2016年8月25日(木):2日目
岳沢小屋520〜850天狗のコル908〜1146ジャンダルム(昼食)1217〜1425奥穂高1431〜1506穂高岳山荘 |
5時20分、小屋を出発。 小屋の前から天狗岩がそそり立って見え、テンションが上がる。 |
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小屋のヘリポートの所が登山口。 昨夜は雨が降ったようで、雨露でズボンがびっしょりだ。 ここには第1花畑から第3花畑があり、この花畑を見に来る家族連れも多いという。夏の花はほとんど終わり、すでに秋の装いだ。 |
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左手奥に乗鞍岳がクッキリと見える。今日は最高の天気だ。 (乗鞍岳をズーム) |
ここからは天狗には見えないが・・・ |
遠方から見ると天狗に見える。 (霞沢岳から見た天狗岩、どう、天狗に見えますか?) |
懐かしい天狗のコルで大休止。(8時50分着) 天狗の鎖場を登って行く3、4人のパーティーをタバコをふかしながら眺めていた。 しばらくすると、2人が天狗から下って来た。そして私の隣へ腰を下ろす。中年の旦那さんと30代の若者?で、単独行だという。 旦那さんは西穂山荘を朝3時半に出たという。 若者は大分疲れたようで、「シンドイですねぇ・・・ここは! もうお腹いっぱいです!」といい、「あと2時間半で穂高岳山荘へ着きますか?」と訊く。 私は、「ここからジャンまで1:40、ジャンから奥穂まで1:40、奥穂から小屋まで0:40」と伝える。 そして、「ジャンへ登ってバンザイしても、絶対に気を抜かないように、そこからが正念場で、ウマノセという最難関があるから!」、と付け加えておいた。 |
私もストックをザックにしまって出発(9時08分)。 いよいよジャンへの道だ。ここからは両手両足の四駆でないと登れない。 ペースこそ遅いが、順調に岩場を越えて行く。 (写真右、ジャンへはこんな岩稜を行く) |
しかし、コルから50分ほど進んだ時、前方の絶壁に立ち往生。白いペンキはあるが、あの挟まった岩を越えられそうもない。 しかし、「あんな所がルートであるはずがない」と思い、4,5m進んで偵察すると、何と鎖があった。ヤレヤレ! |
そのコブノ頭からは、ジャンがガスでボンヤリとしか見えなかった(写真左)。 しかし、たとえボンヤリしていても見えれば嬉しい。 ジャンの取り付きは、来るたびに変わっているような気がする。コブノ頭から、オクホと直登の矢印が見える。 (写真手前:コブノ頭から見た奥穂との分岐) (注:この分岐の左に【ジャン】のペンキ印があり、そこからも登れる) |
ここで昼食にした。 弁当を食べている間にも数人のパーティーが登って来た。 |
ジャンの下りは、「↑、オクホ→」と表示がある直登コースの鎖を下った。 ジャンをトラバースして、昔、下ったコースを懐かしく見上げる。(現在は×になっている)。あの時は本当に死ぬかと思った。 |
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難所を越え、しばらくすると奥穂の山頂にいる人達が見えた。 奥穂との分岐へ着いてヤレヤレ。 |
夕方になって、やっと奥穂と涸沢が見えて来た。
(写真左:涸沢を見下ろす。写真右:奥穂) |
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