 腰の部分まで巻いたら、もう一度チモト方向に荒く巻いて、チモト部分で本結 び、または とっくり結びを2回くらい巻いてカットします。 最後に、ループ状になったテールになる部分を10ミリぐらいにカットして完 了です。ハ リの腰から出すテールの部分は、フトコロの中心よりも軸側にくるようにしま す。あまり ハリ先近くまで巻くと、魚の掛かりが浅くなり、細身のチヌ鈎の場合はハリの フトコロが 伸ばされる原因になります。 筆者の場合、通常はこのままでハリスを結んで使用していますが、チモト部分 に夜光パイ プを被せて、瞬間接着剤を少量付けておけばより安全でしょう。 グリーン系の夜光パイプは、1ミリ径のソフトパイプか、1.5ミリ系の熱収 縮チューブ を予め熱湯で収縮させて3ミリ位にカットします。カットした夜光パイプを予 めハリスに 通しておき、ハリスを結んでからチモト部分に差し込みます。 |