紅葉紀行
穂高岳

岳沢〜前穂高〜奥穂高〜涸沢〜パノラマコース〜徳沢・・・1/3


今年の涸沢の紅葉は、まだ3分程度だったが、一部目が覚めるような紅葉も!

1日目:上高地〜岳沢小屋(泊)
2日目:岳沢小屋〜前穂高〜奥穂高〜穂高岳山荘(泊)
3日目:穂高岳山荘〜涸沢〜パノラマコース〜徳沢



1日目:2019年9月25日(水)
上高地〜岳沢小屋(泊)

940上高地BT945〜1010登山口1013〜1100風穴(昼食)1120〜1330岳沢小屋(泊)

 今年の紅葉狩りは、穂高岳の涸沢である。久しぶりに涸沢の紅葉が見たくなったこともあるが、前穂高岳の山頂からもう一度西穂の岩稜が見たくなったからだ。
 それにしても、この猛暑の中で紅葉狩りとは信じられない。台風の影響もあって昨日、一昨日と東京は30度を超す猛暑だった。

 昨日は半袖シャッツを着て汗を流しながら、厚手の長袖シャツやダウンジャケットをザックに詰め込んだ。こんなに暑いのに本当に紅葉が見られるのだろうか。

 上高地からは残念ながら穂高の上部はガスって見えなかった。しかしバックの焼岳はバッチリ見えた。

「穂高 岳沢登山路」からスタート。「岳沢小屋、4Km、2時間」と書いてある。ここは3年前にも登っているのでシンドイことは充分承知している。ゆっくり、ゆっくり登って行った。

 道端に咲く残り花を見ながら登って行く。


 途中で軽装の男女の若者4、5人が、すごいスピードで追いついて来た。全員がスニーカーである。余りにも軽装なので心配になり、
「どこまで行くんですか?」と声を掛けたが、返事がない。
「どこから来たの?」と訊くと、
「シンガポール」だという。

 私は、「小屋までならOK.それより上はダメ」と身振り手振りで伝える。

 私は、「7.風穴(天然クーラー)」という標識の所で昼食にした。本物の風穴は50m先にあると書いてあった。ここは単なる尾根である。

 さすがに、ここは風通しが良く、じっと座っていると寒くなる。早々に食事を済ませて歩き出す。

 名物の風穴には4、5人のオバさんがいた(写真)。

 涸れた沢を渡り、左岸を登って行くと、展望が開けて来た。西穂の上部が見えないのが残念。この辺が「西穂展望所」だろうか。

「胸突き八丁」を登り、「1.小屋見峠、2130m」まで来て、やっと小屋が見えた。小屋が2170mだから、あと40m。


(小屋見峠から)

 小屋へ着くなり、ジョッキで生ビール!これが良いんだなぁ・・・また! 今日は乗鞍岳は見えないが、霞沢岳と焼岳を見ながら飲むビールは最高!

 私がビールを飲んでいる時、途中で追い越していったシンガポールから来たという軽装のパーティーが、私に手を振って下って行った。