(4)ウィリー仕掛け

まず、ウィリー仕掛けを何本バリにするか、ですが、、、、
船宿などで用意されている仕掛けや、一般に市販されているウィリー仕掛けは 、ほとんど
が3本バリです。ビシに使用する仕掛けは、サビキなどと異なり、風が吹いた り、ビシの
上げ下げなどで手前マツリをしやすい仕掛けです。
初めてウィリー仕掛けを使う方は、手
返しの楽な3本バリが扱いやすいでしょう。
ハリスは2号、ハリス間隔は70〜80cm
、全長2.5メートル位が扱いやすい長さです。
釣り人の中には、6本バリもしくはそれ以上と大変長い仕掛けを使う人も見受 けられます
が、オマツリなどで他人に迷惑を掛けたり、風で手前マツリするのがせいぜい で、それほ
ど効果があるとは思えません。また、夏期の釣りで、イワシやサバ、ソーダな どが多い海
では、ハリ数が多いと取り込みが大変面倒になり、絡んだりしてたいへんです 。また、必
要以上に長い仕掛けを使っても、こませの外に仕掛けがあるようでは効果はあ りません。
したがってハリを何本にしておくかという基準はその人の力量によると考えますが、当初
は3本バリを使用していて仕掛けのからみが頻繁に発生しなく時点で4本もし くは5本と
ステップアップさせていくというのが良いと思います。
ここでは4本バリの例をあげますが、全長は3メートル前後、エダスの間隔は 下から80
+70+70+80センチ、エダスの長さは7センチから15センチです。
ウィリーの配色、、、、、3本バリの場合は、まず基本色と言われているカラーを配して
下からグリーン、ピンク、ホワイト、またはグリーン、ホワイト、ピンクを中 心に、ホワ
イトの替わりに蛍光色やイエローを配したり、ピンクの替わりにブラウン系を 配した仕掛
けを数種類用意してみましょう。私が通常使用している4本バリ仕掛けの配色 は、下から
グリーン、ピンク、***、ホワイト、またはグリーン、ホワイト、***、 ピンクを中
心に***の部分には蛍光グリーン、イェロー系、ブラウン系を数種類用意し ています。
一般的には、潮が澄んでいる場合は、ホワイトやブルー、グリーン系、潮が濁 っている場
合や暗い場合は、ピンク系やブラウン系が良いと云われています。また、野毛 屋の黒川船
長の話では、澄み潮には蛍光グリーン、濁り潮にはブラウン系が効果があると 云います。
みなさんも、漠然と釣るのではなく、その日の潮況、アタリバケなどを記録し て、統計を
とってみたら如何でしょう。
このウィリーの配色については別のコーナーで詳しく研究をいたしますのでそ ちらを参照
してください。
江ノ島沖では、下バリをカラバリにして、オキアミ餌を付ける人がたくさんい ます。これ
は、早朝のクロダイやイシダイ、マダイに対しては、ウィリーよりも付け餌の 方がアピー
ル度が高いためのようです。また、ウィリー仕掛けにオキアミを付ける人もい ます。一番
下だけなら問題はないでしょうが、2本、3本とオキアミを付けるのは感心し ません。オ
キアミを付けてシャクルと、ハリがくるくる廻り、幹糸に巻き付いたり、不自 然な動きに
なるのでマイナス効果が大だと思います。

  (5)クッションゴム

クッションゴムは付けた方が無難です。しゃくり動作中のアタリには大きく分けて2種類
のアタリがあります。しゃくり上げる途中でアタリの出る場合と、しゃくりを 止めたとき
にアタル場合があります。後者の場合には竿のタメ等により瞬時の引き込みを 回避できま
すが、前者の場合は綱引き状態になり細ハリスが危険です。
クッションゴムの長さ、太さはいろいろありますが、2mmφの30cmぐらいが適当で
す。
この釣りに、あまり長いクッションゴムを使用することは避けるべきです。こ ませの中を
仕掛けが確実に通過するためには、50cmぐらいまでが限度でしょう。


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