岳沢〜前穂高〜奥穂高〜涸沢〜パノラマコース〜徳沢・・・3/3

1日目:上高地〜岳沢小屋(泊)
2日目:岳沢小屋〜前穂高〜奥穂高〜穂高岳山荘(泊)
3日目:穂高岳山荘〜涸沢〜パノラマコース〜徳沢

3日目:2019年9月27日(金)

穂高岳山荘〜涸沢ヒュッテ〜(パノラマコース)〜徳沢〜上高地

(ザイデンの下りから見たご来光)

穂高岳山荘530〜743涸沢ヒュッテ750〜(パロラマコース)〜924稜線〜937分岐950〜1300徳沢(昼食)〜上高地

 5時からの朝食を頂いていると、東の空が茜色に染まって来た。

 5時30分発。まだご来光前なので、小屋の前にはカメラを持った人がズラリと並んでいた。

 私はザイデングラードを下りながらご来光を見た。奥穂や前穂がモルゲンロートに染まっていた。


 涸沢の見事な紅葉を期待していたが、「これが涸沢の紅葉か?」と驚くようなショボイ草紅葉を見ながら下って行く。

 人が続々と登って来る。もうバテている人もいるが、こちらは下りなので楽チンだ。


 今朝は−3度まで下がったそうだ。こんな寒さが2,3日続けば紅葉も進むことだろう。

 涸沢ヒュッテへ向かう「パロラマコース」に、わずかに色づいたナナカマドがあった。


 久しぶりに涸沢ヒュッテへ寄った。パノラマコースを下るからだ。

 ヒュッテへ来たのは40数年振りになる。私は涸沢小屋が定宿だったからだ。


 このヒュッテは、おでんが名物だそうなので、一泊しておでんで一杯やりたかったなぁ・・・!
 ヒュッテからは涸沢岳と涸沢槍が立派に見える。私の定宿だった涸沢小屋(右側)も見える。

 いよいよパノラマコースへ入って行く。

 入り口に、「道幅が狭く、崩落の危険がある。健脚者、熟練者でAM9:00までの通行開始をお願いします」と書いてあった。

 なぜ9時までなのか分からなかったが、歩き出してすぐに納得した。道が狭く、すれ違えないからだ。

 道は、すれ違いが困難なほど狭い。9時を過ぎると上高地から登って来る人が多くなるからだろう。

(右の写真、ロープが見えますか?)

 20分ほど歩いた時、槍が見えて来た。やっぱり槍が見えると嬉しい。槍はアルプスの象徴であり、山やさんの憧れだろう。

 狭く、嫌らしい道が続く。

 稜線へ出ると紅葉が少し見られるようになって来た。


(屏風のコル付近の紅葉)

(屏風のコル付近からの槍)

 分岐には、屏風ノ頭をピストンしている人達のザックが多数デポしてあった。

 ここからは、一気の下りになる。サア、元気を出して下ろう。

 中年のオバさん4人組と、追いつ追われつ下って行く。この道は20代の頃に3回下っているが、こんなにシンドかったかなぁ・・・。

 やっと徳沢園へ着いた。今日は予定より1時間早く着いたので、徳沢園の食堂でゆっくりと昼食を摂った。