【アカヤシオ紀行】
毛無岩 (けなしいわ)

(1,300m、群馬県)



豪快な毛無岩。私は西上州のグランドジョラスと呼びたい。

2016年4月26日(火)

道場登山口〜(尾根コース)〜相沢越分岐〜毛無岩〜毛無岩東のコル〜道場


下仁田の宿−駅の道(オアシスなんもく)−625道場集落〜道場神社644〜702二股の沢〜740赤松の休み場750〜840展望岩845〜929巻道分岐940〜1027相沢越分岐1037〜1046平ケ平分岐〜10582つ目のピーク(昼食)1130〜1158毛無岩1210〜1250黒滝分岐〜1303巻道分岐1310〜1419赤松の休み場1426〜1512道場神社


(三ツ岩岳からの毛無岩)
 三年前に三ツ岩岳の山頂から浅間山方面を眺めた時、右手に「鬼の牙」のように尖った山が見え、目が釘付けになったった(写真左)。

 そして、スケールこそ小さいが、シャモニーのエギュー・デュ・ミディから見たグランドジョラスに似ていると思った(写真右)。

 その時は小沢岳かと思ったが、どうも毛無岩のようだった。

(中央がグランドジョラス)

 今年になって、「あの尖った山の正しい名前が知りたい」と思い、南牧村役場へ写真を送って確認すると、やはり毛無岩だった。
 私は、「ヨイシャー!今年はあのトンガリへ登るゾー!」と一人で吠えた。私は尖った山が好きなのだ!

 そして、「どうせ登るならアカヤシオが咲く頃に、天狗岩や烏帽子岳と一緒に登ろう!」と思い、この時期を待っていたのである。

 当初は昨日登る予定だったが、烏帽子岳のアカヤシオが散ってしまいそうなので、急遽変更、昨日、烏帽子岳へ登り、今日毛無岩へ登ることにしたのである。
天狗岩〜烏帽子岳のアカヤシオは最高でした)

 下仁田の宿「常盤館」を6時前に出発。
 途中、道の駅「オアシスなんもく」で車1台をデポして毛無岩の登山口を目指して行った。

 R45を南下してR93へ入り、羽根沢で右折してR201を進んで行く。この道を真っ直ぐ行くと立岩登山口へ行くが、途中、吉祥寺で右折して細い道を進んで行く。天気も上々、最高の登山日和になりそうだ。

 道場(どうじょう)集落で道が左右に分岐するが、右の坂道を進んでしまい大慌て。道が狭くカーブが切れない。必死でバックで戻る。「あ〜あ、朝から疲れるな〜」。

 そして、さて、どこへ車を止めようか?と思った時、近くの橋(下河原橋)の所に2、3台止められるスペースがあった。


(この橋の手前右手に駐車可。右手の坂は車では×)

 車を止めて準備をしていると、犬が来て吠え立てられた。犬が歓迎してくれたのかも知れない。その後から飼い主のオバさんが来て犬をなだめてくれた。

 6時40分発。

 二股の道路の右側を登って行く。道場神社まで4分。右下に赤い橋が見えた。

 その橋を渡り、沢の左岸を進んで行く。杉林にはヒトリシズカが咲いていた。

 沢が二股に分かれる所で、左側の沢の左岸を行く。

 しばらくすると沢へ出た。石がゴロゴロした所をルーハイして行くと、左手の木にピンクテープが現れた。ここで小休止。

 ここからは沢の右岸を登って行く。沢から遠ざかると、やっと「毛無岩」の標識が現れた。

 杉林の急登を登って行くと、すぐに落葉樹になった。しかし、足元がガレていて歩きにくい。ここは下りが心配だ。

 心臓をバグバグさせながら、赤松が生えた尾根へ出た。何の標識もないが、ここが「赤松の休み場」だろう。ここで大休止。

 ここからは樹木の間から、立岩と毛無岩が見えた。(実は毛無岩ではなかった)

 ここは尾根が左右に走っているが、右側の尾根を登って行く。
 ピークの直下で左側へトラバース。そして、岩稜帯になるとミツバツツジが多くなって来た。足元にはアカヤシオの花びらが落ちている。ここは高度が低いので散ってしまったのだろう。

 途中で休憩。今まで毛無岩だと思って写真を撮っていたのは、毛無岩ではなく、イデミだったようで、その右手に本物の毛無岩が見えた。

 大きな岩、いや絶壁が現れた。それを左から巻いて登って行く。そして登り切った所が展望岩のようで、まさに展望は抜群だった。

 正面に恐ろしくなるような絶壁の毛無岩、左手に立岩、右手に見える個性的なピークは1275ピークだろうか。

(写真左:展望岩?の登り)
(写真右:テッペンからの毛無岩)


 我々はあの絶壁を直登するわけではない。左側から登って右側を下るのだ。

 ここからナイフリッジのようなヤセた岩場を越えると、一転して広く開けた尾根道になった。


 3,4分も進むと左手に小さな岩峰(写真左)があった。もしや、これが展望岩かも知れないと思って空身で登ってみた。

 そこは、まさに毛無岩の展望台で、迫力満点の絶壁が見えた(写真右)。