赤城山 (あかぎやま・さん)    31座目

(1,828m、 群馬県)


地蔵岳から見た黒檜山(中央)と駒ケ岳(右)。


大沼〜黒檜山〜駒ケ岳〜地蔵岳縦走


1994年10月23日(日)

相模原−関越道−前橋IC−大沼〜黒檜山〜駒ケ岳〜地蔵岳〜大沼−前橋IC−相模原

 赤城山は榛名山、妙義山と並んで、上毛三山の一つに数えられている。山名は、地元では「あかぎやま」と呼んでいるが、一般的には「あかぎさん」と呼ぶ方が多いので、ここでは「赤城さん」ということにしておく。

 その赤城山へ紅葉を見に出かけて行ったが、紅葉は終わっていた。

 関越自動車道の前橋インターで降りて、前橋市内から赤城山を目指して行った。

 赤城山の山麓近くまで来ると、真っ赤な鳥居が見えた。鳥居は道路をまたいで立っており、さすがは天下に聞こえた赤城山だと思った。

 鳥居をくぐってしばらく進んで行くと民家が途絶え、畑の奥にボッテリとした重量感のある山が見えて来た(写真右)。早速車を止めて写真を撮った。

 赤城山は黒檜(くろび)山、駒ケ岳、地蔵岳などの総称で一番高いのが黒檜山であるが、ここから見えるのは地蔵岳かも知れない。

 赤城道路から大沼(おの)へ出て、赤城神社の近くにある駐車場へ車を止めた。
 大沼を左手に見ながら車道をしばらく歩いて行くと、右手に黒檜山の登山口があった。

 ここからは森林帯の一気の登りになった。しかし、すぐに視界が開け、大沼や地蔵岳が見えるようになって来た。

(写真は黒檜山の登りから見えた大沼と地蔵岳)

 ここは登山者が多かった。私と同じように紅葉狩りに来た人達だろうと思った。

 黒檜山の山頂からは、日光の山などがよく見えた。近くにいた人が仲間に「あれが武尊山、そして、あれが皇海山」などと指さしながら説明していたが、私には全く分からなかった。


(黒檜山山頂)

(山頂からの展望)

 黒檜山から駒ケ岳へ行く道は、見晴らしが利く稜線で、ツツジやシャクナゲなどが多く、春はさぞかし見事だろうと思った。

(写真は山頂付近の紅葉)

 駒ケ岳からは一気に道路まで下った。しかし、道路の反対側に地蔵岳へ登る道があるはずだが、それがどうしても分からない。仕方がなくロープウェイの所から登ることにした。ここには道がしっかりと付いていた。すでに登っている人も何人かいた。

 登山道を汗をかきながら登っている時、頭上を走るロープウェイの窓から観光客に手を振られると、嬉しいような、何かバカバカしいような気がした。

 期待していた紅葉はほとんど散ってしまったが、途中に真っ赤に色付いたドウダンツツジが2、3本残っていた。せめてものなぐさめに写真を撮った。

 地蔵岳の頂上は広い台地のようになっており、ロープウェイで登って来た家族連れで賑わっていた。山頂というよりも赤城山遊園地といった感じだった。ここで昼食にした。しかし風が強く寒いので、昼食もそこそこに下ることにした。

 下りはロープウェイで下った。
 大沼の湖畔には縁日のようなお店が並んでいた。ここは観光客ばかりでなく、釣り場としても人気があるようで、大勢の釣り人がいた。私はイワナの塩焼きを買って食べた。
 近くには国定忠治の碑が建っていた。私は思わず、「赤城の山も今宵かぎり……」とつぶやいてしまった。
        (平成6年)