アカヤシオ紀行
B赤城山

鳥居峠〜(軌道跡)〜御神水ごしんすい〜(尾根)〜鳥居峠


利平茶屋尾根の分岐付近から見た篭山と鳥居峠


2021年5月3日(月・祝)

 
相模原IC−(圏央・関越)−前橋IC−(R17・R3・R4・R70)−鳥居峠905〜(軌道跡)〜利平茶屋分岐〜925御神水931〜尾根標識〜(お花見・ランチ)1135〜1144標識〜1210林道分岐〜1214鳥居峠

 今年もアカヤシオ紀行は赤城山と袈裟丸山である。
 昨年は来るのが早過ぎて、例年なら山全体がアカヤシオでピンク色に染まるという篭山かごやまが、まだ蕾の状態で本当に悔しい思いをした。

 今回はそのリベンジである。何としてもピンク色に染まった篭山が見たい。そんな思いでやって来た。

 しかし、どうだろう。ヘアピン・カーブを登りきると、正面に真っ白くなった山が見えた。「何んだ!あれは!」と思わず声を張り上げた。

 アカヤシオが白く見えるはずがない。霧氷だ!この時期に霧氷とは驚いた!

 こんなに寒くてはアカヤシオの花は期待出来ないかも知れない。

 案の定、篭山(写真右)のアカヤシオは全く咲いていなかった。今年も空振りである。

 しかし、ケ−ブルカー跡地の右側の尾根(利平りへい茶屋尾根というらしい)がピンク色に染まっているのを見てホッとした。(下の写真)


 昨年は、花が咲いていない篭山を登り、東尾根を利平茶屋方面へ300mほど下った所でアカヤシオを楽しんで来た。

 今年は篭山を往復してから、軌道跡を下って御神水から右手の尾根(利平茶屋尾根?)を登る周遊コースを予定していたが、花が咲いていない篭山をパスして御神水へ行くことにした。


 まるで天から降りる滑り台のような急な階段を下って行く。標高差300mもあるという。
 前方に女性2人も下っていた。

 途中でご夫婦らしい2人連れが休んでいた。「登りですか? 下りですか?」と声をかけると、「登りです」とのこと。やはりこの階段を登るのはかなりシンドイようだ。

 20分足らずで利平茶屋へ下る分岐があった(写真左)。

 そして、その先10mほどの所に御神水の標識があった(写真右)。

 思ったより早く着いた。膝が笑うこともなかった。

 御神水は赤城の神様に捧げる水だという。その有難い水を手ですくって飲んだ。

 かつては、ここに「美人の水・御神水・知恵の水」の3種類が流れていたそうだが、今は左側の水だけが流れていた。私達が頂いたのは「美人の水」だったようだ。

(御神水は壊れた建物の中で流れていた)

 さて、ここからがアカヤシオ紀行の始まりである。

 まずは小さな沢を渡り、尾根に取り付いて登って行く。所々にアカヤシオが咲いている。かなり期待できそうだ。

 14分で尾根へ出た。そこに「鳥居峠0.9Km,利平茶屋1.4Km」の標識があった。その標識をあえて左に曲がって行く。しっかりした踏み後を下って行くと、まさにアカヤシオのトンネルになって来た。ヤッター! バンザーイ!!



 ここで写真を撮りまくり、ヤシオの下でランチタイムにした。

 食事をしていても、頭上のアカヤシオと周りにポツポツと咲き出したシャクナゲが気になる。

 食後に満開のシャクナゲがないかと少し下って行くと、日当たりのよい所に、満開になったシャクナゲが群落で咲いていた。
 それを写真に納めている方がいた。オジさんかと思ったが若い方だった。ゴメンナサイ!

 アカヤシオとシャクナゲのコラボがいい。アカヤシオとシャクナゲが大好きなオジサンにはたまらない。



(アカヤシオとシャクナゲのコラボ)



 再び標識まで戻り、尾根を登って行くと林道へ出た。鳥居峠はもうすぐそこだ。

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