東ギボシの岩場をトラバースしながら登って行き、鎖場を幾つか越えると黒部渓谷にある水平歩道のミニ版のような道になった。 東ギボシを巻いて稜線へ出ると、もう小屋と権現岳が目の前だ。感激! |
(赤岳、阿弥陀方面) |
(権現の山頂に山ガールが!) |
(東ギボシの登山者) |
急な岩場を下った所に祠があった。「なんでこんな所に?」と思いながら手を合わせる。後から地図を見ると「桧峰神社」と書いてあった。 下るにしたがって、三ツ頭(写真右)が恰好良くなって来た。 三ツ頭の登り返しがシンドそうに見えたが、元気な旦那さんに付いて行くと、あっけなく山頂へ着いた。ここでしばし休憩。 |
三ツ頭から下り出して2、3分で前三ツ頭との分岐へ着いた。「え、もう着いたの」と驚く。 ここで甲斐大泉へ下るという旦那さんと分かれ、私は右手の観音平を目指して下って行った。 |
ここからはシラビソとシャクナゲの急坂を下って行く。この下りもシャクナゲが多い。 ここは前にも後ろにも人陰はなく、寂しい位だ。 樹林帯から抜け出すと、ガスの切れ間から編笠山と青年小屋が見えた。 |
なだらかな道を下って行くと、ササが多くなって来た。この辺は「笹すべり」と言うらしい。 ここは編笠山のように登りぱなし、または下りぱなしではなく、普通の尾根なので変化があっていい。私は富士山や編笠山のような「登りっぱなし」の山は苦手だ。 |